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マン・マシンの昭和伝説 上: 航空機から自動車へ (講談社文庫 ま 25-5) 文庫 – 1996/2/1

4.6 5つ星のうち4.6 23個の評価

商品の説明

著者について

1946年に生まれる。法政大学中退。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20年間従事する。著書には『航空機・宇宙産業』(共著・日本経済新聞社)、『ジェットエンジンに取り憑かれた男』『ハイテク開発の魔術師たち』『富獄(上・下)』(講談社文庫)、『YS-11――国産旅客機を創った男』(講談社)、『弾丸列車――幻の東京発北京行き超特急』(実業之日本社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1996/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1996/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 754ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062631768
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062631761
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 23個の評価

著者について

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前間 孝則
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦中の航空技術者が戦後、国産車の発展に大いに寄与した話はスバルのテントウ虫や初代GT-Rのエンジン程度しか知らないのが実情である。
戦中の航空機開発から戦後自動車産業への転身・国産車の発展迄がまとめられていて、空白を埋めるにはもってこいの一冊だ。
ただし、大戦機の記述に関して少々?な部分が多く見受けられる。
著者が技術畑だけにミリタリーマニアからすればそこが残念。
2013年10月25日に日本でレビュー済み
戦前、航空機産業に携わっていた技術者が、終戦で働き場を無くし、
自動車産業に転進していった様子を追うドキュメント作品です

読んでいて一番びっくりしたのは、「開戦直前まで、零戦の栄エンジンは
アメリカ・カーチスライトの『技術指導』により生産されていて、
開戦時のエンジン工場の位置、生産能力、人員配置
全てアメリカ側に筒抜けだった」というくだりですね。
現代で言えば、どこか新興国の自動車メーカーが、
日本の自動車メーカーの技術指導を受けて、
生産を行っているのと同じですね。
よくこれで、開戦に踏み切れたものです!

対照的な姿として描かれているのが、英国を救った戦闘機と呼ばれる
スピットファイアに搭載されていたマリーンエンジンの話である。
まず、エンジンの基本設計は開戦の遥か前に終わっており、当時
コンピューターによるシュミレーションなど無かったので、
エンジンの試運転、調整、生産準備に数年掛かったのだが、
十分その時間があった。

しかも、万が一開戦となった場合、大量生産するには熟練工が不足し、
学徒動員や女性が製造に携わることを予測して、素人を使って
精緻な航空機エンジンを製造するにはどうしたら良いか、
徹底的に研究し、製造工程に手を加え、製品検査工程の充実に
努めていたというから恐れ入る。

このエンジンを、アメリカに持っていって製造し、できた戦闘機が
傑作として知られるP51ムスタング。エンジンを製造していたのは、
パッカードというアメリカの自動車メーカー。ロールスロイスから
設計図を貰い、アメリカとイギリスでは、ネジ1本の規格からして違うので
アメリカの技術規格に合わせて改設計して、製造してしまったそうな。

要は、技術的蓄積が全然違うということですね。今の日本ならば
出来るかもしれないけれども、当時、撃墜した機体から
無傷のマリーンエンジンを入手して、分解して見た日本の技術者は、
ものすごく精緻な設計で、一台だけ同じものを作るのだったら
何とかなるかもしれないけれど、量産なんてとんでもないという
のが感想だったそうだ。

戦時下で金属材料が不足することも予測して、あらかじめ
木造の飛行機にマリーンエンジンを載せたモスキートという
準ステルス戦闘爆撃機を開発していた老獪なイギリス。

航空機製造で広く使われていたリペットを使用しない自動車
工場を、航空機製造ラインとして利用するため、溶接だけで
つくる爆撃機を設計、製造してしまったアメリカ。

あのドイツでさえ、コピーを作るのをあきらめたといわれる
アルミブロックの軽量なディーゼルエンジンを開発、製造して
傑作戦車T-34に搭載してきたソ連。

石油が出ないが石炭が豊富というわが国に似た特徴を
克服すべく、石炭の液化して、石油の類似品を製造する
技術を確立していたドイツ。

他の第2次大戦参戦国は、日頃から地道に行ってきた技術開発を
兵器開発に生かし、簡単には模倣出来ないような武器を開発して
きているのに対して、開戦数ヶ月前まで対戦国の企業に
技術指導を仰いでいた国が挑もうなんて、所詮無理な話ですよね!
鬼畜米英という標語で戦争を煽ったりて、当時の指導者の
現状認識の甘さに愕然としました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありそうでなかなか良い作品が少ない分野なので、この作品はたいへん面白かったです。
2014年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういう工業史、今の時代懐かしい。 技術の系統これからも引き続いてほしい。
2013年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦後、いろいろな技術を持つ熟練技術者のその後の生きざまを知る上で参考になる。知りたい人たちのその後を紹介してくれている。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年12月31日に日本でレビュー済み
日本の技術者が二種類の敵国の傑作エンジン,ロールスロイス マーリンとカーチスライトのサイクロンを分解して恐れ入るところなんぞ,最高に面白い。
 なお,この本ではロールスロイス マリーンと表記されているが,Merlinはマーリンと言うべきでしょう。
2010年6月30日に日本でレビュー済み
全体の7割が戦前の航空機製造の話で、残りの3割が戦後航空機製造が禁止されて、あぶれた技術者たちが自動車作りに流れていった話である。日本の戦闘機については「零戦」の優秀性をあまりに誇張して伝えたり、「紫電改」の活躍やB29を撃墜した「屠龍」の話を華々しく紹介したので、実際の苦労というのは関係者しか知らない。著者は当時の技術者を丁寧に取材して、主に「誉」エンジンを通じて日本工業力の限界を当事者の証言を交えながら具体的に描写していく。

「誉」エンジンは、最初海軍から百オクタン価ガソリンの供給を約束されながら、急にオクタン価を下げたエンジンを作れと方針を変えさせられたところから苦労が始まる。その後も軍部の無定見な方針や判断で現場が泣かされ続けるわけだが、若い大学出たての技術者たちが優秀な職工とともに戦闘機の部品を開発するために寸暇を惜しまず働き続ける姿は、当時の時代性とはいえ日本もよく頑張ったんだとあらためて思う。

戦後はそれぞれの技術者たちが生活のために自ら会社を興したり、戦前からの自動車メーカーに就職して、国産自動車の開発に精を出す姿を描く。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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