ネタバレ注意。
内容が難しいかなと思い、ルーズリーフにメモをとりながら読んだ。序盤に丁寧に主人公の体質の説明をしているし、キャラクター表もあるので意外とわかった。
犬神家に影響を受けているのかな?遺産相続のゴタゴタが面白い。最終的に何も解決していないのも、ループしてる感じがあって好き。
友里さんとキュータロウが最初から後継者になっていたら揉めることなかったのに! 友里さんがひぐらしみたくループしてるのかな?と予想していたが、まさかの一日ズレていたってのは面白かった。
ただちょっと歴代の犯人たちの思考が謎だったりする。友里のせいにするために花瓶でまた殴ったりするかな? 祖父の父親に対する嫌がらせの動機もあっさりしてて「なんだかなぁ」とは思った。
でも1話1話の内容が濃くて面白い!どう展開されるのかワクワクしながら読み進められた。ご飯を食べながら小説読むほど没頭したのは初めての経験。是非とも十角館みたいに映像化してほしい。SF要素のある新本格ミステリー面白いなあ。
飲みすぎて倒れたとか予想できたけど、それを上回ってくるのはよかった。構成とかも面倒くさいし、複数のキャラも操らなきゃだし、それをよくこんなに面白く書けるな。文章も面白い。作家の端くれとして尊敬する。
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七回死んだ男 (講談社文庫 に 24-3) 文庫 – 1998/10/1
西澤 保彦
(著)
同一人物が連続死! 恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎老人――。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは! 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。(講談社文庫)
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1998/10/1
- ISBN-104062638606
- ISBN-13978-4062638609
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商品の説明
著者について
1960年生まれ。米エカード大学卒業。高知大学助手などを経て、執筆活動へ入り、『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補作となる。『解体諸因』『完全無欠の名探偵』『幻惑密室』『実況中死』など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1998/10/1)
- 発売日 : 1998/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 358ページ
- ISBN-10 : 4062638606
- ISBN-13 : 978-4062638609
- Amazon 売れ筋ランキング: - 412,415位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2023年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章とノリが軽いのが長所となり、
殺人事件ですがサッパリした感じです。
同じ1日を様々な角度から見ることになります。
ケンカを未然に防ぐと他方でケンカが始まるといった
微妙な人間関係が醍醐味になります。
この本のウリはミステリーですが、
私は遺産相続のゴタゴタが面白かったです。
殺人事件ですがサッパリした感じです。
同じ1日を様々な角度から見ることになります。
ケンカを未然に防ぐと他方でケンカが始まるといった
微妙な人間関係が醍醐味になります。
この本のウリはミステリーですが、
私は遺産相続のゴタゴタが面白かったです。
2022年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SFも新本格もあまり好みでは無いが、何故かタイムリープ物だけは許容できてしまっているし、本作はコメディ要素もあり、ミステリーとしても、大変面白く、お勧めです。
2024年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章が独特かつ設定がファンタジーなので人によっては読み辛いかもしれない。
ちょっとヒントを与えすぎ感がありオチが読めてしまったのでそこが残念。
全然面白くないということはないので★3
ちょっとヒントを与えすぎ感がありオチが読めてしまったのでそこが残念。
全然面白くないということはないので★3
2022年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文体やキャラクターの名前など、読みにくい部分は多い。徐々に見えてくるキャラの性格も、好きになれないのが大半だし。
主人公が同じ一日を繰り返すタイムリープ設定は、最近では珍しくない。今となっては、説明がちょっとくどいかも。
しかし2周目までなんとかたどり着けば、この作品の面白さが分かると思う。
タイトル通り何度も祖父の死亡阻止に奔走する主人公。少しずつ明かされるキャラクターたちの本音。少しずつ積み重なる違和感。
この小説抜きに西澤保彦さんを語れない。そんな作品だと思います。
島田荘司さんの占星術殺人事件や、森博嗣さんの全てがFになるのように。
主人公が同じ一日を繰り返すタイムリープ設定は、最近では珍しくない。今となっては、説明がちょっとくどいかも。
しかし2周目までなんとかたどり着けば、この作品の面白さが分かると思う。
タイトル通り何度も祖父の死亡阻止に奔走する主人公。少しずつ明かされるキャラクターたちの本音。少しずつ積み重なる違和感。
この小説抜きに西澤保彦さんを語れない。そんな作品だと思います。
島田荘司さんの占星術殺人事件や、森博嗣さんの全てがFになるのように。
2022年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大筋が変わらないはずのタイムリープという体質なはずだったのに、なぜか大きな変化が起こってしまい、何とか解決しようとするが結末はバッドエンド。繋ぎ目の見えないパズルがはまっていく謎解きは素晴らしいの一言。
何か「SF新本格作品」と呼ばれているそうですが、変な先入観を持たずに純粋に小説として楽しむことをおすすめします。
何か「SF新本格作品」と呼ばれているそうですが、変な先入観を持たずに純粋に小説として楽しむことをおすすめします。
2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不思議なタイトルに惹かれて読み始めましたがなるほど。理由がわかりました。
後半は止まらずに読んでしまいました。
そして、最後にしっかりと読者を騙してきました。
微妙に解決できない理由が最後に回収されてよかったです。
後半は止まらずに読んでしまいました。
そして、最後にしっかりと読者を騙してきました。
微妙に解決できない理由が最後に回収されてよかったです。
2019年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミステリなのでネタバレ無しで
これから読む人の楽しんでもらえるよう
レビューします。
評判が高かったので購入したのですが
冒頭だけ読んで、しばらく放置してました。
というのも、シリアスで難解な先入観があって
なかなか読み進められなかったからです。
でも意を決して、読み進めると
以外にもコメディタッチで面白く
スイスイと読めてしまいました。
読み終わった後、放置してしまった先入観を
考えてみると以下のようなものがあります。
1.題名の「7回死んだ」でわかるようにSF設定のミステリ(独自ルールがある)
2.シリアスな表紙
3.登場人物の名前が覚えにくい、読みづらい
1.に関しては
ややこしい独自設定ですが、これらの説明はすごく丁寧にされているので
普通に読み進めると、帰し読みしなくても理解できるかと思います。
2.に関しては
本作の内容と表紙はあまりマッチしていない気がします。
表紙は出版社が決定権を持っているのかもしれませんが、
もっとユーモラスであったり青春ミステリっぽくポップな表紙のほうが
合っている気がします。
亜愛一郎シリーズの松尾かおるさんや
佐々木マキさんのイラストが表紙になっていたほうが
作品世界のイメージに合っているように感じます。
3.に関しては
著者のこだわりかもしれませんが、覚えにくい名前ばかりで
名前を認識するのがちょっと面倒です。
三姉妹の名前が
加実寿(かみじ)、胡留乃(ことの)、葉流名(はるな)という
これまで見たこともないような名前ですし、
葉流名(はるな)の娘がルナだったり、ややこしい。
それらの複雑な名前が
物語の筋やトリックに関わっているのであれば
仕方がないのですが別にそうでないのなら
覚えやすい名前のほうが良い気がします。
まあ、そんなわけで私自身は序盤で
ちょっと躊躇してしまいました。
しかし、作品はとても面白いので
事件が起きるまでの序盤を一気に読んで
作品世界に浸ることをオススメします。
これから読む人の楽しんでもらえるよう
レビューします。
評判が高かったので購入したのですが
冒頭だけ読んで、しばらく放置してました。
というのも、シリアスで難解な先入観があって
なかなか読み進められなかったからです。
でも意を決して、読み進めると
以外にもコメディタッチで面白く
スイスイと読めてしまいました。
読み終わった後、放置してしまった先入観を
考えてみると以下のようなものがあります。
1.題名の「7回死んだ」でわかるようにSF設定のミステリ(独自ルールがある)
2.シリアスな表紙
3.登場人物の名前が覚えにくい、読みづらい
1.に関しては
ややこしい独自設定ですが、これらの説明はすごく丁寧にされているので
普通に読み進めると、帰し読みしなくても理解できるかと思います。
2.に関しては
本作の内容と表紙はあまりマッチしていない気がします。
表紙は出版社が決定権を持っているのかもしれませんが、
もっとユーモラスであったり青春ミステリっぽくポップな表紙のほうが
合っている気がします。
亜愛一郎シリーズの松尾かおるさんや
佐々木マキさんのイラストが表紙になっていたほうが
作品世界のイメージに合っているように感じます。
3.に関しては
著者のこだわりかもしれませんが、覚えにくい名前ばかりで
名前を認識するのがちょっと面倒です。
三姉妹の名前が
加実寿(かみじ)、胡留乃(ことの)、葉流名(はるな)という
これまで見たこともないような名前ですし、
葉流名(はるな)の娘がルナだったり、ややこしい。
それらの複雑な名前が
物語の筋やトリックに関わっているのであれば
仕方がないのですが別にそうでないのなら
覚えやすい名前のほうが良い気がします。
まあ、そんなわけで私自身は序盤で
ちょっと躊躇してしまいました。
しかし、作品はとても面白いので
事件が起きるまでの序盤を一気に読んで
作品世界に浸ることをオススメします。