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虚構市立不条理中学校 (講談社文庫 し 31-17) 文庫 – 1998/12/1

3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

学校とセンセイを笑いでフッ飛ばせ!!
世界一ヘンテコな教育の世界に「おも理科」の鬼才が挑む爆笑長編!

中学校の三者面談に行った妻と息子が戻って来ない。小説家の蓬原(よもぎはら)が学校にのりこむと、出てくるのはヘンテコな先生ばかり。“弁当はおかずの体積がめしの体積を超えてはいけない”など、バカバカしい規則を掲げる教師との爆笑の戦いを描き、管理教育を笑いとばす痛快長編!!『虚構市立不条理中学校(全)』を改題

商品の説明

著者について

1947年愛知県名古屋市に生まれる。愛知教育大学卒。1988年『国語入試問題必勝法』により吉川英治文学新人賞。主な著書に『永遠のジャック&ベティ』『おもしろくても理科』『春高楼の』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1998/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 565ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062639297
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062639293
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

著者について

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清水 義範
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
氏の長編は今までのところ、『スシとニンジャ』は読み易かったが、本作は非常に理屈っぽくって読むのに苦労した。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月11日に日本でレビュー済み
田舎に引っ越してきた小説家一家は、息子を地元の中学校に通わせていた。どこか
おかしな雰囲気を漂わせていた学校であったが、あるとき三者面談に行った妻と
息子が帰ってこない。主人公は意を決して、学校に乗り込むことに・・・

というのが大まかな設定です。基本的に主人公vs.学校、むしろvs.対学校的価値観
を描くストーリーです。国語、社会、数学、英語など各教科をなぜ学ばなければいけない
のかを議論するなど、なかなか考えさせる場面も多いです。

ただ、清水義範にしては・・・という点がいくつか。
・後半以降、主人公の長台詞(=著者の主張)があまりにも多すぎて、小説というより
エッセイやコラムを読んでいるような気分にさせられます。

・相手の先生たちの議論がいくらなんでも弱すぎる。議論のレベルが両者で違いすぎる
ためか、幾人もの先生が論破されていく流れ(先生の主張⇒主人公による論破⇒先生発狂)
がパターン化されてしまい、繰り返しに後半少し飽きました。

正直、笑える上に学校教育への鋭い批判と風刺がこめられた『国語入試問題必勝法』などに
比べると、ちょっとなぁ・・・という印象は個人的に否めません。ですが、この厚さを
結構楽に読める例の軽快な文体と、なんだかんだでいろいろ考えさせるところの多い
小説ではあります。教育の問題に興味を持っている方は、議論に突っ込みを入れながら
読んだりすると楽しいかもしれません。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月19日に日本でレビュー済み
タイトルに惹かれて買ってしまいました。小説はもともと虚構ですが、虚構市などという市があり、そこに不条理中学校がある。結局は、オズの魔法使いみたいな結末なのだが、各科目の担当教師やら話す内容がすごい。よく、ここまで考えたな。

国語科の担当教師が、五車卓一。泥川貝治文学新人賞のことをネチネチ言う。主人公(父兄)が昔書いたのが「超現実国語入試問題集」という小説だから、反感を持っているのである。

数学科の担当教師が、数守静馬。このへんになってくると、著者の登場人物に対する命名センスの大胆不敵さに、寒気すらおぼえる。埴谷雄高を越えているではないか?

まったく予測不可能に不条理なドラマが展開する。したがって、筋はあかさないことにする。

爆笑と風刺に満ちた作品。学生服は五つボタンでなくてはならぬ、女子のスカートの折り目は五の倍数でなくてはならぬ... という校則があるのだろうな。

本書が日本文学大賞の候補にあがってからのドタバタ劇を、筒井康隆的に書いてみたい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月19日に日本でレビュー済み
一応小説の形式をとってはいるが、小説の形式をとった清水氏流の教育批判といったところか。

娯楽小説という形式をとっているので、荒唐無稽で誇張されてはいるが、管理教育の歪みを指摘するという意味では、実に的確で考えさせられる事が多かった。

実際に教鞭をとっている教師に取っては不愉快な部分も多いだろうが、たかが娯楽小説と思わず、是非一読してもらいたいと思う。

私が感銘を受けたのは

「子供を教育するという事は、未来を作ることに加担している。」

「教育というのは、人間の未来に希望を持つところに成立している。」

「真の教育者とは国だとか、経済だとか、現状だとかというものを突き抜けて、未来への理想をもっていなければならない。」

「教育者とはそれほどのものなのだ。そうであってこそ教育ということに本当の値打ちがある。」

という主人公の台詞だ。これは清水氏の主張でもあるのだろう。

教育というのは、本当にとてつもなく責任の重い仕事なのだと実感させられた。

現職の教師で、これほどの覚悟を持っている人間がどれくらいいるだろうか?

現役教師、および教師志望者は是非本書を読んで熟考して欲しい。

貴方たちが選んだ職業はとてつもなく崇高で、責任重大なものだという事に気づかされるだろう。

本書は娯楽小説であるとともに、教師の心構えまでも説いた名著です。

絶版にしてはいけない!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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