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透明人間の納屋 (ミステリーランド) 単行本 – 2003/7/30
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- 本の長さ340ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/7/30
- ISBN-104062705613
- ISBN-13978-4062705615
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/7/30)
- 発売日 : 2003/7/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 340ページ
- ISBN-10 : 4062705613
- ISBN-13 : 978-4062705615
- Amazon 売れ筋ランキング: - 990,973位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける講談社の思い切ったシリーズで
豪華な装丁が素晴らしいと思う。
自分の子供向けに購入したが、いろいろ読み漁っている。
このシリーズの第1回目の配本としては、
他の本に比べやや大人向けな気もするが
内容は夢があってとても面白い。
切実で、せつなくて、わくわくしてとてもいいと思う。
島田荘司さんを読んだことがなかったので、これをきっかけに読んでみようと思う。
婚約者同士が泊まったホテルで女性の方が忽然と消えた。男性が寝ていた2時間の間に女性だけが消えた。廊下を隔てたところにはリネン室で従業員がおり、出入りは無かったと言うし、窓は嵌見込み式で開かない。「透明人間」になって出たとしか考えられないのだ。勿論、その男性も疑わしいが、謎は深まるばかりである。こういうシチュエーションは島田荘司の独壇場だ。
冒頭の太陽系の話で夢を誘うが、急転直下、地上の楽園、アメリカは酷い国だと真鍋さんが云うあたりから、リアルな世界が待っていると予想され、そこに透明人間だから、どう収束されるのだろうと思ってしまう。
島田荘司の巧いところは、本格推理小説であっても、そこに、読物としての確かな面白さがあるのだが、初期の作品群と較べて、驚愕さにおいてやや物足りない。
密室といえるホテルからの人間消失の謎については、
ぬぬぬぬぬ、そう来たか、、、という感じです。
もっと大仕掛けかSF的かと予想したところ、超正統派で読者の既成概念を
逆手に取ったものでした。(地味といえば地味です)
最後のおじさんたちの企みの背景は、もう少し実感の湧く内容だったら
よかったかと思います。
それはタイトルにも表れている。この小説には英文のタイトルも付いているのである。
『The Invisible Man's Virus』、直訳すると「透明人間のウイルス」
冒頭には宇宙から飛来するウイルスという話があるので、子供のように素直に読めば「ああウイルスというのは、このことなのだろう」と思うが、実はVirusという語には「道徳、精神上の害毒」という別の意味もある。
無論、小説の最後には「透明人間というのはこういう意味なのですよ」という一応の説明はなされるわけで、透明人間の正体には子供でも否応なく気づく。これは、言い換えてしまえば、教えられてしまっていることに他ならない。
しかし、この英文タイトルの掛詞「Virus」は自分から考えなければ、まず発見できない。「ウイルスとは何か?」という問いかけは本文中にないのである。これは、英文タイトルの意味を知っていて(知ろうとして)初めて問われることなのである。
人間というものは、年齢が20才に達すると自動的に子供から大人に成るわけではなく、知ること、知ろうとすることで人は成長する。子供の頃、分からなかったことは、大人になった今になれば、当たり前のように分かる。しかし、透明人間という未知のものを生々しく感じることは、だんだん難しくなっていくのだろう。成長は嬉しいことである反面、悲しいことでもある。それは主人公の少年ヨウイチが大人になって、過去を振り返る時に感じることに似ているような気がする。
子供のころ、自分が読んだ本が手元にあれば、これを期に再読してみるのもいいかも知れない。
ミステリとしては若干楽しめない部分もあったけれど、十分に意味のある良書だと、個人的には思う。あと装丁・装画もしっかりしていて、本として良い。
読み心地もよいというのがうれしいです
最後にはグーンと突き上げてくるものがあります。
お勧めです!