愛読者の方々には大変申し訳有りませんが、初めての読者です。
でも勿論十分過ぎる位、楽しませていただきました。「かつて子どもだったあなたと少年少女のための・・・・」と言うこれが最高でしたし、酸素は鏡に・・・・で本当に写らないかな! なんて思ってしまいました。科学的では無いですが・・・・本当は見える可能性も有るのでは? 何て思っています。
かつて子どもだった読者ですから(今も心の中の何処かに十分すぎる子どもが存在しているかも?)
世の中の事に確定的な事が存在する事自体が変なのかも知れないし、もし有ったとしても、それを規定している存在そのものが確かな事だと言える確証なんて無いのかも知れない・・・って考えたら面白い!
壊れそうで壊れない世に中・壊れそうで壊れない人間等、これらが恰も当たり前の様に存在している世界に身を置いている私達は、どんな目的で存在しているのかな?と考えたりしました。
勿論、高度な文明を持った人類が唯一存在しているのは地球と言う惑星なのかも知れませんが、唯一で有ると言えるのは現存する人間の認識に限られています。
広大な宇宙の中に、次元を超えた世界の中に存在しないなんて言えるものでも有りません。
人間は生きている限り知りたいと切望するものが多数有り、全てを知ることは不可能かも知れません。
そして全てを知り得る日が人類に訪れた時、未だ未開の領域が有ったなら・・・それは人間そのもので有るのかも知れないと思います。
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酸素は鏡に映らない (MYSTERY LAND) 単行本 – 2007/3/30
上遠野 浩平
(著)
君も世界の支配者に?
「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる――」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です――あなたは、鏡をどういう風に見ていますか?
「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる――」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか? 宝物の金貨のありか? 未来への鍵? それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか? ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です――あなたは、鏡をどういう風に見ていますか?
- 本の長さ327ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/3/30
- ISBN-104062705826
- ISBN-13978-4062705820
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/3/30)
- 発売日 : 2007/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 327ページ
- ISBN-10 : 4062705826
- ISBN-13 : 978-4062705820
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,133,217位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年生まれ。98年『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 クリプトマスクの擬死工作 (ISBN-13: 978-4396208721 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぶっちゃけブギーポップのスピンアウトというか、全く外の世界でのお話といった感じが強いです。
知らなければ「ふーん、ちょっと不思議な話だね」で終わるかも。
某機構のボスとか、人類最強兵器な小男崇拝者とか登場するので、「アチラ」を知っていればニヤリとするかもしれません。
知らなければ「ふーん、ちょっと不思議な話だね」で終わるかも。
某機構のボスとか、人類最強兵器な小男崇拝者とか登場するので、「アチラ」を知っていればニヤリとするかもしれません。
2018年8月2日に日本でレビュー済み
面白いのですが100%楽しむには同作者のブギーポップを読んでいるのが前提です。
上遠野浩平の作品は世界がつながっているのが特徴なのですが、今作は思わせぶりな部分が多すぎてもやっとしてしまいますね。
せっかく内容は面白いのにブギーポップを知らない人にモヤっと感が残るのは勿体ないと思いました。
もちろんブギーポップを知らなくても十分に楽しめます。
ただ知らない人はちょっとした「モヤっと」が残ることを前提にお楽しみください。
上遠野浩平の作品は世界がつながっているのが特徴なのですが、今作は思わせぶりな部分が多すぎてもやっとしてしまいますね。
せっかく内容は面白いのにブギーポップを知らない人にモヤっと感が残るのは勿体ないと思いました。
もちろんブギーポップを知らなくても十分に楽しめます。
ただ知らない人はちょっとした「モヤっと」が残ることを前提にお楽しみください。
2016年1月16日に日本でレビュー済み
著者初のハードカバーという事で一般向け?に書かれていると思いきや、相変わらず他作品とのリンクが多いです。
でもまぁ、単独で読んでも分かる範囲ではあると思いますし、唐突に現れる用語や人物も他の著書を読ませる切っ掛け作りという策略もあるのでしょうか。
内容的には少年が不思議な男と出会って始まる不思議なお話といった感じ。
新規読者を開拓できたのかは不明です。
でもまぁ、単独で読んでも分かる範囲ではあると思いますし、唐突に現れる用語や人物も他の著書を読ませる切っ掛け作りという策略もあるのでしょうか。
内容的には少年が不思議な男と出会って始まる不思議なお話といった感じ。
新規読者を開拓できたのかは不明です。
2007年3月30日に日本でレビュー済み
上遠野浩平初のハードカバー長編小説。
上遠野ファンならタイトルだけで、近年の作品の重要人物が登場することは容易に想像出来るはず。「酸素」は主役では無いが、非常に重要な役柄で登場する。
…という事で、今作においても上遠野作品は全てつながっているという不文律は崩れていない。上遠野作品未読者のために断っておくが、氏の作品は、今まで発表された長編・短編を含めて、時代、歴史、次元すら越えて全て少なからずリンクしている。今作は初のハードカバーという事で、新規読者の開拓の意味合いもあると思うが、残念ながら未読者には意味の分からない用語や人物が頻繁に現れる。楽しめる仕様にはなっているが、その点は注意した方が良いと思う。
氏の作品の代表作「ブギーポップ」シリーズの時系列で言えば、今作は発表順では、最も「進んでいる」位置にある。一作目からすれば、数年は経っているはず。
格言めいた会話が多いが、重要なのは主人公の少年が、狭い世界の中で、誰と出会い、どう影響され、そして何を考えるかという事。
「酸素」から「博士」へ。新たな胎動を予感させる作品だった。
この物語に死神と魔女は、現れない。
「人は自分が探し求めているものが、すでにこの世で価値があると保証されている物だと思っているが、しかし…真に見つけるべき物は、まだ誰もその価値を理解していない物だけだ…。」 本文113ページより
上遠野ファンならタイトルだけで、近年の作品の重要人物が登場することは容易に想像出来るはず。「酸素」は主役では無いが、非常に重要な役柄で登場する。
…という事で、今作においても上遠野作品は全てつながっているという不文律は崩れていない。上遠野作品未読者のために断っておくが、氏の作品は、今まで発表された長編・短編を含めて、時代、歴史、次元すら越えて全て少なからずリンクしている。今作は初のハードカバーという事で、新規読者の開拓の意味合いもあると思うが、残念ながら未読者には意味の分からない用語や人物が頻繁に現れる。楽しめる仕様にはなっているが、その点は注意した方が良いと思う。
氏の作品の代表作「ブギーポップ」シリーズの時系列で言えば、今作は発表順では、最も「進んでいる」位置にある。一作目からすれば、数年は経っているはず。
格言めいた会話が多いが、重要なのは主人公の少年が、狭い世界の中で、誰と出会い、どう影響され、そして何を考えるかという事。
「酸素」から「博士」へ。新たな胎動を予感させる作品だった。
この物語に死神と魔女は、現れない。
「人は自分が探し求めているものが、すでにこの世で価値があると保証されている物だと思っているが、しかし…真に見つけるべき物は、まだ誰もその価値を理解していない物だけだ…。」 本文113ページより