「江戸しぐさの正体」 ・・・
https://www.amazon.co.jp/dp/4061385550
・・・で知った。ネタ元として非常に面白い本。
「正体」で”ショコラ入り”なんて話があったんで、本当にそんな記述があるのかねぇとおもって読んでみたら本当にあった。
さらに作者のすばらしい想像力が現れる「江戸っ子狩り」が第7章の「抹殺された『江戸しぐさ』」に書かれています。
星を1にするか5にするか悩んだけど、(今から買う人なんてどうせ懐疑派だろうからそういう人々のネタ元として優秀となので)5にしました。
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商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 (講談社+α新書) 新書 – 2001/9/20
越川 禮子
(著)
ダブルポイント 詳細
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江戸の人間関係術に繁盛繁栄の真理あり!!
「江戸しぐさ」は江戸の町で暮らす商人たちが、円満に共生する技術。世間を上手に回しながら他人との間合いをはかる庶民の知恵が今よみがえる!!
「江戸しぐさ」は上に立つ者の哲学と行動(商人道)を示すものだ。よき商人としていかに生きるべきか、その考え方は同時に、一般の人々にも役立つグローバル・スタンダード(世界的標準)として通用する。狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる形で通りすぎる肩引き。雨のしずくがかからないように、傘をかしげ合って気くばりして往来する傘かしげ……など、町衆(町人のリーダーの立場にいる商売人)は知恵を絞り、いろいろな「江戸しぐさ」をつくり上げた。今なぜ商人道「江戸しぐさ」なのか!考えるに、私には現在、上に立つ者(トップ)たちが大事なものを見失っている気がしてならない。21世紀の生き方のヒントが「江戸しぐさ」にはいっぱい詰まっている。
「江戸しぐさ」は江戸の町で暮らす商人たちが、円満に共生する技術。世間を上手に回しながら他人との間合いをはかる庶民の知恵が今よみがえる!!
「江戸しぐさ」は上に立つ者の哲学と行動(商人道)を示すものだ。よき商人としていかに生きるべきか、その考え方は同時に、一般の人々にも役立つグローバル・スタンダード(世界的標準)として通用する。狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる形で通りすぎる肩引き。雨のしずくがかからないように、傘をかしげ合って気くばりして往来する傘かしげ……など、町衆(町人のリーダーの立場にいる商売人)は知恵を絞り、いろいろな「江戸しぐさ」をつくり上げた。今なぜ商人道「江戸しぐさ」なのか!考えるに、私には現在、上に立つ者(トップ)たちが大事なものを見失っている気がしてならない。21世紀の生き方のヒントが「江戸しぐさ」にはいっぱい詰まっている。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/9/20
- 寸法12.2 x 1.2 x 18.3 cm
- ISBN-104062720914
- ISBN-13978-4062720915
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商品の説明
著者について
越川禮子(こしかわれいこ)
1926年、東京都に生まれる。青山学院女子専門部家政科を卒業。1966年、女性スタッフのみで市場調査と商品企画などを手がけるインテリジェンス・サービスを設立し、代表取締役社長に。1986年、アメリカの老人問題を取材したドキュメント「グレイパンサー」が「潮賞ノンフィクション部門」の優秀賞を受賞。以後、合理的で科学的、美的でしかも人にやさしいイキな商人道「江戸しぐさ」を含め、共生を一貫したテーマにして、取材、研究、執筆をしている。「江戸しぐさ語りべの会」を主宰、「江戸しぐさ」の普及に務め、企業や地方自治体の社会教育講座などで講演活動を行っている。著書には『江戸の繁盛しぐさ』(日本経済新聞社)などがある。
1926年、東京都に生まれる。青山学院女子専門部家政科を卒業。1966年、女性スタッフのみで市場調査と商品企画などを手がけるインテリジェンス・サービスを設立し、代表取締役社長に。1986年、アメリカの老人問題を取材したドキュメント「グレイパンサー」が「潮賞ノンフィクション部門」の優秀賞を受賞。以後、合理的で科学的、美的でしかも人にやさしいイキな商人道「江戸しぐさ」を含め、共生を一貫したテーマにして、取材、研究、執筆をしている。「江戸しぐさ語りべの会」を主宰、「江戸しぐさ」の普及に務め、企業や地方自治体の社会教育講座などで講演活動を行っている。著書には『江戸の繁盛しぐさ』(日本経済新聞社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/9/20)
- 発売日 : 2001/9/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4062720914
- ISBN-13 : 978-4062720915
- 寸法 : 12.2 x 1.2 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 758,654位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 854位常識・マナー (本)
- - 900位講談社+α新書
- - 1,105位江戸時代
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物知り知識とおもしろい内容。参考になります。ネタの本。ネット購入ができありがたいです。時間短縮です。
2013年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の日本人に何が欠けているか反省するのに必読の書と言える。若い人達に読んでもらいたい。携帯ばかり見ていて人の邪魔しているのが何故いけないか良く分かる。
2014年5月2日に日本でレビュー済み
時代考証のための学術資料、執筆用資料として集めた中にこれが入っていました。
しかし読み進めると、自身の江戸に関して調べ上げた記録と、提唱する「しぐさ」に違和感を覚え、
また根拠らしいものがさっぱり説明されていない「しぐさ」ばかりが目に付きました。
最終的には「これは時代劇などを見つつ勝手に妄想した内容ではないか」と思うに到り、
そしてGoogleにパチパチと検索ワードを打ち込んでみると驚きの事実が……
第一に、この奇妙な本のご同類が1冊や2冊では済まないということ、
第二に、「江戸しぐさ」が「江戸の仕草」というより特定団体の提唱する哲学思想の名称であったことです。
「江戸しぐさ」が恐らくデタラメであり根拠は全く無い、ということは驚くには値しません。
そんなわけですから、啓発書か何かとして求めるのを止めはしませんが、
時代考証のためですとか、そういった目的で購入なさるのは辞めた方がよいかと思います。
しかし読み進めると、自身の江戸に関して調べ上げた記録と、提唱する「しぐさ」に違和感を覚え、
また根拠らしいものがさっぱり説明されていない「しぐさ」ばかりが目に付きました。
最終的には「これは時代劇などを見つつ勝手に妄想した内容ではないか」と思うに到り、
そしてGoogleにパチパチと検索ワードを打ち込んでみると驚きの事実が……
第一に、この奇妙な本のご同類が1冊や2冊では済まないということ、
第二に、「江戸しぐさ」が「江戸の仕草」というより特定団体の提唱する哲学思想の名称であったことです。
「江戸しぐさ」が恐らくデタラメであり根拠は全く無い、ということは驚くには値しません。
そんなわけですから、啓発書か何かとして求めるのを止めはしませんが、
時代考証のためですとか、そういった目的で購入なさるのは辞めた方がよいかと思います。
2005年12月1日に日本でレビュー済み
これは「江戸しぐさ語り部の会」の主催者であり、江戸しぐさの普及者である越川氏の著作です。
江戸時代の江戸の商人たちの間で育まれ、口承で綿々と伝えられてきた「江戸しぐさ」。
それは「商人しぐさ」であり「繁盛しぐさ」でした。
単なるマナーや作法ではなく、「くせ」にまで昇華した考え方であり生き方だったようです。
その「江戸しぐさ」は明治政府が設立した段階で、商人たちの緻密なネットワークを恐れた政府が徹底的な粛清をおこない、壊滅してしまったそうです。
それを故芝三光師に押しかけ弟子入りした著者が長い時間をかけて聞き出し、考え、整理したのが、この「江戸しぐさ」です。
狭い道路ですれ違う時の「肩引き」、雨の日に傘を反対側に傾ける「傘かしげ」、バスや電車の中で席をつめる時の「こぶし腰浮かせ」などのしぐさは今も残っている「粋」なしぐさです。
不意の訪問は相手の時間を浪費するとして「時泥棒は弁済不能の十両の罪」と言われたり、往来で足を踏まれた時には踏んだほうだけでなく踏まれたほうも「うっかりしていましてすみません」とい言ったりしたそうです。
仏様の前では身分の上下はないという発想に基づいた「共生」の考え方がそのベースになっています。
「粋」とは「生き生きと生きて意気を示す」ことを意味する、と著者は述べます。
前向きの江戸っ子の姿勢を現代のわたしたちも学びたいものだとつくづく思いました。
江戸時代の江戸の商人たちの間で育まれ、口承で綿々と伝えられてきた「江戸しぐさ」。
それは「商人しぐさ」であり「繁盛しぐさ」でした。
単なるマナーや作法ではなく、「くせ」にまで昇華した考え方であり生き方だったようです。
その「江戸しぐさ」は明治政府が設立した段階で、商人たちの緻密なネットワークを恐れた政府が徹底的な粛清をおこない、壊滅してしまったそうです。
それを故芝三光師に押しかけ弟子入りした著者が長い時間をかけて聞き出し、考え、整理したのが、この「江戸しぐさ」です。
狭い道路ですれ違う時の「肩引き」、雨の日に傘を反対側に傾ける「傘かしげ」、バスや電車の中で席をつめる時の「こぶし腰浮かせ」などのしぐさは今も残っている「粋」なしぐさです。
不意の訪問は相手の時間を浪費するとして「時泥棒は弁済不能の十両の罪」と言われたり、往来で足を踏まれた時には踏んだほうだけでなく踏まれたほうも「うっかりしていましてすみません」とい言ったりしたそうです。
仏様の前では身分の上下はないという発想に基づいた「共生」の考え方がそのベースになっています。
「粋」とは「生き生きと生きて意気を示す」ことを意味する、と著者は述べます。
前向きの江戸っ子の姿勢を現代のわたしたちも学びたいものだとつくづく思いました。
2001年11月1日に日本でレビュー済み
バーバル(音声)コミュニケーションであれ,ノンバーバルであれ,意思疎通に重要なものは人間のしぐさである。
著者は「江戸しぐさ」というが私達大阪商人の家庭に育った者にとっても,明治生まれの親から聞いたような事が多くあった。懐かしいような,かつ現代によみがえらせることの困難さとともに,できれば自分から心がけねばならないのではないか・・・と考えさせられる良書であった。
著者は「江戸しぐさ」というが私達大阪商人の家庭に育った者にとっても,明治生まれの親から聞いたような事が多くあった。懐かしいような,かつ現代によみがえらせることの困難さとともに,できれば自分から心がけねばならないのではないか・・・と考えさせられる良書であった。
2015年6月27日に日本でレビュー済み
他の方も書かれていますが、この本で書かれている「商人道 江戸しぐさ」は後世の創作です。
本書にはこんな記述があります。
「江戸っ子を一部の官軍は目の色を変えて追い回した。「江戸っ子狩り」は嵐のように吹き荒れた。摘発の目安は「江戸しぐさ」。ことに女、子どもが狙われた。私達の目にはふれないが、ベトナムのソンミ村、アメリカネイティブのウーンデットニーの殺戮にも匹敵するほどの血が流れたという話もあながち嘘ではないかもしれない。それらは、史実の記録はおろか、小説にも書かれていないが」(第七章 抹殺された「江戸しぐさ」)
史料にも小説にもなく、歴史学者からも「妄想の産物」と一言で言い切られてしまった「江戸っ子大虐殺」を平然と語ってしまえるこの著者の姿勢には、
実に驚くばかりです。まともに「商人道」や江戸期の商人を研究されたい人は、宮本又次先生の「豪商列伝」(講談社学術文庫)や、童門冬二先生の「徳川三百年を支えた豪商の才覚」 (角川SSC新書)のような、史料に基づいた名著がありますので、それを読まれることを勧めます。
本書にはこんな記述があります。
「江戸っ子を一部の官軍は目の色を変えて追い回した。「江戸っ子狩り」は嵐のように吹き荒れた。摘発の目安は「江戸しぐさ」。ことに女、子どもが狙われた。私達の目にはふれないが、ベトナムのソンミ村、アメリカネイティブのウーンデットニーの殺戮にも匹敵するほどの血が流れたという話もあながち嘘ではないかもしれない。それらは、史実の記録はおろか、小説にも書かれていないが」(第七章 抹殺された「江戸しぐさ」)
史料にも小説にもなく、歴史学者からも「妄想の産物」と一言で言い切られてしまった「江戸っ子大虐殺」を平然と語ってしまえるこの著者の姿勢には、
実に驚くばかりです。まともに「商人道」や江戸期の商人を研究されたい人は、宮本又次先生の「豪商列伝」(講談社学術文庫)や、童門冬二先生の「徳川三百年を支えた豪商の才覚」 (角川SSC新書)のような、史料に基づいた名著がありますので、それを読まれることを勧めます。
2014年11月10日に日本でレビュー済み
江戸時代の庶民について調べようと、手始めにamazonで「江戸、商人」と検索。「江戸しぐさ」というワードが散見されたので、江戸時代の商人の心得かなんかをまとめた文献の紹介か?と期待し手に取りました。
しかし2章目に差し掛かった辺りで違和感が抑えきれなくなり読書を中断しました。
見てきたかのように当時の人の心性を語る割には、引用元の文献が提示されておらず、日常の振る舞いや心構えにやたらに細かく必殺技のような名称が冠されており、どうしても創作にしか思えなくなったのでwikipediaで「江戸しぐさ」を調べてみたところ、「江戸しぐさの実在を示す史料の存在が確認されていない」とのこと。
本書とは無関係ですが、「陰陽五行と日本の民俗 」という本を読んだ時もこれに似た違和感を覚えました。出処のはっきりした説なのか自説を織り交ぜた創作なのかの境界線をひかずに話を展開するので読んでいて困惑します。
教育哲学としてはどうかわかりませんが、少なくとも時代考証には全く使えません。
しかし2章目に差し掛かった辺りで違和感が抑えきれなくなり読書を中断しました。
見てきたかのように当時の人の心性を語る割には、引用元の文献が提示されておらず、日常の振る舞いや心構えにやたらに細かく必殺技のような名称が冠されており、どうしても創作にしか思えなくなったのでwikipediaで「江戸しぐさ」を調べてみたところ、「江戸しぐさの実在を示す史料の存在が確認されていない」とのこと。
本書とは無関係ですが、「陰陽五行と日本の民俗 」という本を読んだ時もこれに似た違和感を覚えました。出処のはっきりした説なのか自説を織り交ぜた創作なのかの境界線をひかずに話を展開するので読んでいて困惑します。
教育哲学としてはどうかわかりませんが、少なくとも時代考証には全く使えません。