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江戸忍法帖 山田風太郎忍法帖(8) (講談社文庫) 文庫 – 1999/5/14

3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

徳川5代将軍綱吉には世継ぎがなく、大老格として幕閣に権勢をふるう柳沢出羽守は秘かに画策するところがあった。将軍家正統の血をうけながら、足柄山中に育った葵悠太郎の出現は、柳沢を驚倒させた。前将軍の隠し子を抹殺せよとの厳命をうけた甲賀七忍。柳沢の養女鮎姫を巻き込んだ、忍法と正剣の対決!?


商品の説明

著者について

1922年、兵庫県生まれ。東京医科大在学中の’47年、探偵小説誌「宝石」の第1回懸賞募集に『達磨峠の事件』が入選。’49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』に2篇で日本探偵作家クラブ賞を受賞。’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは『甲賀忍法帖』『魔界転生』等の作品があり、奔放な空想力と緻密な構成力が見事に融合し、爆発的なブームを呼んだ。その後、『警視庁草紙』等の明治もの、『室町お伽草紙』等の室町ものを発表。『人間臨終図巻』等の著書もある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1999/5/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/5/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 402ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062645769
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062645768
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

著者について

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山田 風太郎
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1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版)  (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
16グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年6月26日に日本でレビュー済み
家綱の落胤・葵悠太郎を世に出そうとする三人の家来と水戸黄門、それを甲賀忍を使って阻止しようとする柳沢吉保(忍法帖ものでも悪役の常連の一人です)との戦いは、お馴染みのトーナメント戦ではなく、悠太郎とお縫・お鮎の二人の女性が甲賀七忍と戦うという、『柳生忍法帖』の原型のような「剣士+凡人VS敵忍者」のパターンに分別できるでしょう。
ただ、本作最大の面白さは、お縫は悠太郎を一途に好く獅子舞の昔なじみですが、お鮎は敵である吉保の義理の娘だというところでしょう。本作のキーは彼女たちがある時は戦い、ある時は人質となって、「一人二役、二人一役、もしくは変装、入れ替わりの競演」(講談社ノベルスの縄田一男氏の解説より)を舞うことにあります。
山風の忍法帖では、表から書けばミステリとして通るようなプロットを平気で裏から書きます。それでも面白さが些かも減じていない計算とミステリのセンス、そして構成・筆力はまさに恐るべし!
確かに敵の忍法も含め、これといった強い印象がない、(水準が異様に高い忍法帖にしては)地味な作品かもしれません。とはいっても、なんと無重力状態で空を飛ぶ「ながれ星」や、小塚原での死闘などはビジュアル的にも見どころになっています。
何にしても山風の、特に忍法帖は外れがないので、一読損は致しません。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月9日に日本でレビュー済み
柳生忍法帖が100点だとしたら江戸忍法帖は10点。
他の忍法帖の忍者と比べるとでてくる忍者が弱い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月21日に日本でレビュー済み
  忍法帖長篇の第2作で、破天荒な第1作「甲賀忍法帖」から一転して軽いノリの作風だ。いかにマンネリを嫌う風太郎とはいえ、こうも簡単に違う調子で話を作ってしまう能力には驚く。

 主人公は四代将軍・家綱のご落胤で、名前がなんと葵悠太郎。しかも育ったのが足柄山! 角兵衛獅子の姉妹や水戸黄門まで登場するという昔懐かしい子供向け時代劇の設定で、筋立ては呆れるくらい陳腐。物語の進展も紙芝居のごとく軽く早い。
 エロ度は低く、グロテスクな場面は少なく、ほぼハッピーエンドで爽やかな終わり方。ただ、敵役の甲賀七忍の忍法だけが忍法帖らしく奇っ怪なものになっている。

 つまりこの一篇は昔風のシンプルな娯楽時代小説のパロディであり、そこに忍法帖の忍法を適用したらどうなるかという、一種の実験的な試みと見ることができるのではないか。結果はどうかというと、そこそこ面白く仕上がっている。作者の自己採点ではB-C級らしいが、まずAに近いB級ではないだろうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月1日に日本でレビュー済み
2作目の忍法帖、山風氏本人はB級と評価していたようですが
正直、C級…という感じです
近所のガキを殺されて敵討ちの決意をする主人公ですが
その前に自分の部下3人を殺されているじゃないか!そのときに決意しろよ!と…
主人公が動く動機も、強さも、説得力がない
近所のガキの姉が敵の忍を殺しているのもいけない
敵、そんな強くないんじゃね?としか思えない

文章の読みやすさはピカイチで、次々ページをめくらせてくれるのですが
上記のことが頭から離れず、作品に入り込めませんでした
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月17日に日本でレビュー済み
シリーズ2作目の本書。

一作目の「甲賀」同様のテンション、奇想さを期待してしまうが・・・

あとがきの著者と菊池秀行氏の対談の抜粋に、「少年小説みたい」「B級にさえ入れていない」と著者自身の本書評が記載されているが、最初は私も著者の謙遜かと思っていた。

しかし、読了後に同様の印象を持ちました。

甲賀七忍とその背後に控える柳沢吉保の悪党っぷりがドギツクない。

(攻勢に廻っているのは序盤だけなので悠太郎を窮地に追いやるという印象が希薄。そして、随時女性陣に欲情するぐらい)

対する悠太郎も七忍を一刀流を以って駆逐していくのだが、どう剣技に秀でているのかが解りにくかった。

冒頭、悠太郎を護る三達人を秒殺した七忍が女性に倒される点に疑問を感じた。

更に、光圀配下のO三郎・O之進の登場(発表誌の威光でしょうか)には辟易した。

本シリーズは、常に余韻深いラストを以って読者を愉しませてくれるのだが本作に到っては・・・・・。

厳しいコメントばかり申し訳ありません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月11日に日本でレビュー済み
敵の甲賀七忍の強さは充分伝わるのですが、どうも主人公、葵悠太郎がそんなに強いのか?と、思えるくらい、主人公の影が薄かった作品です。

話的には面白いけど、主人公に魅力を感じず、甲賀七忍が、残り四人になったときの、『報酬の分配』を決めるシーンに、個人的に気を取られ、そのときの会話が妙に人間臭くて、その時の四人が凄い好きです。(笑)

野生的な美少女だが、主人公を健気にお慕いするお縫。

敵の姫君であり、育ちが良いのに、積極的に主人公に迫る鮎姫。

甲賀の薄幸の美少女、お志乃の三人のヒロインも魅力的ですが、私はどうしても甲賀七忍のくノ一、葉月の「旦那様の浮気防止」の台詞に、完全に彼女に惚れました。(笑)

出てくる女性に魅力はあります。

でも水戸黄門はともかく、『あの二人』は要らなかったと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年4月16日に日本でレビュー済み
「甲賀忍法帖」を読んで気に入ったので、これを買ったのですが、
イマイチでした。敵はそれなりに個性があるのに、肝心の主人公の個性が感じられませんでした。
また、味方の侍はあっさり倒したのに、敵の忍者がヒロイン(普通の町人)にやられるのも納得できませんでした。