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ソウルマイハート (講談社文庫 く 37-1) 文庫 – 1995/12/1
つかの間の旅の出会いも、自分の意志で永遠の出会いに変えることができるんだ。
韓国の、あるバレーボール選手をひと目見た途端、むくむくと今まで知らなかった隣国に興味を覚えた。必至にハングルを勉強しソウルの街に飛びこんだ。熱くて激しくて陽気なコリアン達との出会い。つかの間の旅の出会いも、自分の意志で永遠の出会いに変えることができるんだ。みずみずしい感性で綴る異文化体験記!
- 本の長さ257ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1995/12/1
- ISBN-104062631202
- ISBN-13978-4062631204
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商品の説明
著者からのコメント
84年に初めてソウルに行くところからはじまり、いつか韓国の素顔を伝えたいと熱望する私が、果たしてその夢に手がとどくかどうか、というところでこの本は幕を下ろしています。(実際は執筆中、すでに88年ソウルオリンピックに向けて、さまざまな韓国報道に携わっていましたが)
意気揚々として書き上げたこの本も、文庫版になる頃には当時の自分の姿や、文章のつたなさをひたすら恥ずかしいと感じていました。
けれど最近では、「遠い昔の私」はなんだか別人のようにも思え、再読すると、よくこんなことをしたものだと驚くとともに、そのエネルギーに感心してしまいます。
俳優が自分の作品を客観視できないのと一緒なのだなと思います。
先日、ソウルで日本語を教えている方がこの本をテキストにしているとおっしゃって、嬉しいやら恥ずかしいやら・・。また、この本をきっかけに韓国に関心をもたれたという読者の方も多く、お手紙を頂くたびに自分の表現してきたことの重さも感じてきました。
いまでも、多くの方に手に取っていただいているようですが、華やかな放送界や出版界を背景とする『ソウル マイハート2~背伸び日記』とは違って、孤独のなかで苦戦する私の奮闘ぶりは、等身大の女性の生き方として沢山の方に共感していただいているのかもしれません。
また、凡庸な人間でも、頑張るといろいろな道がひらけるのだなといういいサンプルでもあるようです。
『ソウルの達人 最新版』を出したことで、この本にも改めて関心をもっていただいている様子なので、嬉しくて書き込みをしました。
よろしかったら、お手にとってくださいませ。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1995/12/1)
- 発売日 : 1995/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 257ページ
- ISBN-10 : 4062631202
- ISBN-13 : 978-4062631204
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,078,349位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,398位紀行文・旅行記
- - 12,343位海外旅行ガイド (本)
- - 13,171位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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当時は無名に近かった女優が韓国に関心を持ったきっかけ、初めてのアクティブなソウル旅行、韓国の人たちとの交流を伸びやかな文章で赤裸々に綴られているところが気に入り、何度となく読み返した想い出深い本。
1988年(昭和63年)という時代は、まだまだお隣の韓国が「近くて遠い国」であった時代、何かと当時から日韓のあいだにはデリケートな問題が多々横たわるだけでなく、南北の緊張感も極めて高く、韓国自体が準戦時下といった状況で、およそ今日のように気軽にソウルに遊びに行ける時代ではなかった。
21世紀の今日、日韓関係も変わりつつあるとは言えども、依然として日本にとっては特殊な隣国としての存在は否定できないのも確かだ、にも関わらずソウル五輪前の昭和50年代から熱心に韓国の研究を続けてきた著者も女優という職業ゆえに、失ったものもきっと多かったに違いないと思う。
それでも我が道をゆく彼女に敬意を払わずにはいられないところは大きい。
残念なのは、著書の中にもあるようにバレーボールの試合前に韓国の国歌が吹奏される場面で、自ら日本人でありながら右手を左胸に当てて、相手国のその調を聴くのはどんなにその国に愛着を感じていようが、日本人として許されることではないと思った。大和民族の誇りにかけて、日本人も日本人として断固行ってはいけないことがあるはずだ。
ありがとうございました。
著者は映画『タンポポ』などに出演した女優で、『世界ふしぎ発見』の初代リポーターとしても知られている。
韓国のバレーボール選手に一目惚れしたのがきっかけで、韓国に興味を持ち、NHKの『ハングル講座』を七ヶ月勉強しただけでソウルに行ってしまう。韓国の人たちとの付き合いでは良いこともあり、悪いこともあり。柔らかい文章で韓国の魅力が伝えられている。
本書の一番の読みどころは、日本における韓国タブーをどのように打ち破っていくかというところ。現在では日韓関係もかなり落ち着いてきているが、1980年代には様々な軋轢や偏見が存在した。特にテレビの世界では、韓国を取材することさえ嫌がられていたようだ。そんな壁に突き当たりながらも懸命に韓国の素晴らしさを伝えていこうとする著者。尊敬すべき人物だと思った。
ソウル・オリンピック以前の韓国の姿を知ることの出来る貴重な一冊でもある。
隣の国を理解していくこととはこういうことなんじゃないかと教えられた。