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帰りたかった家 (講談社文庫 あ 74-2) 文庫 – 2000/2/1

4.3 5つ星のうち4.3 16個の評価

優しかった父への思慕、母との絆
祖父幸田露伴、母文、そして短かった父との日々を綴る自伝的エッセイ

10歳で経験した両親の離婚。その3年後に訪れた父の死は「母には安堵感、私には悲しさ」を残した。厳格な祖父露伴、母文と暮した逃れようのない小石川の家。そして優しい父が待つ、ひたすら帰りたいと願ったもうひとつの幼い日の家。気品溢れる文章で、昭和初期の東京の息づかいとともに綴る自伝的長編エッセイ。

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商品の説明

著者について

1929年幸田文の長女として東京に生まれる。1949年東京女子大学国語科卒業。1959年結婚。1995年『小石川の家』で1994年度芸術選奨文部大臣賞受賞。著書に『幸田文の箪笥の引き出し』(新潮社)、『なんでもない話』『手もちの時間』(ともに講談社)、対談集『祖父のこと母のこと』(小沢書店)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2000/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 220ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062647923
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062647922
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 16個の評価

著者について

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青木 玉
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本はすぐに届けられ新品同様でした。
小説自体はあまり感銘を受けるようなものではありませんでした。
2013年4月22日に日本でレビュー済み
さて、私が読んだ感想では、玉さんが子供の頃の楽しい時間に帰りたいのだとは感じませんでした。

結婚して子供を持って自分自身の性格と、両親、祖父母(継祖母)それぞれの人、性格、暮し様などが
分るようになって(ある意味自分も大人になって)、もう一度、両親と育った家に戻って自分と性格の
(姿・形も)似た父を温かい目で見つめ、父の言葉を聴きたい語り合いたい、と言っているように思え
ました。
文豪と呼ばれた祖父露伴と、性格・生き様の似た母文、全く正反対といってもよいお坊ちゃんの父。
父が好きだったような玉さんの文章に、父の行動(レコードを聴く、ダンスを踊る、遊びに、散歩に行く
などの)は書かれるのですが、父の口から出た言葉は最少にしか書かれません。
その欠けた部分を埋めるために必要なのが「帰りたかった家(父のいる)」のように思います。
ある意味で、この文章を書くことで玉さんは母文から完全に親離れして自立できたように思います。
自分自身の立ち位置が、母が嫌った父と似通っているけれど、それは人それぞれで「いい悪い」はなく
金子みすずじゃないけれど、「みんな違ってみんないい」と宣言できたように読んで思えました。

前作「小石川の家」と同様に露伴の原稿箋を上手く使った安野さんの装丁、モクレンの表紙の品がいい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月23日に日本でレビュー済み
 「小石川の家」は著者の母・幸田文の文章もかくやと思わせるものでした。誠に三代に渡って文筆家が生まれたかと驚きました。
 しかし、残念ながら、この一作は退屈の一語です。どうも著者は一作目が賞賛されたことによって、エッセイとは日常の自分の身辺を観察し、それを少々情緒的な感慨と文章を添えておけば良いものだと勘違いしたのではないでしょうか? 祖父の露伴と母の文とを書く筆にしても、前作に較べると迫真性と情感がありません。ただ文章を連ねているだけというだけのことです。二人を離れて自分の日常観察になると、まったく筆が平凡で自費出版のエッセイを読んでいるような気分になったのは、自分だけでしょうか? 途中で投げ出したくなりました。
2007年9月4日に日本でレビュー済み
母親の幸田文とは、全く違ったおっとりした性格の作者が、幸福だった小さいころの思い出を、出来る限りありったけ書いたってかんじ。
すごく楽しくて幸せな家庭が描かれている。
父親が病み両親が離婚したころから、母親との性格的な対立がある。
幼児期の風景とはまた違った、作者が心の中で困りきった様子がまざまざと目に浮かぶ。
何よりも幼児期のキラキラした時間の表現が良かった。
心の中の、宝箱をひっくり返したような数々の思い出。作者が本当にあの頃に帰りたいという気持ちが分かるような気がした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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