本書は、狭小住宅の特集でよく名前を見聞する建築家の杉浦伝宗が、「ちっちゃな家」のエッセンスとして第1部で30のヒント、第2部で自らが設計した6件の住宅写真と間取りに分け、親しみやすく教えてくれる。とくに第1部の「空間3原則+うっちゃる」が、第2部の「実践編」でどのように活かされたのか、それがよく判る構成は素晴らしい。
しかし、では本書が建築家である杉浦伝宗を理解する一助になるかというと、残念だがならない。それが本書の読みやすさ、親しみやすさの理由にもなるのだが、狭小住宅における有効性とヒントに拘るあまり、ムック形式の雑誌特集に似た軽い内容となっているからだ。杉浦伝宗の設計思想が見えてこない。結果として、どうしても散漫な印象を受けてしまう。
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それでも建てたい!!10坪の土地に広い家: ちっちゃな家の空間3原則 (KODANSHA SOPHIA BOOKS 楽 37-1) 単行本 – 2002/4/1
杉浦 伝宗
(著)
光が、風が、日本の知恵が、生きているから住みやすい!
「ちっちゃな家」の空間3原則は、「透ける」「兼ねる」「抜ける」。風は透けるが目線を遮る魔法の間仕切、大きな木のある広い玄関、光も風も抜ける明るい階段など、必ず役立つ知識30と6つの実例!!「ちっちゃな家」は広々と住める快適な狭小住宅である。キーワードは、「透ける、兼ねる、抜ける」の空間3原則。この技術を使うと、わずか10坪の土地でも広々と住める家ができる。しかも、四季折々、青葉・若葉から、夏の花、秋の紅葉、冬枯れの樹姿まで楽しめる樹木付き。著者が考えた30の小さなコツと、代表作6例を通して、「ちっちゃな家」に広く住むコツのコツを紹介する。もちろん、もっと広い家に使えばより広く快適に住める。
「ちっちゃな家」の空間3原則は、「透ける」「兼ねる」「抜ける」。風は透けるが目線を遮る魔法の間仕切、大きな木のある広い玄関、光も風も抜ける明るい階段など、必ず役立つ知識30と6つの実例!!「ちっちゃな家」は広々と住める快適な狭小住宅である。キーワードは、「透ける、兼ねる、抜ける」の空間3原則。この技術を使うと、わずか10坪の土地でも広々と住める家ができる。しかも、四季折々、青葉・若葉から、夏の花、秋の紅葉、冬枯れの樹姿まで楽しめる樹木付き。著者が考えた30の小さなコツと、代表作6例を通して、「ちっちゃな家」に広く住むコツのコツを紹介する。もちろん、もっと広い家に使えばより広く快適に住める。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104062691760
- ISBN-13978-4062691765
商品の説明
メディア掲載レビューほか
それでも建てたい!!10坪の土地に広い家 「ちっちゃな家」の空間3原則
限られた面積の土地に,いかに快適な空間をつくるか。設計者の腕の振るいどころだ。著者の杉浦伝宗(でんそう)氏は5年前,敷地9坪の戸建て住宅を設計する機会を得た。そこまで小さいのは,杉浦氏も初めて。「住宅として成立するのか。半信半疑で取り組んだ」と当時を振り返る。
限られた面積の土地に,いかに快適な空間をつくるか。設計者の腕の振るいどころだ。著者の杉浦伝宗(でんそう)氏は5年前,敷地9坪の戸建て住宅を設計する機会を得た。そこまで小さいのは,杉浦氏も初めて。「住宅として成立するのか。半信半疑で取り組んだ」と当時を振り返る。
狭い土地に広々と住むために氏が考えたのは,「透ける」「兼ねる」「抜ける」という空間3原則だ。例えば,壁や間仕切りをつくりながらその存在をなくすために,視線の方向によって見え方をコントロールできるエキスパンドメタルを使用する。こうした狭小住宅設計の30のポイントを,実践例6件と共に紹介している。
読んでいると,楽しみながら狭小住宅を設計している様子が伝わってくる。ここで取り上げた手法は,特に狭小住宅の経験が少ない設計者にとって,大いに参考になるはずだ。
(日経アーキテクチュア 2002/05/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
「ちっちゃな家」は広々と住める快適な狭小住宅である。キーワードは「透ける、兼ねる、抜ける」の空間3原則。この技術を使うと、わずか10坪の土地でも広々と住める家ができる。著者の代表作を通して、広く住むコツを紹介。
著者について
■杉浦伝宗(すぎうらでんそう)
1952年、愛知県に生まれる。大学で建築学を学び、建築設計事務所勤務を経て、83年、(株)アーツ&クラフツ建築研究所を設立。代表取締役。87年建築家の登龍門といわれる吉岡賞を受賞。おもに住宅の設計を手がけ、数多くの作品を発表している。とくに最近は狭小でも広々と住める「ちっちゃな家シリーズ」が好評で、テレビ、雑誌などに何回も紹介され、超多忙の日々を送っている。設計活動のかたわら、東京理科大学で非常勤講師として教鞭をとっている。
1952年、愛知県に生まれる。大学で建築学を学び、建築設計事務所勤務を経て、83年、(株)アーツ&クラフツ建築研究所を設立。代表取締役。87年建築家の登龍門といわれる吉岡賞を受賞。おもに住宅の設計を手がけ、数多くの作品を発表している。とくに最近は狭小でも広々と住める「ちっちゃな家シリーズ」が好評で、テレビ、雑誌などに何回も紹介され、超多忙の日々を送っている。設計活動のかたわら、東京理科大学で非常勤講師として教鞭をとっている。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4062691760
- ISBN-13 : 978-4062691765
- Amazon 売れ筋ランキング: - 941,910位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,020位住宅建築・家づくり (本)
- - 1,685位住宅建築
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