新しいことにチャレンジしない若者を「半径1m以内で生活」と鋭く表現している。
ゆとり教育による成功体験の欠如,親世代の生活から実感する時代の変化に対する努力の無力さ,バブル時代の人間が共有した高揚感の不足などの意見は非常に的を得ていると感じた。
時代に対する閉塞感は私個人としても大いに感じるものがある。十年後,二十年後に無条件に状況が良くなっていると期待することができない。今と同等の生活水準を保てるのかすら疑問に思うことがある。
そのような状況下では大人たちの「チャレンジしろ」という言葉は空しく響くだけである。
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なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか? (講談社+α新書 364-1C) 新書 – 2007/9/21
岸本 裕紀子
(著)
エリートでもニートでもない若者の真の姿 リスクもチャレンジも関係なし。ケータイとコンビ二で完結してしまう「マッタリ君」が日本を変える!?これから日本を支えるハズの若者をズバッと斬る!
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/9/21
- ISBN-104062724545
- ISBN-13978-4062724548
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/9/21)
- 発売日 : 2007/9/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 4062724545
- ISBN-13 : 978-4062724548
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,349,882位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年5月4日に日本でレビュー済み
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2008年8月1日に日本でレビュー済み
著者は読者層が若者である雑誌の編集に携わっていたことがあるだけに、口コミによる若者の実態に関するヴィヴィッドな情報に詳しく、それをベースとした「仕事を部下の主体性に委ねる「ビジネスコーチング」というマネジメント手法は、受身姿勢の今の若者社員に有効なのか?p.81-84」「社会の激変と処方箋なしの状況の中で若者は無駄な努力をせず冒険もしない「エコ体質」を身に付けてしまったp.183が、「地元」に根を張り、「家族」を大切にして、「日本」のよさを見直し、「堅実」に生きようとするサバイバル術をも身に着けており、政府や地方はこうした若者の性向を生かして育んでいくべきp.187」といた指摘は鋭い。しかし、その指摘の根拠がどこから来ているのか良くわからない情報や類推に基づいているものが多くとまどいを覚える。おもしろい本であり、若者について「こういう見方もある」という新鮮なアイデアを得ることはできるが、それが正しいのかどうかはこの本ではわからないという限界性のある本。
2008年7月11日に日本でレビュー済み
著者の書く本は自分で汗をかかず、他人の評論や雑誌の記事、自分の思い込みのイメージを切り貼りするだけのスタイルを取るが本書も例外ではない。
時代の進歩と共に、遠出しなくても食に不自由せず、知人とコミニュケーションが取れるなら、ワザワザ生活範囲を広げる必要はない。著者より上の世代の私でもそう思う。若者が本書に反応しないのも、内容に新味がないせいであろう。上述の通り、他人の評論や自身の思い込みを要領良く纏めているだけなので、迫真性に乏しいのである。本書を書く際に、何人の若者にインタビューを試みたのだろうか ? 恐らくゼロである。更に、若者世代に対する勉強が不足しているので、トンチンカンな記述もある。
汗はかかない、記述対象の勉強も不足している。ライターとしての資質に疑問を抱かせる作品。
時代の進歩と共に、遠出しなくても食に不自由せず、知人とコミニュケーションが取れるなら、ワザワザ生活範囲を広げる必要はない。著者より上の世代の私でもそう思う。若者が本書に反応しないのも、内容に新味がないせいであろう。上述の通り、他人の評論や自身の思い込みを要領良く纏めているだけなので、迫真性に乏しいのである。本書を書く際に、何人の若者にインタビューを試みたのだろうか ? 恐らくゼロである。更に、若者世代に対する勉強が不足しているので、トンチンカンな記述もある。
汗はかかない、記述対象の勉強も不足している。ライターとしての資質に疑問を抱かせる作品。
2007年12月4日に日本でレビュー済み
若者事情。本のタイトルが良い。ケータイとコンビニに囲まれる
生活観は納得。手近なところで妥協している、という分析結果。
生活観は納得。手近なところで妥協している、という分析結果。
2007年11月24日に日本でレビュー済み
中年のおばさんによる若者生態観察日記、
これに尽きる。
良くぞ、ここまで調べたな、と。
でタイトルも一見?だが、読めば納得。
1mで充分という意味なんだ。
私の場合はこの本の観察対象とはちょっと上の微妙な世代だが、
下の世代と共感できる部分が結構ある。
上、目指したくないしね。というか苦労するだけだろ、と言うのが見えちゃったから。
見えないほうが良かった時代ってきっとあったんだろうな、と。
しかし、着ぐるみで合コンって初めて聞いた。
それだけでもこの本の価値はある。
いくら社会学者といえど、
母親くらいの世代で良くぞここまで、と感心しました。
これに尽きる。
良くぞ、ここまで調べたな、と。
でタイトルも一見?だが、読めば納得。
1mで充分という意味なんだ。
私の場合はこの本の観察対象とはちょっと上の微妙な世代だが、
下の世代と共感できる部分が結構ある。
上、目指したくないしね。というか苦労するだけだろ、と言うのが見えちゃったから。
見えないほうが良かった時代ってきっとあったんだろうな、と。
しかし、着ぐるみで合コンって初めて聞いた。
それだけでもこの本の価値はある。
いくら社会学者といえど、
母親くらいの世代で良くぞここまで、と感心しました。
2008年5月13日に日本でレビュー済み
元編集者だけあって、「半径1m」「ちょこっと和」「これは案外、競争社会を生き延びる知恵かな」「感動をありがとう」などキャッチコピーが上手い。しかしどことなく、AERAのような雑誌の特集の寄せ集めという印象が拭えない。著者はこの先、更に深堀して研究してゆくのだろうか?是非期待したいが、これ一発で終わってしまうのであれば、社会分析というより、切り口の鋭いエッセイで終りそう。
私の場合はこの本の著者より一回り以上下の世代だが、どちらかというと旧世代に属しているので、著者に近い感覚で、若者を見ている。だから著者の描き出す若者像に大きく共感し、勤め先の後輩の言動の多くが腑に落ちたりしている。実際、「年功序列・終身雇用志向」「海外旅行・世界情勢に無関心」「頑張らないのに、出る杭には否定的」「「まったり」好き」など、「なるほどねー」と感心しすること盛りだくさん。
当の若者はどのような感想を抱いたのだろうかと、書評を検索してみると、意外に反響が無い感じ。
そこで思うに(本書の描く若者像に共感する若者もいるかも知れないが)本書の本質は、「頑張ってきた世代が今の若者をどう見ているのか?」、若者が、「中年世代にどう見られているのか」を知る為の書籍、という点にあるのではないだろうか。その観点からすると、中年世代の方々は、本書を通して若者を知ろうと思ってはならない(あくまで参考資料に留めるべき)。寧ろ、若者にこそ、中年の意識を知る為の糸口として、本書の活用価値があると言えるのではないだろうか。
P.S ギャル系とアキバ系については、印象だけで語っていてよく知らないようである
私の場合はこの本の著者より一回り以上下の世代だが、どちらかというと旧世代に属しているので、著者に近い感覚で、若者を見ている。だから著者の描き出す若者像に大きく共感し、勤め先の後輩の言動の多くが腑に落ちたりしている。実際、「年功序列・終身雇用志向」「海外旅行・世界情勢に無関心」「頑張らないのに、出る杭には否定的」「「まったり」好き」など、「なるほどねー」と感心しすること盛りだくさん。
当の若者はどのような感想を抱いたのだろうかと、書評を検索してみると、意外に反響が無い感じ。
そこで思うに(本書の描く若者像に共感する若者もいるかも知れないが)本書の本質は、「頑張ってきた世代が今の若者をどう見ているのか?」、若者が、「中年世代にどう見られているのか」を知る為の書籍、という点にあるのではないだろうか。その観点からすると、中年世代の方々は、本書を通して若者を知ろうと思ってはならない(あくまで参考資料に留めるべき)。寧ろ、若者にこそ、中年の意識を知る為の糸口として、本書の活用価値があると言えるのではないだろうか。
P.S ギャル系とアキバ系については、印象だけで語っていてよく知らないようである