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ワイルド・スワン(中) (講談社文庫) 文庫 – 1998/2/26

4.0 5つ星のうち4.0 32個の評価

イギリスが選んだ「今世紀の100冊」ノンフィクション部門堂々の第1位!!
’98年1月、英書店チェーン「ウォーターストーンズ」と英テレビ「チャンネル4」が2万5000人に読者調査実施。ノンフィクションの中では『アンネの日記』を圧倒的に引きはなして第1位の座に輝いた。

革命後の動揺がおさまらない中国で毛沢東は共産党員の過去をさぐる。国民党との関係で嫌疑をかけられる母。著者たち兄弟は保育施設に送られてしまう。想像を絶する迫害の日々──ついに逮捕された父は精神に異常をきたす。なんとしても夫を救いたい!母は周恩来首相に直訴すべく、北京行きの列車に乗る。

魂を揺さぶる驚愕の史実!!
祖母は2歳のときに纏足をはじめた。祖母の母親は、まず祖母の足の親指をのぞく4本の指をぜんぶ足の裏側へ折りこむように曲げ、白い布でぐるぐる巻きにした。そして上から大きな石をのせて、足の甲をつぶした。祖母は激痛に大声をあげ、お母さんやめて、と叫んだ。母親は、娘の口に布を押しこんで声を封じた。祖母はあまりの痛みに何度も気を失ったという。──(本文より)
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商品の説明

著者について

【ユン・チアン】
1952年、中華人民共和国四川省宜賓市生まれ。14歳でしばらく紅衛兵を経験したあと、農村に下放されて農民として働き、「はだしの医者」、機械工場の鋳造工、電気工を経て四川大学英文科の学生となり、のちに講師となる。1978年にイギリスへ留学。1982年言語学の博士号を取得。現在ロンドンに在住。
【土屋京子】
1956年愛知県生まれ。東京大学教養学部卒業。英字誌編集者を経て、現在に至る。訳書に『EQ〜こころの知能指数』『地球を救うかんたんな50の方法』『沈まない太陽』『エンド・オブ・サマー』『大接戦』(いずれも講談社)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1998/2/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/2/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 334ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062638134
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062638135
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 32個の評価

著者について

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ユン・チアン
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ワイルドスワンは著者の祖母、母親、著者の人生について書かれている。
中巻である本書は、著者の両親が毛沢東を信仰し、共産党へその身捧げたが、
毛沢東の政策のため、共産党に裏切られ、罪無き罪で悲惨なめに合わされる話である。
この頃の毛沢東は、共産党との主席として中国の実権を握っていた。
このことが人の本性を呼び起こしてしまったのであろう。
ずいぶんと、自分勝手な政策をして、中国全土に危機を招いている。
貧困、暴力はひどいものだ。
多くの犠牲者が出ている。

作品として下巻の展開に期待ができる。
2014年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友だちへの贈り物にしたら喜ばれました。下巻も是非送りたいです。
2010年2月14日に日本でレビュー済み
1956年の春に出された「百花斉放」政策は「引蛇出洞」が目的だった。「右派分子」は知識人全体の1〜10%にあたりこれらを粉砕しなければならないという。5%の「割り当て」が課され母は百人の右派を告発しなければならなかった。「抽簽右派」「厠所右派」「有毒不放」「自認右派」などという死語を我々は忘れてはならない。

1964年の毛沢東による「雷鋒同志に学ぼう」という呼びかけは、「毛沢東崇拝」に向けての巧妙な手口であった。
「毛沢東崇拝の裏には、つねに恐怖という感情がついてまわった。人々はものを考えると言う行為を一切放棄してしまった。・・・子供たちの心には、忠誠の対象はただひとり毛主席のみ、という思想がしっかりとたたきこまれた。」

著者は、「中国人はもとより信仰よりも現世に対する執着の方が強いから、目をみはるような経済発展がなければ、毛沢東崇拝があれほど宗教的熱狂をおびることはなかったと思う。」と書いている。

「中国のフルシチョフ」劉少奇と、仲間のトウ小平と、彼らに同調する党内勢力をたたきつぶすために、「文化大革命」がはじまったのが1965年冬である。
「人民を思いどおりに動かすためには、党から権威を奪い、毛沢東ただ一人に対する絶対的な忠誠と服従を確立しなければならない。」そのために、「熱狂的な毛沢東崇拝と階級闘争の思想をたたきこまれて育った」十代から二十代はじめの若者が格好の道具となった。
「文化大革命」が、1年もしないうちに何百万という紅衛兵を出現させた事実は、教育の恐ろしさを裏付けるものだ。

清廉潔白の共産党員である父が、文化大革命を批判し、毛主席に反対すると公の場で宣言する。「私が知るすべての範囲で、父のような人間はほかにひとりもいなかった」と著者は述懐する。

中巻は、歴史上公にされている事実と、著者の身の回りで起こったおぞましい出来事と、それに、著者の目を通した父と母の勇ましい姿が力強く描かれる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月17日に日本でレビュー済み
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この作品は櫻井よし子さんの本で知りました。早速購入しました。上中下3巻同時購入です。最初の出だしからもう夢中になって3冊を読みきってしまいました。中国共産党のいや毛沢東の悪行三昧がそこには余すことなく書かれていました。作者の父は共産主義を頑なに護る正直な共産党員で幹部でした。にも関わらず一時は狂人になる程の言われ無き嫌疑を掛けられます。作者のユン。チアンは私と同い年でした。さらに彼女は「マオ」という書を描いて毛沢東の犯罪を暴いています。私が心配するのは過去にそうした書を書いた作家が暗殺されたことです。ユン・チアンも暗殺されないかと心配です。中国共産党の実態が分かり、毛沢東は文化大革命でどれだけの文化人を殺戮して文化財を破戒したかが分かる良い本だと思います。現在の中国の歴史を知りたい人には是非一読したい書です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月24日に日本でレビュー済み
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「誰も知らなかった毛沢東」で激しい毛沢東批判を繰り広げた著者が、自らの一家の激動の歴史と中国の政局の動きを重ねて描いた感動のノンフィクション作品の中巻。上巻が著者の曾祖母、祖母への賛美・追悼小説に終始して第三者が読む価値がほとんど無かったのに比べ、本巻は上述の「誰も知らなかった毛沢東」で描いた毛沢東の狂気的統治時期と同じ時代を、著者の一家を中心に民衆側から描いた貴重な作品。

著者の小学生から中学生時代の体験が語られ、描写も上巻に比べ圧倒的なリアリティがある。文化大革命が、毛沢東が自らの地位を神格化するためにだけに行なわれた事。そのために、共産党内のライバルを蹴落としたドス黒い陰謀。自分以外を戦闘、消耗させ、自分の絶対的地位を築こうとした策略とプロパガンダ。そのためには民衆の命などは全く意に介さなかった非情。そして、これらに巻き込まれた一般民衆の地獄のような日々がこれでもかと描かれる。特に、著者の父母は共産党の幹部だったため、「走資派」として逆に攻撃の的になってしまうという矛盾。上巻では、型通りに描かれていた父が本巻では義士のように描かれているのが一際印象的である。

当時の江青の驕慢ぶり、周恩来の抜け目無さもきちんと描かれている。人々が平等に暮らせる社会を目指す筈の社会主義が、権力闘争と誤った偶像崇拝を産みだし、逆に極端なピラミッド社会を作ってしまうという矛盾。その中で一番辛い時代を過ごした著者が、その現実を余す事無く晒したノンフィクションの感動作。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前読んだことがあり
懐かしくて一気に読みたくてまとめ買いしました
2013年12月26日に日本でレビュー済み
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とても迅速で良い対応でした。まったく問題はありませんでした。
2005年8月8日に日本でレビュー済み
日本の侵略から国民党と共産党の内戦、中華人民共和国の成立、文化大革命に至るまでを著者の家族の親子三代にわたる人生を通して描いたノンフィクション。普通なら省略されるような下(しも)の話などが詳しく書かれているところが印象的。それがこの本にリアリティーを与えている。
著者の父親は、文化大革命の時に、反逆者として訊問を受ける。しかし、それに屈しない父親の態度には感服させられる。たとえ精神病になっても、あくまで自分の信念を貫こうとする態度は、なんともすがすがしい。
広く深い知識、そしてそこから生じる明確な見識を持った父親と、無知で政治に右往左往する農民が対照的である。やはり、人間には多くの知識が必要なのだろう。それがあって初めて信念に忠実に生きられる。ある作家が書いていたが、「本当の勇気とは、言葉をたくさん知っている人間が持てる」と言う言葉を実感する。
共産主義は左翼の一形態だが、人間をひとつの思想で統一しようとする点では極右も左翼も同じ。共産主義は建前はすばらしいが、この本によれば、毛沢東もわりと贅沢な暮らしをしていたようだ。そこには、上の階級のものが庶民から搾取すると言う構造があり、それは資本主義と変わらない。
また、この本からは、人間をひとつの思想で縛ることの恐ろしさが分かる。そういう集団は、たやすく支配者の意のままに操られてしまうのである。思想・人格・生き方など、人間の多様性を受け入れてこそ真の人間らしい社会になるのだ…としみじみ思った。
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