
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
麦酒の家の冒険 (講談社文庫) 文庫 – 2000/6/15
西澤 保彦
(著)
ドライブの途中、4人が迷い込んだ山荘には、1台のベッドと冷蔵庫しかなかった。冷蔵庫には、ヱビスのロング缶と凍ったジョッキ。ベッドと96本のビール、13個のジョッキという不可解な遺留品の謎を酩酊しながら推理するうち、大事件の可能性に思い至るが……。ビール党に捧げる安楽椅子パズル・ミステリ。(講談社文庫)
ドライブの途中、4人が迷い込んだ山荘には、1台のベッドと冷蔵庫しかなかった。冷蔵庫には、ヱビスのロング缶と凍ったジョッキ。ベッドと96本のビール、13個のジョッキという不可解な遺留品の謎を酩酊しながら推理するうち、大事件の可能性に思い至るが……。ビール党に捧げる安楽椅子パズル・ミステリ。
ドライブの途中、4人が迷い込んだ山荘には、1台のベッドと冷蔵庫しかなかった。冷蔵庫には、ヱビスのロング缶と凍ったジョッキ。ベッドと96本のビール、13個のジョッキという不可解な遺留品の謎を酩酊しながら推理するうち、大事件の可能性に思い至るが……。ビール党に捧げる安楽椅子パズル・ミステリ。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/6/15
- 寸法10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-104062649276
- ISBN-13978-4062649278
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手などを経て、執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞最終候補作となる。本格ミステリを愛し、パズル的要素を盛り込んだ作風で多くのファンを魅了している。著書は『解体諸因』『七回死んだ男』『殺意の集う夜』(以上、講談社文庫)や神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ『幻惑密室』『念力密室!』『夢幻巡礼』など多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/6/15)
- 発売日 : 2000/6/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4062649276
- ISBN-13 : 978-4062649278
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 129,931位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年10月5日に日本でレビュー済み
タックたち四人が迷い込んだ山荘は、1階にベッド一台、2階の
ウォーク・イン・クローゼットのなかに冷蔵庫一台しかないという、
空き家同然の状態だった。
冷蔵庫には、ヱビスのロング缶96本と凍ったジョッキ13個――。
このような不可解な状況や遺留品は、何を意味しているのか……?
ハリイ・ケメルマン 「九マイルは遠すぎる」 を嚆矢とする
“純粋論理”型の長篇という非常にレアな作例。
“純粋論理”とは、発端となる何気ない言葉や出来事から、可能な推論をすべて
引き出した結果、思いもしなかった大事件の真相に辿り着いてしまうという「型」です。
このパターンでは、推論の発端となる出来事と、
後に明かされる事件が、最初は無関係に見えます。
著者は、これを応用することで、長篇の安楽椅子探偵小説という形式では不可能とされた現在
進行中の犯罪事件の解明が描けるかもしれないと考え、挑戦したと、あとがきで述べています。
本作は全篇、推論を立てては崩すという試行錯誤がひたすら繰り返されるだけの話なので、
ミステリに鮮やかなトリックや驚天動地の真相を期待する一般読者には物足りなく感じる
かもしれません。
しかし、ミステリの醍醐味は意外性やサプライズだけにあるのではなく、
推論を組み立てていく行為それ自体のなかにも宿るということを本作を
通じて知ってもらえたらなあとも思います。
ウォーク・イン・クローゼットのなかに冷蔵庫一台しかないという、
空き家同然の状態だった。
冷蔵庫には、ヱビスのロング缶96本と凍ったジョッキ13個――。
このような不可解な状況や遺留品は、何を意味しているのか……?
ハリイ・ケメルマン 「九マイルは遠すぎる」 を嚆矢とする
“純粋論理”型の長篇という非常にレアな作例。
“純粋論理”とは、発端となる何気ない言葉や出来事から、可能な推論をすべて
引き出した結果、思いもしなかった大事件の真相に辿り着いてしまうという「型」です。
このパターンでは、推論の発端となる出来事と、
後に明かされる事件が、最初は無関係に見えます。
著者は、これを応用することで、長篇の安楽椅子探偵小説という形式では不可能とされた現在
進行中の犯罪事件の解明が描けるかもしれないと考え、挑戦したと、あとがきで述べています。
本作は全篇、推論を立てては崩すという試行錯誤がひたすら繰り返されるだけの話なので、
ミステリに鮮やかなトリックや驚天動地の真相を期待する一般読者には物足りなく感じる
かもしれません。
しかし、ミステリの醍醐味は意外性やサプライズだけにあるのではなく、
推論を組み立てていく行為それ自体のなかにも宿るということを本作を
通じて知ってもらえたらなあとも思います。
2004年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ボンちゃん、タック、タカチのシリーズもの。
レビューを参考にする限りでは読むのをかなり迷ったのだが、
結局購入することに決めた一冊だった。
内容的には『麦酒が満載された冷蔵庫とベッドだけがある空き別荘』
という状況の下に、登場人物たちがああでもない、こうでもない・・・
とその謎?に対してそれぞれが推測し、論破して議論を繰り返すというもの。
しかしまぁ、結論としては読まなくてもよかったかも・・・。
第一の理由として、それがわくわくするほどの謎とは思えなかったこと、
第二の理由としては、繰り出される推理がどれも今ひとつ説得力がなく、
『今度こそ穴がない!』と作中で言及されている推理ですら、
え?だけどちょっとおかしいんじゃない?と突っ込みを入れたくなる箇所さえある。
このシリーズが好きで読むのなら楽しめるのかもしれないが・・・。
レビューを参考にする限りでは読むのをかなり迷ったのだが、
結局購入することに決めた一冊だった。
内容的には『麦酒が満載された冷蔵庫とベッドだけがある空き別荘』
という状況の下に、登場人物たちがああでもない、こうでもない・・・
とその謎?に対してそれぞれが推測し、論破して議論を繰り返すというもの。
しかしまぁ、結論としては読まなくてもよかったかも・・・。
第一の理由として、それがわくわくするほどの謎とは思えなかったこと、
第二の理由としては、繰り出される推理がどれも今ひとつ説得力がなく、
『今度こそ穴がない!』と作中で言及されている推理ですら、
え?だけどちょっとおかしいんじゃない?と突っ込みを入れたくなる箇所さえある。
このシリーズが好きで読むのなら楽しめるのかもしれないが・・・。
2021年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつも角がボロボロです。
雑すぎて新品なのか疑うレベル。
雑すぎて新品なのか疑うレベル。
2010年6月8日に日本でレビュー済み
この作品の評価が思いのほか低かったのでコメントを。
まず、この作品が低評価につながりやすいのは
・登場人物たちが事件とは全く関係なしに、推理合戦をするだけの話であること
・推理合戦といっても、大半は「事件の真相」に至るための余興的な推理ばかりで辟易すること
が、あげられるかと思います。
しかし、どこかで起こった事件を酒の席で推理して解決するというのは「匠千暁シリーズ」のスタイルであって、今に始まったことではないですし、動きがないからつまらないだの、推理がしょうがないなどという話は、西澤作品、殊に「匠千暁シリーズ」の醍醐味でもあるので、これを評価に直結させるのは少々安直な気もします。
ただ、シリーズを通してみても本作品は特に動きが見られず、ややもすると会話だけで全ページ終わってしまったではないかと思うほどです。
このような場合、特に登場人物(タカチ・タック・ウサコ・ボアン)に対して思い入れがないと読んでいて苦痛になりがちです。
そういう意味でも、「匠千暁シリーズ」の愛読者に限定される作品といえそうです。
もっとも、ミステリー、とりわけ事件のトリックに関してだけ見ると非常に完成度が高いと思います。
「4人が迷い込んだ別荘にあったのは、1つのベッドとビールの入った冷蔵庫だけ」
このようなシチュエーションだけ与えられ、最後に驚くべき真相にいきつく様は、ミステリマニアとしてはたまりません。
少々、過大評価しすぎた点もありますが、純粋にミステリが好きな方には、オススメできる本です。
もう少し具体的に言うと、作中、事件とは全く関係なさそうな話が、闇雲にホイホイ投げ捨てられていくものの、それらが終盤に向かって、すべて集約し事件の真相が完成する様なタイプのミステリが好きな方にオススメです。
まず、この作品が低評価につながりやすいのは
・登場人物たちが事件とは全く関係なしに、推理合戦をするだけの話であること
・推理合戦といっても、大半は「事件の真相」に至るための余興的な推理ばかりで辟易すること
が、あげられるかと思います。
しかし、どこかで起こった事件を酒の席で推理して解決するというのは「匠千暁シリーズ」のスタイルであって、今に始まったことではないですし、動きがないからつまらないだの、推理がしょうがないなどという話は、西澤作品、殊に「匠千暁シリーズ」の醍醐味でもあるので、これを評価に直結させるのは少々安直な気もします。
ただ、シリーズを通してみても本作品は特に動きが見られず、ややもすると会話だけで全ページ終わってしまったではないかと思うほどです。
このような場合、特に登場人物(タカチ・タック・ウサコ・ボアン)に対して思い入れがないと読んでいて苦痛になりがちです。
そういう意味でも、「匠千暁シリーズ」の愛読者に限定される作品といえそうです。
もっとも、ミステリー、とりわけ事件のトリックに関してだけ見ると非常に完成度が高いと思います。
「4人が迷い込んだ別荘にあったのは、1つのベッドとビールの入った冷蔵庫だけ」
このようなシチュエーションだけ与えられ、最後に驚くべき真相にいきつく様は、ミステリマニアとしてはたまりません。
少々、過大評価しすぎた点もありますが、純粋にミステリが好きな方には、オススメできる本です。
もう少し具体的に言うと、作中、事件とは全く関係なさそうな話が、闇雲にホイホイ投げ捨てられていくものの、それらが終盤に向かって、すべて集約し事件の真相が完成する様なタイプのミステリが好きな方にオススメです。
2009年9月26日に日本でレビュー済み
楽しく読ませていただきました。
しかし、ウサコが前半で提示する仮説、
「実はドッキリだった」
これかなり説得力がある気がして。
騙され役がビール入り冷蔵庫を発見した時点でネタバラシ、はいドッキリでしたー!かんぱーい!
これでいいんじゃないかと思った僕はやっぱりタカチに反論されるのかな?
しかし、ウサコが前半で提示する仮説、
「実はドッキリだった」
これかなり説得力がある気がして。
騙され役がビール入り冷蔵庫を発見した時点でネタバラシ、はいドッキリでしたー!かんぱーい!
これでいいんじゃないかと思った僕はやっぱりタカチに反論されるのかな?
2018年6月4日に日本でレビュー済み
「多重解決」の作品が好きなので読んでみました。
正直、あまり出来が良いとは思わなかったです。
1、肝心の「謎」が小粒すぎて興味が沸かない。
別に殺人事件を扱えとは言いませんが、
この謎だけで300ページ以上引っ張るのは厳しいですね。
2、謎を解くためのヒントとなる「手がかり」が少ない。
手がかりが少ないため想像の部分が大きくなり説得力がないです。
3、登場人物が4人いる必然性がない。
一人一人が自説を語るのではなく、
それぞれが思い付きを口にして答えを絞っていく内容なので、
極端な話2人いれば成立すると思います。
短編や中編ならば良かったと思うのですが、
この長さになるとメリハリがなくなり間延びした印象がありました。
正直、あまり出来が良いとは思わなかったです。
1、肝心の「謎」が小粒すぎて興味が沸かない。
別に殺人事件を扱えとは言いませんが、
この謎だけで300ページ以上引っ張るのは厳しいですね。
2、謎を解くためのヒントとなる「手がかり」が少ない。
手がかりが少ないため想像の部分が大きくなり説得力がないです。
3、登場人物が4人いる必然性がない。
一人一人が自説を語るのではなく、
それぞれが思い付きを口にして答えを絞っていく内容なので、
極端な話2人いれば成立すると思います。
短編や中編ならば良かったと思うのですが、
この長さになるとメリハリがなくなり間延びした印象がありました。
2012年8月28日に日本でレビュー済み
安楽椅子小説。
ひたすら、その場であーでもない、こーでもないと、酔っ払いながら楽しく談義する様子が和みます。学生の頃ってこんなでしたわ。
ひたすら、その場であーでもない、こーでもないと、酔っ払いながら楽しく談義する様子が和みます。学生の頃ってこんなでしたわ。