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異邦の騎士 改訂完全版 文庫 – 1998/3/13
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失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリ『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆した改訂完全版。幾多の歳月を越えいま異邦の扉が再び開かれる。
- 本の長さ452ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1998/3/13
- 寸法10.8 x 1.8 x 14.8 cm
- ISBN-104062637707
- ISBN-13978-4062637701
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1998/3/13)
- 発売日 : 1998/3/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 452ページ
- ISBN-10 : 4062637707
- ISBN-13 : 978-4062637701
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,211位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
近年日比谷の野音でやったLIVEには行ってるのですが、基本的に聴くジャンルではなく、アルバムの知識は皆無。
で、”騎士のジャケット”という情報が出た時点で探したら「Vigi」なるアルバムが出てきたので、早速某所へ。
しかし、聴くとどうも録音が新しい印象で、よく調べたら'13年のアルバムということ。
残念ながら調べなおして、「浪漫の騎士」に辿り着きました。
ところで、「Vigi」のレビューも悪くはないので、”騎士のジャケットに外れなし”ということは言えそうなのか?と思ったり。
余談ですが、「浪漫の~」のCDのレビューでは「アコースティック楽器でプログレを・・・」なんて書かれてたものもありましたが、
私の耳にはジャズ系列のお作法に聴こえるので、しっくりくる分類はフュージョンです。
前置きが長くなりましたが、今作品は”ミステリー仕立ての恋愛小説”という印象です。それもとびきりの純愛。
これだけピュアなのはそうそうない。
また、漠然とした将来の不安や、根拠のない明るい希望みたいなのが、
同棲が上手くいってた頃や、御手洗への日参が好調な頃に込められていると思います。
これは多くの人が若い時に抱く感情なので、共感もしやすいのではないだろうか?
その辺の雰囲気が”後からやってきた未熟な大長編”の割に、島田氏の著作で1,2を争う人気作にまでになった要因ではないだろうか?
ミステリーの方は、記憶喪失で○嫌いで・・・という、かなり都合のいい人物なしでは描けない犯罪計画に巻き込まれてるわけですが
そのプランの手間暇掛かり過ぎぶりに免じて文句はつけないでおこう。
欲を言えば、「主人公が実はこんな人物だった」という仕込みがあって、それが明かされたら最高だったのですが。
なんでギター弾けたのか・・・とかもね。
御手洗とのオールナイトジャムセッションとか、作中では”たまらん”シーンの1つで、しかも御手洗かなりの凄腕みたいな描写。
先にこっちを読んでいたら、斜め屋敷など物足りなくて仕方なかったかも。
CDのライナーノートの如き後書きも印象的で、これを読んで「浪漫の騎士」に興味を持たない人はいないと思うのですが、
もしまだ聴いたことない人がいたら、検索して聴いてみるべきだと思います。
脈絡のない展開に主人公といっしょに混乱しながら読み進みました。これまで私が読んできた著者さんの作品は物理的なトリックに焦点を当てたものが多かったように思います。本作はやや異質で、人間の物語でした。詩的で臨場感ある描写表現の数々。最後の方は焦りからページを繰る速度が加速。感動しました。同時に、御手洗シリーズを深く知るには避けられない試練の作品だと思いました。題名もカッコよくて素敵。
なお、私は作家さん自身のパーソナリティをカッコに入れて作品と区別することが苦手です。巻末の「異邦の扉の前に立った頃」のような尖ったあとがきは本作の趣と異なるものでちょっともったいないと思いました。
著者さんの作品は私の欲求を刺激し、満たしてくれます。紙ではもはや入手しにくい作品も多くなりました。また復刊して欲しいです。
犯人は予想出来ても目的、計画は本当に島田潔以外には推理出来ないでしょう。
表題でも書いていますが島田先生の最高峰と呼べる名作です。
ネタバレしない程度に語るとこの作品ほど狡猾、かつ完全犯罪に届きそうだった事件はないでしょう。
誰も知らずにそっと終わる悲劇。 それがこの作品であると言えます。
島田ファンの方が語っているように本作と占星術は読んでおいて損はないです。
ただ、ミステリーとしてはどうでしょうか。なんかご都合主義が過ぎるような。そもそも、そんな不確実な要素を前提として大それた犯罪を計画するかな??
あと、これ、読後にじわじわ広がる違和感ですが、どう考えても過失致死罪ではないかと。なんでスルーするんですか??本人も周りも。
ネタバレになるから触れないが、こればかりは御手洗潔に関連する本で最初に読んではいけない。
いや、読んでもいいがキャラクター同士の関係に注目したい私としては、許せない。
一番最初に読んでは感動が薄れる。初見でこの本はおすすめしない。
トリックに関しては、島田荘司の著書の中でも異色かつ群を抜いている。
文章の見せ方、表現もまた上手いのだこれが……見事に「だまされる」!
また個人的に、シリーズの中で1、2位を争う、「優しい御手洗」が出ずっぱりの作だろう。
まあ他の著書に、(主に彼の同居人に対する)愛情が見られないというわけではないけれど。
私見では、作者自身を投影した思想の持主である御手洗潔を、世に問う意気込みが、この作品の熱気に繋がっていると、私は思う。「記憶喪失」を利用した大胆な犯行計画は、確かに驚愕のトリックだけど、こんなに都合よく操られてしまうのは、明らかに不自然、つまりツッコミ所は数多いのだ。が、作者の若書き故のアラは、何としても御手洗潔を世に送り出すのだ、という熱意がかき消しているように思われた。
完璧ではないけれど、作者の意気込みがひしひしと伝わる、熱い作品であった。