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がん休眠療法 決定版: 個人差重視の抗がん剤治療革命 (講談社+α新書 83-2B) 新書 – 2006/3/1
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104062723662
- ISBN-13978-4062723664
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商品の説明
著者からのコメント
現在の抗がん剤治療は、初めてお酒を飲む人に、最も強い人々の極量と思われるウィスキーボトル1本を飲ませるようなものです。これでは、多くの人にひどい副作用が出るのは当然です。お酒と同様に、抗がん剤の量にも個人差があることは、遺伝子薬理学的にすでに証明されています。著者は、抗がん剤の適量に個人差があることを、初めて数字で明らかにしました。薬剤によって異なりますが、通常3-5倍です。つまり、従来の抗がん剤治療がひどく苦しいのは、アルコールで言えば、「個人差」を無視し、「泥酔」を目標にしていたためです。これを、一人ひとりの「ほろ酔い加減」にするのが、著者の改革案です。
これまで、抗がん剤治療の目標は、「がんの縮小」でした。そのため、抗がん剤の量も、「泥酔」を目標にしてきたのです。著者は、世界で初めて「縮小がなくとも、大きくしないようにすれば延命する」ことを示し、完治できなくても、「がんと共存」するという方法があることを、がん休眠療法において呈示しました。この考え方は、医師、患者を問わず、多くの方から賛同を受け、NHK, 日経新聞、朝日新聞、文芸春秋など数多くのマスメディアで紹介して頂きました。つまり、がんと長くつきあうように治療するには、「ほろ酔い加減」を目標にする必要があります。そして、言うまでもなく、ほろ酔い加減は人によってその量が異なるのです。
かくして、「個人差」と「継続性」の2点を改善した抗がん剤治療法を開発しました。すでに、国際医学雑誌に掲載され、また複数の欧米の専門家から論文に紹介を頂きました。全国的な臨床試験も数種類のがんで進んでいます。また、前著(がん休眠療法、講談社プラスα新書)で詳しく紹介しましたが、休眠療法の考え方は、がんの本質に基づいたものです。最近話題となっている21世紀の抗がん剤と呼ばれる「分子標的剤」は、まさに休眠療法に合致した薬剤です。今回著者が改革した抗がん剤治療は、この分子標的剤を手本にして改革した方法とも言えます。さらに、最近治療成績が良好な抗がん剤は、この「個人差」と「継続性」をクリアーしているものが多いという事実もあります。
これまでの著者らの検討では、簡便、安全、QOLが高い、毒性(副作用)が低い、医療費が安いなどが確認され、同時に効果もかなり上回っています。現在、それらを確認すべく、全国的な臨床試験を推進しているところです。まだまだ医学的に結論が出るまでには年数がかかりますが、「苦しくない抗がん剤治療」としての選択肢の一つにはなると思っています。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 189ページ
- ISBN-10 : 4062723662
- ISBN-13 : 978-4062723664
- Amazon 売れ筋ランキング: - 612,114位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 705位講談社+α新書
- - 30,488位医学・薬学・看護学・歯科学
- カスタマーレビュー:
著者について
大学中退後、雑誌社の編集者からルポライターに。
週刊大衆、増刊大衆、週刊実話、別冊宝島、週刊漫画タイムズ、話のチャンネル等の雑誌系と、日刊ゲンダイ、夕刊フジ、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、大阪スポーツ等の夕刊紙系で活躍。
著書に、『テキヤのマネー学』(東京三世社)、「ファッションホテル』(双葉社)、『秘欲望ファイル』(黒田出版興文社)、『トップセールスマン』、『セールス達人の客の心の掴み方』(以上、エール出版)、『奥様はトップセールスマン』、『大往生の現場から』(以上、ジャパンミックス)等。
共著に『死よ!!』『ケンカの売り方と買い方』(朝日新聞社出版局)、また取材・構成に『小学校中退、大学卒業』(花柳幻舟著=明石書店、幻舟文庫)、『選挙裏物語』(井上和子著=双葉社)等。
北本世之介のペンネームで、官能作家としても活躍。社会風俗分野の取材経験が豊富で、硬軟自在の執筆活動。女性読者のファンが多いことで知られる。
元日本文芸家クラブ会員。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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最高です
父のがん治療に役立たせていただきます
正直に本の状態を書いてくださり、ありがとうございます
家族が癌になった当初と
癌病院にもう手はありませんと
言われた後、二度お世話になりました。
最初はセカンドで行ったときは
用意したカルテやCT画像も見ずに
効果ありますよとお話しされてましたね
次は、センセのところで抗がん剤やりましたが、
その後の処置もできず、入院した病院の院長に直談判して
内科手術をしていただきました。
隣のベットの方はセンセ、機器操作がわからず、看護師に聞いてましたね。
本を書いて、いろんな病院で勤務して
日銭を稼いで。。。
本やテレビに出ている医師はこんなもんです。
実際に診察していただいた、ものの意見です。
ちなみに本を病院で買えばサインをいただけるそうです。
サインって。。。芸能人??
治るなら100冊でも買いますが。。。
今回、著者の提唱する抗がん剤の改革案は、「継続性」と「個人差」を重視したもので、その根拠、意義、実際が詳細に紹介されている。いわば、改革案のマニフェストである。現在の抗がん剤治療は、本にも書いてあるように、アルコールなら、すべての人にウィスキーボトル1本を飲ませる、また教育なら、すべての生徒にエリート教育であり、これではいろいろ問題が起こるのは当然である。これを、一人ひとりのほろ酔い加減、あるいは習熟度別授業にするという発想は、まさに納得いくものである。抗がん剤治療、そしてがんという病気に対する考え方自体が変わる可能性もある。
逆に言えば、この著者の改革案が画期的というより、これまでの治療に問題があったと言えるのかも知れない。そういったことを考えさせる内容であると思った。