2005年のハードカバー版は鶴田賢二の表紙絵で正面を向いた4人が厚紙ケースの丸い穴からのぞいている。
ノベルズ版の表紙絵は4人を横からで、文庫版は正面を向いた4人。
らいとすたっふ版は絵がないけれどもコンプリート目指して購入。
あとがきや解説は判型が変わってもあったが、Kindle版はいつもとおりなし。
文豪と虚実混ざった人物構成はヴィクトリア朝怪奇冒険譚の前駆的構成だと思う。
kikubonの浅井晴美さん朗読も買っていて、銀英伝15巻、中華物と合わせて入院中に聴いていた。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ラインの虜囚 (MYSTERY LAND) 単行本 – 2005/7/7
田中 芳樹
(著)
1830年、冬 パリからライン河へ 謎と冒険の旅がはじまる
旅の仲間は4人 カナダから来た少女コリンヌ 酔いどれ剣士モントラシェ カリブの海賊王ラフィット 若き自称天才作家アレク
奇怪な塔に幽閉された仮面の男は 死んだはずのナポレオンなのか?
謎と冒険の旅がいまはじまった!
旅の仲間は4人 カナダから来た少女コリンヌ 酔いどれ剣士モントラシェ カリブの海賊王ラフィット 若き自称天才作家アレク
奇怪な塔に幽閉された仮面の男は 死んだはずのナポレオンなのか?
謎と冒険の旅がいまはじまった!
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/7/7
- ISBN-104062705753
- ISBN-13978-4062705752
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/7/7)
- 発売日 : 2005/7/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4062705753
- ISBN-13 : 978-4062705752
- Amazon 売れ筋ランキング: - 813,288位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 野望円舞曲〈9〉 (ISBN-13: 978-4199052019 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
背表紙にかなりの色褪せはありましたが、本自体はきれいでした。
2016年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の頃、わくわくしながらどんどんページをめくっていったのを思い出しました。
今でも十分楽しめました。
今でも十分楽しめました。
2012年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
講談社の「ミステリーランド」シリーズ
少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける思い切ったシリーズで
豪華な装丁が素晴らしいと思う。
自分の子供向けに購入したが、自分がいろいろ読み漁っている。
ラインの虜囚は、子供向けではあるが、キャラクターがしっかり立っていて
読みやすいストーリーである。
ただし、挿絵があまりにもしっかり描きすぎていて
子供の想像力をかきたてるという意味では不合格だと思う。
読み終わって爽やかな物語だと思う
少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける思い切ったシリーズで
豪華な装丁が素晴らしいと思う。
自分の子供向けに購入したが、自分がいろいろ読み漁っている。
ラインの虜囚は、子供向けではあるが、キャラクターがしっかり立っていて
読みやすいストーリーである。
ただし、挿絵があまりにもしっかり描きすぎていて
子供の想像力をかきたてるという意味では不合格だと思う。
読み終わって爽やかな物語だと思う
2012年11月10日に日本でレビュー済み
作者の田中芳樹氏、挿絵の漫画家鶴田謙二氏で誤解されてる方もいるようですが、
そもそもこの作品は、子供自身が選ぶ子供のための良書の賞「うつのみやこども賞」に選ばれた少年少女向けの児童書・ジュブナイルです。
こういったジャンルが好きでない、一般向けの田中氏の歴史ものやサスペンス、アクションが好きな読者向けではないですね。
児童向けでも成人ファンの多い「精霊の守人」シリーズ、「十二国記」シリーズ、「大草原の小さな家」シリーズなどが好きな人たちにはおススメかと。
講談社にはすでに「青い鳥文庫」という児童書のシリーズがあるので、そちらで文庫化すれば誤解されずに済んだのですが。
児童書としては、素晴らしい作品ですよ。19世紀序盤のフランスを舞台に、実在非実在の人物が入り乱れて、ヒロインを守りサーベルでの剣劇と冒険を繰り広げます。
日本の作家があまり手を出さない時代なのも、面白いですね。コナン・ドイルの作ったあまり知られてない作品の主人公(元ナポレオン配下のジェラール将軍)も登場させ活躍してたりします。
私、田中氏の作品は好きでないのですが、これは文句抜きで五つ星。
彼が洗礼を受けてきたであろう児童書の分野で、もっと良作を書いていくことを期待したいです。
そもそもこの作品は、子供自身が選ぶ子供のための良書の賞「うつのみやこども賞」に選ばれた少年少女向けの児童書・ジュブナイルです。
こういったジャンルが好きでない、一般向けの田中氏の歴史ものやサスペンス、アクションが好きな読者向けではないですね。
児童向けでも成人ファンの多い「精霊の守人」シリーズ、「十二国記」シリーズ、「大草原の小さな家」シリーズなどが好きな人たちにはおススメかと。
講談社にはすでに「青い鳥文庫」という児童書のシリーズがあるので、そちらで文庫化すれば誤解されずに済んだのですが。
児童書としては、素晴らしい作品ですよ。19世紀序盤のフランスを舞台に、実在非実在の人物が入り乱れて、ヒロインを守りサーベルでの剣劇と冒険を繰り広げます。
日本の作家があまり手を出さない時代なのも、面白いですね。コナン・ドイルの作ったあまり知られてない作品の主人公(元ナポレオン配下のジェラール将軍)も登場させ活躍してたりします。
私、田中氏の作品は好きでないのですが、これは文句抜きで五つ星。
彼が洗礼を受けてきたであろう児童書の分野で、もっと良作を書いていくことを期待したいです。
2005年7月13日に日本でレビュー済み
最初に中を開けたとき、「この文字の少なさはなんなんだ?」とショックを受けたほど子供向けの本でした。私は本を読むペースが早いので長く楽しめる小説の条件として文量が多いことをあげています。そのためこのレベルは明らかに落第点でした。
しかし中身を読むと結構面白かった。ネタばれになりそうなので詳しくは書かないが、後日有名となる人物が4人で死んだはずのナポレオンが生きているといううわさを確かめるという単純な内容なのにもかかわらず人物一人ひとりに味があるし、テンポもよいのでストレスもなく満足できた。なんとなく小学生や中学生の頃に読んだ童話や海外ミステリーのような雰囲気があって懐かしかった。
対象がおそらく大人より小中校生と思われるので、読む人によっては物足りないような感じ。買う前に中を見て(カバーがかたくて出しにくいが出して確認することをおすすめ)選んだほうが良いと思う。好きな作家なのでとりあえず購入してしまったが、それなりの満足感をあじわえただけよかった感じです。
しかし中身を読むと結構面白かった。ネタばれになりそうなので詳しくは書かないが、後日有名となる人物が4人で死んだはずのナポレオンが生きているといううわさを確かめるという単純な内容なのにもかかわらず人物一人ひとりに味があるし、テンポもよいのでストレスもなく満足できた。なんとなく小学生や中学生の頃に読んだ童話や海外ミステリーのような雰囲気があって懐かしかった。
対象がおそらく大人より小中校生と思われるので、読む人によっては物足りないような感じ。買う前に中を見て(カバーがかたくて出しにくいが出して確認することをおすすめ)選んだほうが良いと思う。好きな作家なのでとりあえず購入してしまったが、それなりの満足感をあじわえただけよかった感じです。
2005年8月16日に日本でレビュー済み
きちんと子供に向けて発せられた良質なエンターテイメント。作者ならではのこだわりや文章の持ち味が生かされている。装幀も実に贅沢。本の形で長く手元に置きたい作品。
2013年1月9日に日本でレビュー済み
エピローグで語られる恋情は、大人からすれば恋ではない。
彼女の感情は既に結びついた家族への想いで、いい年をした男3人が若い彼女に向ける感情の鏡映しだ。
だからこそ3人の“オジサン”は、彼女が
「わたしも女として注意したほうがいいみたいだ」
と言ったときに顔を見合わせて笑ってしまうのだ。
残念ながら、これから正午を迎える彼女には伝えきれない。
欠けるからこそ満ちる幸福があることなど、鮮やかに咲きゆく花は知らなくていい。
そんな想いが詰まったこの物語は、信じて欲しい大人の願望であり、信じて良いはずの少年へ向けたメッセージでもある。
未来は明るいと、僅かでも己の蔭りを知った俺たち「大人」は、そんなことを知らない真昼の君らに信じて欲しい。
明日は必ず今日を越えてゆくのだと、今日より明日が良い日になるのだと、俺たちは君に信じてもらえる“大人”でありたいのだ。
だからこの小説はジュブナイルではない。
“かつて子供だった大人”を救うための物語なのだろうと、そう思う。
彼女の感情は既に結びついた家族への想いで、いい年をした男3人が若い彼女に向ける感情の鏡映しだ。
だからこそ3人の“オジサン”は、彼女が
「わたしも女として注意したほうがいいみたいだ」
と言ったときに顔を見合わせて笑ってしまうのだ。
残念ながら、これから正午を迎える彼女には伝えきれない。
欠けるからこそ満ちる幸福があることなど、鮮やかに咲きゆく花は知らなくていい。
そんな想いが詰まったこの物語は、信じて欲しい大人の願望であり、信じて良いはずの少年へ向けたメッセージでもある。
未来は明るいと、僅かでも己の蔭りを知った俺たち「大人」は、そんなことを知らない真昼の君らに信じて欲しい。
明日は必ず今日を越えてゆくのだと、今日より明日が良い日になるのだと、俺たちは君に信じてもらえる“大人”でありたいのだ。
だからこの小説はジュブナイルではない。
“かつて子供だった大人”を救うための物語なのだろうと、そう思う。