気象と『源氏物語』のコラボみたいな本が、図書館で目に留まりました。
平安の昔の野分だの雪だの雨だの、寝殿造りの凍えるような寒さだの、紫式部はきっちり書き残して
くれているのですね。
帝や貴族の生活ぶりは庶民とかけ離れたものだったと思いますが、盆地特有の暑〜い夏の京都と寒〜い
冬の京都などの特徴は、彰子に仕えた紫式部から十分に伝わってきて、多少の気温差はあっても、今も
昔も変わらない京都を感じることができました。
あるいは、当時の平安の都が、数々の戦火と発展の歴史を歩んで、今に至っているのを実感したと言う
ほうが適しているでしょうか。
源氏が紫の上に出会うきっかけとなった「わらわ病み」(マラリア)に、いつ頃感染していたかなんて、
考えたこともありませんでした。
なるほど、京都の気候やハマダラ蚊の生態から、推定可能なのですね、大笑いしました。
ときどき読み返したい一冊なので、近々購入しようと思います。
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平安の気象予報士 紫式部-『源氏物語』に隠された天気の科学 (講談社+α新書) 新書 – 2002/11/20
石井 和子
(著)
平安時代の温暖な気候が名作を生み出した!「光源氏は暑さに弱かった」「妻問いはお天気次第」「京都の夏はマラリアの天国」…。『源氏物語』を気象から読み解くと違った魅力に出会います古典ファン必読!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/11/20
- ISBN-10406272166X
- ISBN-13978-4062721660
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/11/20)
- 発売日 : 2002/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 406272166X
- ISBN-13 : 978-4062721660
- Amazon 売れ筋ランキング: - 605,746位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 136位古典文学研究
- - 712位講談社+α新書
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