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ワイルド・スワン(下) (講談社文庫) 文庫 – 1998/2/26

4.0 5つ星のうち4.0 37個の評価

「大地」をしのぐ圧倒的なスケールで迫る今世紀最高のノンフィクション!!
20世紀中国のあまりにすさまじい歴史がここにある。中国の大地に翻弄されながらも、人々は何と力強く生きてきたのか!

世代を超えた熱い感動の声!!
「読み終わってから1ヵ月は、もう他の本を読む気がしなかった」(富山市 17歳 高校生)
「26年間いろいろな書物に出会ってきましたが、これほど人物に共感し感動したことはありません」(岐阜県 26歳 OL)
「本を読んでとめどなく涙があふれるなんて久しいことである。それにしてもすばらしいノンフィクションだ」(国分寺市 56歳 会社員)

迫害を受け続ける家族。思春期をむかえた著者は、10代の若者が遭遇する悩みや楽しみをひとつも経験することなく急速に「おとな」になった。労働キャンプに送られる両親。著者にも、下放される日がついに訪れた。文化大革命の残虐な真実をすべて目撃しながら生き、「野生の白鳥」は羽ばたく日を夢見続ける。
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商品の説明

著者について

【ユン・チアン】
1952年、中華人民共和国四川省宜賓市生まれ。14歳でしばらく紅衛兵を経験したあと、農村に下放されて農民として働き、「はだしの医者」、機械工場の鋳造工、電気工を経て四川大学英文科の学生となり、のちに講師となる。1978年にイギリスへ留学。1982年言語学の博士号を取得。現在ロンドンに在住。
【土屋京子】
1956年愛知県生まれ。東京大学教養学部卒業。英字誌編集者を経て、現在に至る。訳書に『EQ〜こころの知能指数』『地球を救うかんたんな50の方法』『沈まない太陽』『エンド・オブ・サマー』『大接戦』(いずれも講談社)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1998/2/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/2/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 308ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062637731
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062637732
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 37個の評価

著者について

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ユン・チアン
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ワイルドスワンの下巻は1967年から1978年の中国が描かれている。
表題の答えは「毛沢東」である。
ヒーローとして扱われことがある毛沢東であるが、
文化大革命や大躍進政策など、犯罪といっても過言ではない独裁政策を行った。
ワイルドスワンでは
共産党党員だった筆者の両親の通して
当時の中国の悲惨な日常が描かれている。
ここには本当の中国の歴史がある。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、読んだことがあって
また読みたくなって書いました

子供にも読んで欲しい一冊です
2022年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
娘である筆者が主人公になる部分になると、筆者の体験は中高生くらいのものが多いため(例、毛沢東の著書を学習する政治の授業が必修になったp154中)、話の深刻性は、母・祖母のそれに比べると、軽く、一方、話の進行は遅くなるので冗漫。10代の女性としてはp189下、確かにつらい体験が多いのであるが、共産党員の母や、教師のサポートに恵まれてp281下、一般家庭の人では体験し得ない優遇された環境にあったことは、本書でも随所に書かれているとおりで(「階級や特権の存在をごくあたりまえのことと思って大きくなったp108中」「育った家庭の事情で生まれていちども料理というものをしたことがなかったp58下」「ずっと特権の繭に包まれて育ってきた私は、特権に縁のないふつうの中国人にとって恥や名誉などという代物がほとんど手の届かぬ贅沢だということを知らなかったp183、285下」)、農村に下放されても短期間で家に戻り、数か月、村をあけるということを繰り返し、三分の二を留守にすることの許される立場であったp62、136下。
著者本人は、少女時代は毛沢東の信奉者であり、紅衛兵にも入隊し、その写真も本書に掲載されている。ところが、当時の本人の話が語られるときは、当時の毛沢東に対する心情を書くかわりに、後に著者が学んだ毛沢東の独裁者としての批判が書かれることが多く、当時の生きた民衆の心情が語られるという内容よりも、執筆時の著者の毛沢東批判のスタンスをもとに話が構成されている印象である。毛沢東に対するコメントも、どこまでが筆者の推測で、どこまでが歴史的事実と信じてよいのか判断に迷う記述が多い(例「毛沢東は中国古代の戦役を研究して、民衆を征服する最良の方法は彼らの心を征服することだと知っていた(p206上)」「1948年当時、共産党は疑わしきは殺す方針p227上」)。
そうした中で、「子供のころ私が抱いていた西洋のイメージはアンデルセンのマッチ売りの少女に出てくるような、貧しくて、みじめで邪悪な世界だったp113中。」「科学が特異な弟は、“資本主義は地獄で中国は天国だ”という話に疑問をもったp117中」「“雷鋒同志に学ぼうとしたp131中”」 「“奴隷であったイ族の人との交流である憶苦思甜の時間p136中”」「(1965年、13歳の私は)不幸な資本主義世界の子供たちのために何かしてあげたい、あの子供たちを苦難の人生から救ってあげたい。と思ったp162中」「一切何の訓練もなしに“はだしの医者”になったp140下」といった当時の体験・心情をありのまま書いている箇所は興味深い記述が多い。
物足りないのは、読者としては、筆者がイギリスに定住し、本書を書くところまでの現代史を期待するのであるが、本書は、著者が共産党員の母の圧力と自分を推している教師の不正な受験に助けられながら、イギリス留学を果たすところで物語はほとんど終了してしまっている。つまり、渡英後の著者の歴史はほとんど語られていない。その意味では、上巻のはじめに掲載されている、「2007年新版によせて」の章は貴重で、本書の空白の部分を埋める渡英後、本書執筆前後、の著者の話が短いながらも書かれている。ここで、著者がジョージ・オーウェルの「1984年」を読んだ感想として、毛沢東の中国にそっくりp22上としている点は興味深い。また、本書が、中国での出版は禁止されているものの、中国で本書の話をしても迫害はされないし、著者も自由に中国旅行ができることp28上などが書かれており、中国の政治の変化が感じられる。

以下は抜粋。
文化大革命のあいだに人口は二億増えたp15下

「小紅書」を振りながら踊る「忠字舞」は全人民に強制されたp44

紅衛兵は埋葬が古い習慣だからと言って墓石を打ち砕き、墓地をめちゃめちゃにしたp103下。

毛沢東は正式な学校教育を全面的に否定すると発言p113下

大躍進で鉄を作るために木々を切り倒して燃やしてしまったp122下

大飢饉の時は、田んぼをほったらかして鉄を作り、半分を立ち腐れにしたp123下
2017年8月3日に日本でレビュー済み
・サノーさん一言コメント
「支配者から権力を奪った支配者が陥る、恐怖という名の輪廻転生。革命の後の大粛清で失ったものが、新しい息吹となる」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「人が人を裁き、人が人を罰する。そこに正義や良識は関係ありません。大粛清を生き延び、世界へと羽ばたいた白鳥が伝える人間の闇を学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】

・サノーさん、ウノーさん読書会

サノーさん(以下サ):上巻では、満州国からロシア支配、国民党の台頭と衰退、共産主義の確立を追い、ここからは革命後の「大革命」である思想弾圧、思想統制の体験記だ。
ウノーさん(以下ウ):上巻では著者のお父さんの性質がしっかり書かれていましたので、心配しながら下巻を開いたのですが、案の定でした。
サ:以前のヒエラルキーへの恐怖が徐々に成長していって、共産主義と融合し、爆発的な弾圧へと発展する経緯が、著者の家族が体験を通して、ヒリヒリと伝わってくる。
ウ:ここに書かれている内容を、中国人特有のヒステリーとか、民族性の発露だとか理解した人は、読み直してみる必要があるかもしれません。
サ:これは「かの国」だから、起きた悲劇ではない。
人間の本質、社会の本質が、戦争の体験通じて至る、普遍的な変質なんだ。権力を守る、利権を守ることが、家族を守ること、生き残ることと同意義なら、人は左も右も、主義も主張も関係ない行動をとる。
ウ:けっきょく、著者のお父さんは「家族」よりも「思想」を取ったと思いますが。
サ:どうかな?自己のアイデンティを崩壊させても、守りたかったのは「思想」ではなかったのだと思う。支配の悲劇を体験した直後に与えられた「共産主義」が「家族を守るための唯一の手段」だと考えたからこそ、抵抗を止めなかったのだと理解した。
ウ:弾圧の内容や破壊については、短い表現でまとめています。
サ:具体で書けるほど、当時の情報はないからだろう。なにが破壊され、なにが失われたのかを記録するものがないのだから。
ウ:人間の文明、人間の思想を破壊するものは、人間以外に存在しないことが、よく理解できます。大災害だって、一斉に、ピンポイントに、受け継がれてきたもの、尊いものだけを破壊するのは、不可能ですから。
サ:さらに、人の中に残っているもの、思想、記憶、身に着けた技や、受けがれてきた技巧なども、抹殺されたのだから、失われたものは、人類が今まで経験したことがないほど「甚大」であったことは理解できる。
ウ:その「未曽有の災禍」も、指導者の死により、あっけなく終焉し、新しい風が吹く。この事実を諸行無常と言わずして、なんと言えるでしょうか。
サ:生まれてくる時代、生まれてくる場所が違うだけで、人間の人生はこうも違ってくるわけだ。
ウ:でも、共通なのは「幸せに生きたい」という欲求です。弾圧を受けた人たち、弾劾を行った人たち、死んだ人、生き残った人、この物語に登場する全ての人に共通しているのは、「幸せ」を望んだ人々です。
サ:現代が歴史のうねりが緩やかなのは、こういった本により、激動の時代からの学び、体験者の知恵や経験を人類全体でシェアできる状態になったからだと思う。
人間の不合理、人間の矛盾に対しては「学び」で対抗するのが最も有効なんだ。
【了】
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日発注しました(中)だけではダメでしたので手に入る下巻から送りました。
2007年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「誰も知らなかった毛沢東」で激しい毛沢東批判を繰り広げた著者が、自らの一家の激動の歴史と中国の政局の動きを重ねて描いた感動のノンフィクション作品の下巻。上巻が著者の曾祖母、祖母への賛美・追悼小説に終始して第三者が読む価値がほとんど無かったのに比べ、中巻、本巻と上述の「誰も知らなかった毛沢東」で描いた毛沢東の狂気的統治時期と同じ時代を、著者の一家を中心に民衆側から描いた貴重な作品。

本巻では文化大革命の一環として、毛沢東が自分の潜在的敵となり得る知識人、青年層を農村に下放して「思想改造」を行なおうとしたおぞましい有様を、著者の体験を通して描き読む者の心に迫る。農村で著者が見たものは、毛沢東の「大躍進」政策の惨めな失敗。待っていたものは強制労働。著者の心にも、共産主義への疑念が芽生え始める。著者の一家の歴史を刻むという意図もあり、幼かった弟達が次第に逞しく成長する姿も描かれる。著者が、農村に下放された事もあって、他の巻よりも草花などの自然に関する描写も多い。これは単に、農村で働いたという事だけでは無く、著者の視野が毛沢東思想一辺倒ではなく、少しづつ拡がっている事を示唆しているように思える。そして、遂に毛沢東自身への疑念が著者に生じる。江青らの狂気じみた政策(「生産を停止することこそ、まさに革命である」、無知への礼賛etc.)の裏には毛沢東がいるのだと。

祖母が死に、父も政治の矛盾の中で非業の死を遂げる。そして、毛政治の中で何とかバランスを取ってきた周恩来が死に、ついには毛沢東自身が死ぬ。続いて起こる江青ら四人組の追放。現実路線のト小平の復権。著者はイギリス留学の道を勝ち取って明日へと羽ばたく。エンディングにふさわしいシーンであるが、ここに至るまで著者本人を初めとする一家の人々、そして中国民衆の苦労は如何ばかりだったろう。突然の共産主義、文化大革命という嵐の時代を、民衆の視点から描いた感動のノンフィクション。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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