中古品:
¥300 税込
配送料 ¥410 5月31日-6月2日にお届け(23 時間 20 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ※コンディション【良い】年中無休・返品保証★丁寧にクリーニング後、埼玉県より迅速発送いたします。配送状況は注文履歴よりご確認ください。局留めご希望の場合は、お届け先ご住所を郵便局の住所にし、○○郵便局留めとご記入下さい。埼玉県公安委員会 古物商許可証 第431100028608号[book]
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

おかしな二人 (講談社文庫) 文庫 – 1996/12/16

4.4 5つ星のうち4.4 24個の評価

2人が出会って多くの傑作ミステリーが生まれた。そして18年後、2人は別れた――。大人気作家・岡嶋二人がどのようにして誕生し、28冊の本を世に出していったのか。エピソードもふんだんに盛り込んで、徳さんと著者の喜びから苦悩までを丹念に描いた、渾身の自伝的エッセイ。ファン必携の1冊! (講談社文庫)


数多くの名作を生み出した名コンビの表と裏井上夢人と徳山諄一は岡嶋二人のペンネ-ムで82年に乱歩賞をとりデビュ-した。89年にコンビを解消する迄の二人の栄光と挫折の歴史を記したファン待望の一冊

商品の説明

著者について

1950年東京生まれ。“岡嶋二人”を徳山諄一氏と結成、’82年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞、作家生活に入る。’86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞、’89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』刊行と同時にコンビを解消する。’92年井上夢人の名前で『ダレカガナカニイル……』を出版。他に『あくむ』『パワーオフ』などがある。’96年オンラインマガジン「波乗王」で小説「99人の最終電車」を連載する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1996/12/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1996/12/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 636ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406263399X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062633994
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 24個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
井上 夢人
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

1982年「岡嶋二人」で第28回江戸川乱歩賞、第39回日本推理作家協会賞、第10回吉川英治文学新人賞を受賞。

1989年に「岡嶋二人」解散。

1992年「井上夢人」としてソロデビュー。

最新刊は『魔法使いの弟子たち』講談社。

Facebook公式ページ「井上夢人ですっ!」

http://www.facebook.com/yumehitodesu?sk=app_147983078607823

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
24グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2020年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品のネタバレがあるので、少しずつ作品を読み返しつつ、この本も読んでいった。
とても楽しい読書体験だった。

作者の大変さもわかる。
しかし、メールの文章のくどさとか執拗な責め方とかを読むにつけ、
これは相方の方も大変だっただろうな、と思わされる。
ある意味フェアな描き方かもしれない。

岡嶋二人という作者が好きだった。
でも終わるのが当然だったと、後期の作品とこの本を読んで納得できた。
読者が知り得なかった舞台裏を見せてくれたことに感謝しかない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの付け方もちょっと変わっているけれど。こういうセンスは好きかもしれない。映画のメイクアップみたいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二十八回乱歩賞受賞者の岡嶋二人のひとりである井上夢人著作の、岡嶋二人の自伝(半分)。
そこにあるのは、井上夢人側から一方的に描かれた岡嶋二人の盛衰記。
徳山と井上のやりとりは書かれているが、徳山がメールの本文を転載することを拒否している部分がある。
そこにフェアさがあるとは言えないだろう。しかし、作家として表現をしたいという井上の動機は生臭くもあるが、面白い。
このような二人で一人としてやっていくからには、仕事の配分や分け前などがアンフェアになることもあるだろう。
解説の大沢在昌の恋愛小説風であるという指摘は言い得て妙だと思う。距離感が一方的故に、読者は井上の立ち位置に立ち、
徳山を井上の視界で捉えることとなる。それは井上が他者の目を意識しながら文章を紡ぐにあたり、徳山本人の言葉を引用できないので、
必要以上に徳山を持ち上げる必要があったからだろう。只でさえ生臭い題材を井上の恨み節だけで進んでしまってはその後の作家生命も危うい。
そんな計算も透けて見える作品ではあるが、推理小説を作り上げる際にアイディアをどのように出して、それをどう料理するかが、実際の作品をベースに行われているところがこの作品のハイライトだろう。
正直なところ、解散後に徳山が出てこない時点で、作家としてのパッケージ能力は井上に寄っていたのだろうし、井上のその後を見ると徳山のアイデアはかなりの部分を占めていたのだろうという通り一遍の結果が出てしまっている。
作品中でしっかりとそこも客観視されているところは、冷徹な目で自分人身を描くことができていて、良かったと思う。

タッグで書いている作家の自伝としては、それほど毒のあるものではないが、推理小説を書くための方法論のひとつとしては面白い。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校時代に岡嶋二人にハマって以来20数年、ずっと手を出せずにいた本作品、ようやく読みました。 ホレ、全部が全部、知ればいいって訳ではないやないですか、知らない方がコッチで勝手に偶像化できるし。

で、読んでみてやっぱ面白い!!んですけど、読んでよかった様な悪かった様な…。グレーゾーンの部分って、置いといてもよかったかな?って感じもします。

確実に言えるのは、もし井上夢人からの流れで本作品に興味を持った方なら、必ず岡嶋二人を読破してから読んで欲しい!!って事です。
ご本人達もどっかで言っておられましたが、岡嶋二人の作品は何度読んでも面白いです。ただミステリーである以上、トリックやプロットが判ってない状況で読んだ方が断然面白いのも事実なんで…。
岡嶋二人に触れる前にコレ読んだら、確実に後悔すると思います。

それと、個人的に「衰の部」は読んでて辛かったです。意見や考え方の相違を埋めるために始めたパソ通が、一瞬昔を取り戻しつつも、結果解散を決定付けたくだりがこう…全く同じパターンでダメになった昔の彼女を思い出してねぇ(ToT)
そういう意味で「悲恋話」としてのテイストを持った作品とも思います。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロのミステリー作家になるのがいかに大変かがわかる。
アイデアで一儲けできないかという徳山諄一と、結婚し子供もでき定職を持ちたいという井上夢人のコンビが、乱歩賞をとれれば金持ちになれるという誤った(?)思いこみで、賞取りに挑戦する。落選に落選を重ね、5年間にわたって挑む。その熱意と持続力はすごい。
この受賞までの、盛衰記の「盛」の部分は躍動していて、面白い。
受賞作、「焦茶色のパステル」の創作アイデアが実作になるまでも、細かく書かれており、ミステリー作家を目指すものには参考になる。
さて、プロのなってから、アイデア提出の遅い徳山に、井上は悩まされるが、競馬やボクシングなどに精通し、無から有を産む徳山のアイデアの原石があったからこそ、岡嶋二人の傑作が生み出されたのだと思う。
同時に、アイデア、トリックだけではミステリー小説はできない。ミステリーの醍醐味は、トリックそのものでなく、それを解いていく過程にある。効果的なプロットを組み立て、伏線をはり、動機を作り、いかに解決するかを考え、実際の文章にするには、ものすごい技術と根気がいる。ここは、井上の才能があったればこそだろう。
その二人の才能が、すれ違い出し、破局にいたる「衰」の部分は、本当に悲しい。
二人の、話し合いと分業がうまくいった最後の合作でもあり、岡嶋の最高傑作の一つ「99%の誘拐」を改めて読み返してみたくなった。(それと、実質的に井上が1人で書いたとう「クラインの壺」も)
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月30日に日本でレビュー済み
推理小説の希代のヒットメーカーだった共作ユニット「岡嶋二人」の結成から解散までのてんまつを
片割れの井上夢人が綴ったもの。岡嶋二人の作品はどれでも抜群に面白かった。

バンドの物語のように「幸福な出会い」があって「つかの間の蜜月期」があって
最後はやはり、「ボロボロの別れ」がある。
それでも読後感が暗いものでないのは、
筆者が過去をいい方向に消化して書いているからだろう。

誰かと何かを共にすること、共に何かを作り出すこと。
その幸せと困難は、きっと誰でも経験のある事だと思います。

でも、追い求めてしまうんですよね(笑)
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月3日に日本でレビュー済み
 大好きな岡島二人の、最後まで読みたくない「おかしな二人」でした。

 知識が浅いので、海外では合作の作者がいることは知っていますが、国内では、
漫画家の藤子不二雄大先生しか知りません。
 藤子不二雄大先生の場合、それこそ高岡の町からのお話が、詳細に物語られていて、
とても有名。
 しかしながら、とても謎めく岡島二人の世界には、誰もが不思議。誰もが噂。誰もが
覗いてみたくなる。
 
 大体にして、人間って不思議だなあと思ってしまうのは、流行り歌ってありますよね。
いい例が原田真二という天才だと思います。知らない方も多いと思いますが、一時、
世良公則なんかと御三家と呼ばれていたのです。原田真二のリバイバルが流れていると、
やっぱり今も流行ります。いい歌なんです。いい曲なんです。天才だったんです。
やっぱり。
 でも、みんなが飽きたんです。不思議です。
 
 岡島二人って、飽きないんですね。これが。
 そこが凄い。

 産みの苦しみって言うんでしょうか。どちらも苦しんでいたと思います。そんな様子が、
夢を持っていた頃から、死に逝くときに到るまで、綴られています。
 こんなギリギリの線から生まれていたから、みんなが魅了されたのかも。
 そんな風に思うのは私だけなんでしょうか。

 戸籍の無い岡島二人の生涯をどうぞ。文句なしの100点です。
 岡島二人読破の後にお勧めします。ある意味読まないと損します。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート