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いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド) 単行本 – 2004/4/28

3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

菅野智己は母が再婚した4年生の頃、突然、眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード犬のピーターと友達になった智己が6年生のとき、クラスメイトを含め3人の女子児童が襲撃されるという事件が発生し、1人が重態に。昨年秋に、同じく町内で起きた女子児童誘拐未遂事件の犯人と同一人物の仕業のようだ。被害者の共通点は、智己の義理の姉久美子さんが家庭教師だということ! 智己はジェニイになって、ピーターとともに事件を調べることにした。

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

猫の身体に乗り移れる能力を持った6年生の智己は、町内で発生した女子児童襲撃事件を猫になって調べることにした。昨年の誘拐未遂事件と同一犯というのだが…。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/4/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/4/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062705710
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062705714
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

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西澤 保彦
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カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
〈ミステリーランド〉のフォーマットに従い,小学生の男の子の視点で,事件と冒険が語られる。西澤保彦としては初めてのジュブナイルなので,今思うと,いろいろ配慮して書いている。

この作品を読んだことがきっかけで,西澤作品のほとんどを(1つだけ外しているシリーズがある)読んだが,ダークな味わいのものも多い。

少しだけ普通じゃない設定,ズボラだけどしっかりしている女性,人の心の動きの怖さ,ミステリーとしての整合性・・・西澤作品のカラーが良く出ている。うーん,と考えさせられる部分はあるけれど,子供にも安心して読んでもらうことが出来る。

冒険が終わってみれば,主人公は少しだけ大人になっている。少し悲しく,少し苦い成長。良く出来ている。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月17日に日本でレビュー済み
古本屋で面白そうだと思い100円で手に入れたのだが…
ほとんどの方は褒めているが、私としては★1つの方と同意見です
しかし楽しむことはできたので★3つにしました
この物語のメインの犯人(罪を犯した者というと複数いるが…)の人物像も今一つ残虐なだけという感じしかしないし
私としては物語で重要な役割を果たす主人公知生の同級生の女の子が知生がジェニーになっている時の視点でしか描かれていないのが残念だった
2人のうち自分の犯した罪に苦しんだ子はいいとしてもう1人の子の友達を死に追いやった自分の行いを反省しない自己中心的な態度はメインの犯人より怖かった…ある意味真犯人といってもいい…

そして知生の担任の川俣の物語の中盤の態度が思いっきり怪しくて私はこれは絶対何かある、と結末まで楽しみにしていたのだがスカで物語の伏せんもイマイチでした…

そもそも動機もいくらなんでもだからってあそこまでするか…という納得のいかないもので、犬のピーターとジェニーのシーンだけがホッとできるものだった
2004年5月28日に日本でレビュー済み
ミステリーランド第四回配本本。
主人公の智己は眠りにつくことで猫の身体に乗り移れるという能力を持つ・・・こんな突拍子もない設定なのに
何の違和感もなく物語に入れるのはやっぱり西澤氏ならではですよね。
事件そのものは最近起きている残忍さを含んでますし、また小学生ならではの自分本意な考え方や行動もあり少し
薄ら寒いものがあるのですが、逆にそういう現実の世界と猫になるという空想の世界が妙に合ってるですよ。
しかも巧みに伏線が張られているので誰もが納得するラストです。
途中でふと真相に気付くのですが最後にその謎解きをちゃんとするところがいいですよね。
これなら子供も大満足だと思います。
私の中では拍手喝采の1冊です。
本当子供の頃にミステリーランド読みたかったですね。
もしこの本を読んでいたら私の場合猫に乗り移ろうと必死でお昼寝してそうです。(笑)
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月13日に日本でレビュー済み
設定は面白いのに、妙に殺人事件を解決させたりするから、説明だらけで登場人物同士の交流が皆無。最後に無理やり「一人ぼっちじゃないよね」という義理の姉弟の絆を表現するから違和感しか残らなかった。飲んだくれで家事を一切しない義理の姉・性悪ばかりの同級生女子・達観しているだけのつまらない少年「ぼく」。色々と残念だった。登場人物に魅力がないなら、オモシロ設定だけではカバーできない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月29日に日本でレビュー済み
同じ著者の『ストレート・チェイサー』よりもはおもしろかったけれど、人におススメできるほどではないかな。

冷静で妙に家庭的な小学生の男子とものぐさで美人な女子大生のお姉さんというコンビはなかなか萌えるところがあるけれど、肝心の物語が単調で最後にも驚きがない。

もう少しそれぞれのキャラクターを深堀りして魅力的に仕上げることもできたような気がする。

ミステリーというよりもは、ファンタジーと言った方がふさわしい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月16日に日本でレビュー済み
決してミステリーとして特別出来が言い訳ではないですが、キャラクターが魅力的で好きになれる話です。本書の子どもたちは良くも悪くもいろいろ考えていて複雑なメンタリティを持っています。そしてそういった子供たちに振り回される大人、という構造は非常に共感を持ちます。

作中の人物たちが感じた喪失感、寂しさに対してラストで西澤さんはひとつの答えを出します。そこまでのエピソードは世相に反映してか殺伐としたものですが、最後に暖かい気持ちになれる物語です。「いつか、ふたりは二匹」というタイトルの意味もそこにあります。
2005年11月26日に日本でレビュー済み
まずファンジーでありながら、事件の背景は物騒な昨今をベースにしている。妙にリアルである。そのリアル感と猫に乗り移ることができる少年という甘いファンタジー的な設定の対比が面白い。小学校6年生にして老成したような主人公と、猫に乗り移っているときの友達のピーター(セントバーナード)との会話も子供同士の会話とは思えない。ピーターの言動もジジ臭いのだ。

いつ子供たちの身にふりかかってもおかしくない事件の中に、彼らを取り巻く環境の不安定さや、彼らの抱える精神的な問題がきっちり描かれている。

この本のタイトルの意味は最後にわかる。ピーターは年寄りみたいな喋り方でジジ臭いけれど、ここ一番には頼れるよき友。最後にほろほろと泣いてしまった。ファンタジーとミステリとリアリティが合体したすばらしい作品だと思う。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年7月11日に日本でレビュー済み
「子供時代」がテーマの今回も西澤節炸裂!ちゃんとSFそれでいて本格な1冊です。こんな冒険をしてみたい、いやしてみたかった。
ミステリーファン、西澤ファンならもちろん読んでおきたい。相変わらずの凝ったネーミングも漢字の勉強になります。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート