著者の作品を読んだ事がなかったからか、先入観なく素直に楽しめた。
東京駅の設定も興味があったし、「吸血鬼になりたい」と書いた主人公の作文、それがこの先思わぬ所で「ほほぉ〜」と…。読み終わってからもワクワクしたままだった。
mystery landのシリーズは本自体の造りがとてもしっかりしていて『大切にしたい本』って感じがうれしい。
ただ、けして安くはないので“少年少女”達が買って読むのは大変じゃないかな?。
最近になって推理小説が面白くなってきた“かつて子供だった”私はとても満足した。
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ステーションの奥の奥 (ミステリーランド) 単行本 – 2006/11/9
山口 雅也
(著)
ぼくは吸血鬼になりたい!
小学6年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。そんな叔父と甥が、ある日テレビで「東京駅」が大改築されることを知り、夏休みの自由研究のテーマに選ぶことになる。取材のためさっそく「東京駅」に向かったふたりだったが、迷宮のような駅構内の霊安室で無残な死体を発見してしまう! さらに、その日の夜中、宿泊していた東京ステーション・ホテルの夜之介叔父の部屋で密室殺人事件が発生! しかも叔父の姿は消失していた。連続殺人事件なのだろうか? 夜之介叔父はいったい? 陽太は名探偵志望の級友留美花と、事件の謎を解くべく奔走する……!!
小学6年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。そんな叔父と甥が、ある日テレビで「東京駅」が大改築されることを知り、夏休みの自由研究のテーマに選ぶことになる。取材のためさっそく「東京駅」に向かったふたりだったが、迷宮のような駅構内の霊安室で無残な死体を発見してしまう! さらに、その日の夜中、宿泊していた東京ステーション・ホテルの夜之介叔父の部屋で密室殺人事件が発生! しかも叔父の姿は消失していた。連続殺人事件なのだろうか? 夜之介叔父はいったい? 陽太は名探偵志望の級友留美花と、事件の謎を解くべく奔走する……!!
- 本の長さ427ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/11/9
- ISBN-104062705818
- ISBN-13978-4062705813
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/11/9)
- 発売日 : 2006/11/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 427ページ
- ISBN-10 : 4062705818
- ISBN-13 : 978-4062705813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,357位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月12日に日本でレビュー済み
おもしろかった。でも、これがあの山口雅也の作品だと思うと物足りなく感じる。
小学6年の陽太が経験するひと夏の冒険を描いているのだが、話の展開上でぼくの思ってる方向から逸
脱していったのが、その要因かと思われる。
まさかねえ、そんなことになるとは思ってもみなかった。まして、それが密室殺人の真相になっちゃう
とは・・・。子どもを想定して書かれているのならこれでいいのかもしれないが、それだと本書の構成
のアンバランスさが強調されてしまう。
どういうことかというと、陽太が夏休みの自由研究の課題として選んだのが近く大改築がおこなわれる
東京駅だったのだが、本書ではその東京駅にまつわる歴史や内部の構造などがまことに詳細に語られる
のである。この部分は、はっきりいってクドい。本筋にまったく関係ないわけではないから必要な場面
なのだが、それにしてもクドすぎる。子どもにとったら退屈な部分だろう。
それなのに、本筋では真相部分がああいうことになってるというのがいかにもアンバランスな印象を受
けるのだ。どこまでを許容範囲とするかは個人差もあるし、明確な線引きがされてるわけでもないから
これはまったくの独断と偏見である。ぼく個人の意見だ。しかし、読み終わって全体を反芻してみると
自然とそういう印象になってしまった。
ラスト近く、陽太の叔父が残す別れの言葉もなんとなく鼻についてしまう。なんか、子どもに対する教
示としてとってつけたような印象を受ける。
とまあ、こう書いてくると全否定のような感想なのだが、最初の言葉通り本書はおもしろかった。
吸血鬼の生態についての部分など新たな視点という感じで目からウロコだったし、厳密にいえば本書の
設定は山口氏の得意とする『ありえない状況で起こるミステリ』を踏襲しているのである。
小学6年の陽太が経験するひと夏の冒険を描いているのだが、話の展開上でぼくの思ってる方向から逸
脱していったのが、その要因かと思われる。
まさかねえ、そんなことになるとは思ってもみなかった。まして、それが密室殺人の真相になっちゃう
とは・・・。子どもを想定して書かれているのならこれでいいのかもしれないが、それだと本書の構成
のアンバランスさが強調されてしまう。
どういうことかというと、陽太が夏休みの自由研究の課題として選んだのが近く大改築がおこなわれる
東京駅だったのだが、本書ではその東京駅にまつわる歴史や内部の構造などがまことに詳細に語られる
のである。この部分は、はっきりいってクドい。本筋にまったく関係ないわけではないから必要な場面
なのだが、それにしてもクドすぎる。子どもにとったら退屈な部分だろう。
それなのに、本筋では真相部分がああいうことになってるというのがいかにもアンバランスな印象を受
けるのだ。どこまでを許容範囲とするかは個人差もあるし、明確な線引きがされてるわけでもないから
これはまったくの独断と偏見である。ぼく個人の意見だ。しかし、読み終わって全体を反芻してみると
自然とそういう印象になってしまった。
ラスト近く、陽太の叔父が残す別れの言葉もなんとなく鼻についてしまう。なんか、子どもに対する教
示としてとってつけたような印象を受ける。
とまあ、こう書いてくると全否定のような感想なのだが、最初の言葉通り本書はおもしろかった。
吸血鬼の生態についての部分など新たな視点という感じで目からウロコだったし、厳密にいえば本書の
設定は山口氏の得意とする『ありえない状況で起こるミステリ』を踏襲しているのである。
2011年1月21日に日本でレビュー済み
ミステリーランドの一冊
小学6年生の少年が体験した事件を描いた作品
死体を激しく損傷したのは何故なのか
密室
この2点が本作の大きな謎です
この謎の肝となる部分には
通常ではありえない、伝奇的な要素がからんでいる
破壊力満載な作品だ
東京駅を舞台にしています
私は大阪(しかも、隅っこ)在住の為、馴染みがありません
東京駅利用者なら、より楽しめそうです
また、東京駅に霊安室があることには驚きました
やっぱり、大阪駅にもあるのかな
小学6年生の少年が体験した事件を描いた作品
死体を激しく損傷したのは何故なのか
密室
この2点が本作の大きな謎です
この謎の肝となる部分には
通常ではありえない、伝奇的な要素がからんでいる
破壊力満載な作品だ
東京駅を舞台にしています
私は大阪(しかも、隅っこ)在住の為、馴染みがありません
東京駅利用者なら、より楽しめそうです
また、東京駅に霊安室があることには驚きました
やっぱり、大阪駅にもあるのかな
2007年11月25日に日本でレビュー済み
年甲斐もなく話に引き込まれ、最後まで面白く読みました。子ども達もきっと夢中になって読むことでしょう。
中盤すぎまでミステリーらしく謎が謎を呼び、残りのページでどうやって収拾させるのだろうと心配になるほどでしたが、なんと終盤はファンタジーになってしまうのでした。
ミステリーファンの方には興ざめかもしれませんが、こういう作品もあっていいと私は思います。また、お話に込めた作者の子ども達へ向けたメッセージは真っ当であり、好感がもてます。
磯良一氏の挿絵は、謎めいた内容に合い、物語の味わいを一層深めているように思います。
読み終わって、東京駅ウォッチングをしてみたくなりました。
中盤すぎまでミステリーらしく謎が謎を呼び、残りのページでどうやって収拾させるのだろうと心配になるほどでしたが、なんと終盤はファンタジーになってしまうのでした。
ミステリーファンの方には興ざめかもしれませんが、こういう作品もあっていいと私は思います。また、お話に込めた作者の子ども達へ向けたメッセージは真っ当であり、好感がもてます。
磯良一氏の挿絵は、謎めいた内容に合い、物語の味わいを一層深めているように思います。
読み終わって、東京駅ウォッチングをしてみたくなりました。