児童書としてとらえると、子供のうちに潜む悪を容赦なく、等身大のものとして描いたという点で画期的だ。
いわゆる童話的な子供像を打ち砕く冷徹さは、読み手に不快感を感じさせるかもしれない。でもそれは、書かれるべきことでもある。
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子どもの王様 (ミステリーランド) 単行本 – 2003/7/30
殊能 将之
(著)
ショウタの親友トモヤは学校にはほとんど行かず本ばかり読んでいる。そのせいか途方もないつくり話をよくする。この団地の外側には何もない、現に団地の案内図には外側なんて描いてないじゃないかという。今日も学校はあったよとショウタがいうと、昨晩大急ぎで造ったのさ、といった調子だ。他にも団地に住む西の良い魔女と東の悪い魔女の話とか、残虐非道な子どもの王様の話とか……。だがある日、ショウタはトモヤがいうとおりの姿かたちをした男を目撃する。もしかしてあれが子どもを穴蔵に閉じ込め、召し使いとしてこきつかうという子どもの王様?
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/7/30
- ISBN-10406270563X
- ISBN-13978-4062705639
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
子どもの王様は実在した!? ショウタの親友トモヤはつくり話が得意だ。団地の外側には何もないとか、団地に住む魔女の話や残虐非道な子どもの王様の話だとか。だがある日、トモヤが言うとおりの姿かたちの男を目撃し…。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/7/30)
- 発売日 : 2003/7/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 406270563X
- ISBN-13 : 978-4062705639
- Amazon 売れ筋ランキング: - 874,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2013年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供向けなんだけど、大人の方が楽しめると思います。
2022年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供にとって大人はミステリ。
大人にとって子供はミステリ。
だから、事件が解決しても真実はすれ違う。
それに、子ども同士の真実もすれ違う。
正義を信じる子どもと、子どもだった人たちに。
大人にとって子供はミステリ。
だから、事件が解決しても真実はすれ違う。
それに、子ども同士の真実もすれ違う。
正義を信じる子どもと、子どもだった人たちに。
2023年8月23日に日本でレビュー済み
殊能さんだから何かどんでん返しがあるだろうと勝手に思い込んだこちらが悪いんだけど、最後まで読んでも特に何もありませんので、同じ期待をされている方はご注意を。
ジュブナイル小説にしては随分思わせぶりな描写が多く、毒気も強いのであまりすっきりしない読後感でした。あとがきを読むと著者の子供時代をモデルに書いたそうなので、変わった住人たちや友人同士の暴力を含むやり取りも現実にあったことなのかもしれない。そうはいってもじゃあドキュメンタリーかと言われれば子供の言動はあまりリアルな感じがしなくて共感できません。著者の思い出のいくつかが散らばっているだけで物語としてまとまっていない印象で、残念でした。
※ネタバレ
ペンキで子供の王様を騙そうとしたトリックはまあ良かったですが、実現させるにはかなり無理がある。また最後、子供の王様との対決時に顔を見て驚いた描写があったけど、それも結局なんだったのか。色々モヤモヤが残ります。
ジュブナイル小説にしては随分思わせぶりな描写が多く、毒気も強いのであまりすっきりしない読後感でした。あとがきを読むと著者の子供時代をモデルに書いたそうなので、変わった住人たちや友人同士の暴力を含むやり取りも現実にあったことなのかもしれない。そうはいってもじゃあドキュメンタリーかと言われれば子供の言動はあまりリアルな感じがしなくて共感できません。著者の思い出のいくつかが散らばっているだけで物語としてまとまっていない印象で、残念でした。
※ネタバレ
ペンキで子供の王様を騙そうとしたトリックはまあ良かったですが、実現させるにはかなり無理がある。また最後、子供の王様との対決時に顔を見て驚いた描写があったけど、それも結局なんだったのか。色々モヤモヤが残ります。
2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジュブナイルのレーベルから出た一冊ですが、先に読んだ麻耶雄嵩氏の作品と同様に毒気が強くて、本当に子供に読ませるの?という内容です。
その分、大人が読んでも楽しめるように書かれていると思います。
物語は、「子どもの王様」という存在に覚える友達がいて、、、というストーリーです。なんとなくですが、こういったメタファーをストーリーに核に据える点や、決して特別な能力を持たない子供が強い敵/恐怖/困難に立ち向かうという設定は、スティーブン・キングっぽいように思いました。
その分、大人が読んでも楽しめるように書かれていると思います。
物語は、「子どもの王様」という存在に覚える友達がいて、、、というストーリーです。なんとなくですが、こういったメタファーをストーリーに核に据える点や、決して特別な能力を持たない子供が強い敵/恐怖/困難に立ち向かうという設定は、スティーブン・キングっぽいように思いました。
2015年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
決してマジメではない、大人たちの顔を見ては「こども」を演じていた醒めた幼少時代を過ごした私には、いろいろと共通することが多く作品を読み進めるにつれて妙な親近感が湧く作品でした。
なぜ子どもの王様が現れたのか?斜に構えて読めば、あなたの子どものころの自分を再発見できるかもしれません。
なぜ子どもの王様が現れたのか?斜に構えて読めば、あなたの子どものころの自分を再発見できるかもしれません。
2017年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
殊能さんの作品は「ハサミ男」で、惹き込まれ 他の作品も読みたい!とハサミ男を読み終わってすぐにこちらを読み始めましたが・・・あれ?終わり?というのが、読み終わって初めに思った感想でした。
幼少期ならではのヒーローへの強い憧れや なった気分で遊んでいる描写も好きですし、おもしろくない訳ではないのですが・・・短いこともあり ハサミ男の興奮のまま読んでしまうと、肩透かしをくらった気分にはなってしまいました。。。
幼少期ならではのヒーローへの強い憧れや なった気分で遊んでいる描写も好きですし、おもしろくない訳ではないのですが・・・短いこともあり ハサミ男の興奮のまま読んでしまうと、肩透かしをくらった気分にはなってしまいました。。。
2017年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジュブナイルと言うからにはティーン向けに書いた小説だよな?
だったらこういうことしていいと思ってるのか?読者がティーンだからって舐めてるの?
小学生ももしかしたら読むかもしれない こどもをバカにするのは許せない
投げっぱなしにして平然な作者の不誠実さ
①最大の謎 なぜ、『子どもの王様』 と呼ぶの??? (それがあれならああとかああ呼ぶのが普通でしょ?誰だってそう思うはず)
②なぜ、イナムラさんは殴られたの?
②なぜ、コウダさんは予言めいたことを言ったの?ただの戯言?
それぞれ、自閉症だから・〇〇だから・認知症だからなんでもあり、で片づける気なんだろうか?
本書は三浦しをんがエッセイ集で紹介している その語り口に魅かれて購読した 原文ママ抜き出してみる
無機質で無個性なように見える日常の連なりの中からも、胸躍る物語は生まれてくる。
そんな煌めくような話はここにはない
少なくとも〈大人が読んでおもしろい〉小説ではない
架空のテレビ番組が2本出てきて、それに基づいた生活描写がくどくど繰り返される
これ誇張じゃないからね 家でも学校でも友達の家でもテレビの話ばっかりしてる
そのくせ、スポーツしてる風景も、授業の風景も、ホームルームの風景も出てこない なんだこれ?
「テレビ番組が楽しかったから小学生のころに戻りたいな~」、オレはそんな風には1ミリも思わないね
ほかに楽しかったこといくらでもあるだろうよ? 当然いまのこどもが読んでもつまらないだろうよ
いったい誰に向けた小説なんだ?
また、あとがきがケッタクソ悪い
「素早く原稿を仕上げたら編集者の方が驚いておられた」←こんなことが書いてある(もう捨てたので原文通りではない)
こんなゴミ小説書いてなにを自己陶酔してるんだか
得るものは何もない 読まないことを薦める
だったらこういうことしていいと思ってるのか?読者がティーンだからって舐めてるの?
小学生ももしかしたら読むかもしれない こどもをバカにするのは許せない
投げっぱなしにして平然な作者の不誠実さ
①最大の謎 なぜ、『子どもの王様』 と呼ぶの??? (それがあれならああとかああ呼ぶのが普通でしょ?誰だってそう思うはず)
②なぜ、イナムラさんは殴られたの?
②なぜ、コウダさんは予言めいたことを言ったの?ただの戯言?
それぞれ、自閉症だから・〇〇だから・認知症だからなんでもあり、で片づける気なんだろうか?
本書は三浦しをんがエッセイ集で紹介している その語り口に魅かれて購読した 原文ママ抜き出してみる
無機質で無個性なように見える日常の連なりの中からも、胸躍る物語は生まれてくる。
そんな煌めくような話はここにはない
少なくとも〈大人が読んでおもしろい〉小説ではない
架空のテレビ番組が2本出てきて、それに基づいた生活描写がくどくど繰り返される
これ誇張じゃないからね 家でも学校でも友達の家でもテレビの話ばっかりしてる
そのくせ、スポーツしてる風景も、授業の風景も、ホームルームの風景も出てこない なんだこれ?
「テレビ番組が楽しかったから小学生のころに戻りたいな~」、オレはそんな風には1ミリも思わないね
ほかに楽しかったこといくらでもあるだろうよ? 当然いまのこどもが読んでもつまらないだろうよ
いったい誰に向けた小説なんだ?
また、あとがきがケッタクソ悪い
「素早く原稿を仕上げたら編集者の方が驚いておられた」←こんなことが書いてある(もう捨てたので原文通りではない)
こんなゴミ小説書いてなにを自己陶酔してるんだか
得るものは何もない 読まないことを薦める