自分は自衛隊があることに賛成な人間です。
自衛隊をなくせという人の考えがわかりません。
別にわかりたいとは思いませんが、少なくともこの国で生きていることに感謝をもって自衛隊の皆さんに頑張って下さいと言いたい気持ちが大きくなりました。
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自衛隊はどこまで強いのか (講談社+α新書 449-1C) 新書 – 2009/3/19
自衛隊は北朝鮮のテポドンを落とせるのか 日本に既に導入されている「北朝鮮攻撃兵器」とは何か? 日本が世界一のレベルにある兵器を紹介しながら、日本の軍事力と国防力の真実をすべて白日の下に晒す!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/3/19
- ISBN-104062725673
- ISBN-13978-4062725675
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商品の説明
著者について
田母神 俊雄(たもがみ・としお)
1948年、福島県に生まれる。元航空自衛隊幕僚長。
防衛大学校卒業後、1971年、航空自衛隊に入隊。第6航空団司令、統合幕僚学校長、航空総隊司令官の要職を経て、2007年、航空幕僚長に就任。2008年10月、自身の論文において、集団的自衛権の行使を日本国憲法違反とする政府見解や1995年の「村山談話」と異なる主張を発表したことなどが問題視されたことを受け、航空幕僚長の職を解かれる。その後、航空幕僚監部付になり、11月に定年退官。同月、参議院外交防衛委員会に参考人として招致されるも、論文内容を否定するつもりはないことを改めて強調。著書には、『自らの身は顧みず』(ワック)、『日本は「侵略国家」ではない!』(共著、海竜社)など。
潮 匡人(うしお・まさと)
1960年、青森県に生まれる。評論家、帝京大学短期大学人間文化学科准教授。早稲田大学法学部卒業(在学中は雄弁会幹事長を務める)。同大学院法学研究科修士課程修了後、東京放送報道制作部契約社員を経て、1983年、航空自衛隊に入隊。航空教育隊区隊長、第8航空団修理隊計器小隊長、防衛庁長官官房広報課・広報誌「セキュリタリアン」編集長などを歴任。1994年、三等空佐で退官。著書には、 『北朝鮮の脅威を見ない人たち』(小学館文庫)、『常識としての軍事学』(中公新書ラクレ)、『司馬史観と太平洋戦争』(PHP新書)、『アメリカが日本を捨てる日』『超日本国憲法』(共著、以上講談社)など。
1948年、福島県に生まれる。元航空自衛隊幕僚長。
防衛大学校卒業後、1971年、航空自衛隊に入隊。第6航空団司令、統合幕僚学校長、航空総隊司令官の要職を経て、2007年、航空幕僚長に就任。2008年10月、自身の論文において、集団的自衛権の行使を日本国憲法違反とする政府見解や1995年の「村山談話」と異なる主張を発表したことなどが問題視されたことを受け、航空幕僚長の職を解かれる。その後、航空幕僚監部付になり、11月に定年退官。同月、参議院外交防衛委員会に参考人として招致されるも、論文内容を否定するつもりはないことを改めて強調。著書には、『自らの身は顧みず』(ワック)、『日本は「侵略国家」ではない!』(共著、海竜社)など。
潮 匡人(うしお・まさと)
1960年、青森県に生まれる。評論家、帝京大学短期大学人間文化学科准教授。早稲田大学法学部卒業(在学中は雄弁会幹事長を務める)。同大学院法学研究科修士課程修了後、東京放送報道制作部契約社員を経て、1983年、航空自衛隊に入隊。航空教育隊区隊長、第8航空団修理隊計器小隊長、防衛庁長官官房広報課・広報誌「セキュリタリアン」編集長などを歴任。1994年、三等空佐で退官。著書には、 『北朝鮮の脅威を見ない人たち』(小学館文庫)、『常識としての軍事学』(中公新書ラクレ)、『司馬史観と太平洋戦争』(PHP新書)、『アメリカが日本を捨てる日』『超日本国憲法』(共著、以上講談社)など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/3/19)
- 発売日 : 2009/3/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4062725673
- ISBN-13 : 978-4062725675
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,599,095位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去の3作が田母神閣下の心情を吐露した内容だとすると、今作はジャーナリスト・潮匡人さんとのタッグによる「極めて現実的な防衛論」。現状の自衛隊が抱える問題も、内側と外側、両面からの視点で見えるので、今までの書籍以上に話題になって欲しいです。
驚愕だったのは、北朝鮮拉致被害者の救出に対し、何の机上分析もされない/検討する事すら今の自衛隊では許されていない?という事。水面下では密かに検討が進んでいるかも知れない(むしろ、そうである事を願いたい)ですが、書かれている事に裏面がないとしたら、果たして自衛隊は何を守る為にあるのか?
レビューのタイトルは、そうした事に対する溜息混じりです。
誰かの不幸でなく、己の身に降り懸かった立場で考えると、事の重大さがよく判ります。
麻生総理、私ら一般国民には知られなくて結構ですので、是非とも自衛隊に拉致被害者救出の検討を命じて下さい。本当にあなたが、一国の宰相たらんとするならば。
驚愕だったのは、北朝鮮拉致被害者の救出に対し、何の机上分析もされない/検討する事すら今の自衛隊では許されていない?という事。水面下では密かに検討が進んでいるかも知れない(むしろ、そうである事を願いたい)ですが、書かれている事に裏面がないとしたら、果たして自衛隊は何を守る為にあるのか?
レビューのタイトルは、そうした事に対する溜息混じりです。
誰かの不幸でなく、己の身に降り懸かった立場で考えると、事の重大さがよく判ります。
麻生総理、私ら一般国民には知られなくて結構ですので、是非とも自衛隊に拉致被害者救出の検討を命じて下さい。本当にあなたが、一国の宰相たらんとするならば。
2010年12月13日に日本でレビュー済み
他の書評子が指摘するとおり、表題と中身が異なる上、内容も航空自衛隊元トップが元部下相手に「床屋談義」を講釈するという程度。こんなものを買うくらいなら故江畑謙介氏の著作を一冊図書館で借りてくることをお薦めする。
2009年6月29日に日本でレビュー済み
元自衛官のお二人が、このタイトルで対談しているんなら、当然「陸海空の各分野にわたっての自衛隊と諸外国軍隊との戦力比較」みたいなものを期待するでしょう。
さにあらず。
兵器で話題になっているのは、殆んどが戦闘機の話。あとは専守防衛や核武装、文民統制についてで、よーするに「今の日本の防衛行政はこんなに非効率ですよ〜」っていうぼやき合い。チャンネル桜のキャスターでは唯一冷静な論客で信頼していた潮 匡人氏も、相手が相手だけに、どうも感情に流れがちな乱暴な議論が多い。次の発言が象徴的。
潮「私の子供たちは三人とも空手の黒帯です。文武両道にわたり、せっかく、まともに育ててきたのに残念ですが、もし防衛大学校に行けば、今後は「村山談話」に沿った教育を18歳のときから叩きこまれるのです。それも悪い意味のリベラルな学校長のもとで。卒業後も、謝罪・暗黒史観を踏襲させられ、田母神さんという踏み絵を踏まされる。自分の子供には、決してそうなってほしくありません。」
これじゃ、まるで「武士なら、共に決起しよう!」って呼びかけた三島由紀夫の立ち位置だよ〜。
「自衛隊はどこまで強いのか」冷静に知りたかったら、田岡俊次氏の著書など、他を当たった方が良さそうです。
さにあらず。
兵器で話題になっているのは、殆んどが戦闘機の話。あとは専守防衛や核武装、文民統制についてで、よーするに「今の日本の防衛行政はこんなに非効率ですよ〜」っていうぼやき合い。チャンネル桜のキャスターでは唯一冷静な論客で信頼していた潮 匡人氏も、相手が相手だけに、どうも感情に流れがちな乱暴な議論が多い。次の発言が象徴的。
潮「私の子供たちは三人とも空手の黒帯です。文武両道にわたり、せっかく、まともに育ててきたのに残念ですが、もし防衛大学校に行けば、今後は「村山談話」に沿った教育を18歳のときから叩きこまれるのです。それも悪い意味のリベラルな学校長のもとで。卒業後も、謝罪・暗黒史観を踏襲させられ、田母神さんという踏み絵を踏まされる。自分の子供には、決してそうなってほしくありません。」
これじゃ、まるで「武士なら、共に決起しよう!」って呼びかけた三島由紀夫の立ち位置だよ〜。
「自衛隊はどこまで強いのか」冷静に知りたかったら、田岡俊次氏の著書など、他を当たった方が良さそうです。
2014年1月11日に日本でレビュー済み
航空自衛隊航空幕僚長を務めた田母神俊夫さんと、航空団修理隊計器小隊長を務めた潮匡人さんの対談形式で、自衛隊の能力を分析しながら、防衛政策のあり方について意見する。「自衛隊はどこまで強いのか」というタイトルだが、内容の大部分はお二方の政治/政治家に対する苦言・注文である。
冒頭、自衛隊が北朝鮮の弾道ミサイル「テポドン2」を打ち落とせるかどうかで、2人の熱い議論がはじまる。
田母神さんは「私は弾道ミサイル防衛の最高指揮官でもあったわけです。その立場にあった者として、自衛隊のミサイル防衛網は信頼性が高いと申し上げてよい」(14ページ)と語るが、これに対して潮さんは集団的自衛権の放棄を問題にし、「この『専守防衛』という姿勢自体が、『集団的自衛権問題』同様、自分の利害しか考えない非倫理的かつ反道徳的な政策」(37ページ)と指摘する。
武器輸出については、国益の観点から、潮さんも田母神さんも口を揃えて、規制を撤廃すべきだと主張する。
また、日本が自立するという観点から、田母神さんは「日本政府が毎年、米軍に出している2000億円以上の、いわゆる『思いやり予算』も、それを自衛隊の装備や訓練の費用に回せたら、どれだけいいかと」(113ページ)、「日本が自立した国になるのに最も有効な手段は、日本が核武装すること」(124ページ)と語る。これは極論であるが、こうした議論が国会で行われてきただろうか。
また、自衛隊の海外派遣は情報収集の意味でも重要だと指摘するが、一方で、数少ない輸送機が徴用されるなどしているため、「パイロットの養成にも大きな影響が出ました」(152ページ)という。最近の新聞報道でも同様の記事を見かけた。これは大問題である。しかし、国会で議論されたろうか。
お二方とも、自衛隊の敵は文民統制の政治家であると糾弾する。
田母神さんの講演会が自衛隊によりチェックされており、自衛隊員は参加しないように暗にコントロールされているという。
潮さんは「現在の政治状況では、政権が交代し、民主党を主体とする連立政権などが誕生する可能性を否定できません」(166ページ)と語るが、このあと、実際に民主党に政権が移ってしまう。
全体を通してタカ派のカラーが強すぎる感があるが、ただ、本書を読んで文民統制が最善なのか疑問を感じた。官僚主導の政治が続くなら、同じ公務員である自衛官が政治に対する発言をしてもいいのではないか――そんな気にさせられた。
冒頭、自衛隊が北朝鮮の弾道ミサイル「テポドン2」を打ち落とせるかどうかで、2人の熱い議論がはじまる。
田母神さんは「私は弾道ミサイル防衛の最高指揮官でもあったわけです。その立場にあった者として、自衛隊のミサイル防衛網は信頼性が高いと申し上げてよい」(14ページ)と語るが、これに対して潮さんは集団的自衛権の放棄を問題にし、「この『専守防衛』という姿勢自体が、『集団的自衛権問題』同様、自分の利害しか考えない非倫理的かつ反道徳的な政策」(37ページ)と指摘する。
武器輸出については、国益の観点から、潮さんも田母神さんも口を揃えて、規制を撤廃すべきだと主張する。
また、日本が自立するという観点から、田母神さんは「日本政府が毎年、米軍に出している2000億円以上の、いわゆる『思いやり予算』も、それを自衛隊の装備や訓練の費用に回せたら、どれだけいいかと」(113ページ)、「日本が自立した国になるのに最も有効な手段は、日本が核武装すること」(124ページ)と語る。これは極論であるが、こうした議論が国会で行われてきただろうか。
また、自衛隊の海外派遣は情報収集の意味でも重要だと指摘するが、一方で、数少ない輸送機が徴用されるなどしているため、「パイロットの養成にも大きな影響が出ました」(152ページ)という。最近の新聞報道でも同様の記事を見かけた。これは大問題である。しかし、国会で議論されたろうか。
お二方とも、自衛隊の敵は文民統制の政治家であると糾弾する。
田母神さんの講演会が自衛隊によりチェックされており、自衛隊員は参加しないように暗にコントロールされているという。
潮さんは「現在の政治状況では、政権が交代し、民主党を主体とする連立政権などが誕生する可能性を否定できません」(166ページ)と語るが、このあと、実際に民主党に政権が移ってしまう。
全体を通してタカ派のカラーが強すぎる感があるが、ただ、本書を読んで文民統制が最善なのか疑問を感じた。官僚主導の政治が続くなら、同じ公務員である自衛官が政治に対する発言をしてもいいのではないか――そんな気にさせられた。
2009年4月1日に日本でレビュー済み
元航空幕僚長・田母神氏と同じく元空自三佐・潮氏との対談。
テポドンを落とせるかどうか(田母神氏は大丈夫と仰るが‥)はともかく、
強いか弱いかは能力を発揮できた状態でしか、比較はできまい。
読むほどに、自縄自縛、能力を発揮できない自衛隊の現状が浮かび上がってくる。
ソマリアに派遣しても、撃ってくるまで撃てないとか、海賊の使用した
武器と同程度の武器しか使用できない、とか、およそ現実離れした対応しか
できないのでは、ミサイルも速射砲も無用の長物だ。
挙句に自衛官が殉職したり、艦が沈んだりしたら、世界の笑いものだろう。
だいいち、殉職した自衛官の家族になんと言って詫びるのか。
お二人は冷静に、政治家たちの安全保障に対する無関心や無知、法体制の不備を
指摘されているが、わたしは読んでいて背筋が寒くなる想いだ。
海賊と「いい勝負」をする程度の軍事力しか使えない自衛隊、つまり相手なりの
勝負をしていて、戦争に勝つことは絶対にあり得ない。
世界の軍隊が「これはやってはいけない」というネガティブ・リストによって
制限されるのに対し、日本ではポジティブ・リスト、すなわち「あれはやっていい」
という規定をいちいち決めないと行動できないという。
そういう意味で、自衛隊は国際標準で言う「軍隊」とは違うらしい。
単なる軍備の比較ではなく、どんな運用がされるのか、展開が利くのか、
士気はどうか、などは、戦力比較において重要なファクターだろうが、
自衛隊の場合は法律と運用、指揮系統など、本来は前提として当たり前に
整備されているはずのことに問題があるようだ。
陳列してあるだけでは、張子のトラと変わりない。
イザというとき、しっかり国民の生命・財産を守ってもらえるのだろうか。
危機感が募る一冊だ。
テポドンを落とせるかどうか(田母神氏は大丈夫と仰るが‥)はともかく、
強いか弱いかは能力を発揮できた状態でしか、比較はできまい。
読むほどに、自縄自縛、能力を発揮できない自衛隊の現状が浮かび上がってくる。
ソマリアに派遣しても、撃ってくるまで撃てないとか、海賊の使用した
武器と同程度の武器しか使用できない、とか、およそ現実離れした対応しか
できないのでは、ミサイルも速射砲も無用の長物だ。
挙句に自衛官が殉職したり、艦が沈んだりしたら、世界の笑いものだろう。
だいいち、殉職した自衛官の家族になんと言って詫びるのか。
お二人は冷静に、政治家たちの安全保障に対する無関心や無知、法体制の不備を
指摘されているが、わたしは読んでいて背筋が寒くなる想いだ。
海賊と「いい勝負」をする程度の軍事力しか使えない自衛隊、つまり相手なりの
勝負をしていて、戦争に勝つことは絶対にあり得ない。
世界の軍隊が「これはやってはいけない」というネガティブ・リストによって
制限されるのに対し、日本ではポジティブ・リスト、すなわち「あれはやっていい」
という規定をいちいち決めないと行動できないという。
そういう意味で、自衛隊は国際標準で言う「軍隊」とは違うらしい。
単なる軍備の比較ではなく、どんな運用がされるのか、展開が利くのか、
士気はどうか、などは、戦力比較において重要なファクターだろうが、
自衛隊の場合は法律と運用、指揮系統など、本来は前提として当たり前に
整備されているはずのことに問題があるようだ。
陳列してあるだけでは、張子のトラと変わりない。
イザというとき、しっかり国民の生命・財産を守ってもらえるのだろうか。
危機感が募る一冊だ。
2009年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつも通りの判り易い文章で興味深く読ませて頂きました。こういう内容を「面白かった」と批評するのは間違いでしょうが、大全国紙「朝○新聞」や私の暮らす地域で絶大な購読を誇る「北○道新聞」なんかを読んでいれば暢気な反戦論者、アンチ自衛隊、憲法9条を守る会員なんかはごまんと出来上がってしまうのが問題ですわね。読んでいくと途中でずっこけて政界の末席に甘んじている安部某氏、中川某氏がしっかりとした国防論者だったことを知ると、彼らの脇の甘さにも呆れてしまう。品格のあるまともな論客としての政治家像を田母神氏に求めるのも止むを得ないでしょうねぇ。
2009年3月27日に日本でレビュー済み
日本の軍事力には盾(防衛力)はあっても矛(攻撃力)はない。
武力とは本来的に攻撃力と守備力が一体となっているはずのものだが、法律上自衛隊は「軍」
ではないので、国際法を根拠とした行動(防衛を目的とした攻撃)ができない。
イラクでは大使館で犠牲者が出たが、自衛隊法には他国にある自国の大使館警備という
任務が書かれていないため、外国の民間に警備を委託している。
ソマリアの海賊に対しては、新法を作らなければ海賊から攻撃してこない限り何もできない。
集団的自衛権が行使できないため、アメリカの領土を狙ったミサイルが日本上空を通過しても
撃ち落とすことはできない。(これを聞いたアメリカの国防総省副長官は激怒したそうです)
等々の話を現場の元航空幕僚長が語ってくれます。
結論としては
「日本の自衛隊はかなり強いが、法律が整備されていないため、実際には活動できないことが
非常に多い。中国は20年間軍拡を続け、軍事費は既に日本を抜いているが、組織力では
まだ日本の方が上。しかしあと5年程度で抜かれる可能性が高い。」ということのようです。
とにかく法律だけは早急に整備すべきだと思います。
武力とは本来的に攻撃力と守備力が一体となっているはずのものだが、法律上自衛隊は「軍」
ではないので、国際法を根拠とした行動(防衛を目的とした攻撃)ができない。
イラクでは大使館で犠牲者が出たが、自衛隊法には他国にある自国の大使館警備という
任務が書かれていないため、外国の民間に警備を委託している。
ソマリアの海賊に対しては、新法を作らなければ海賊から攻撃してこない限り何もできない。
集団的自衛権が行使できないため、アメリカの領土を狙ったミサイルが日本上空を通過しても
撃ち落とすことはできない。(これを聞いたアメリカの国防総省副長官は激怒したそうです)
等々の話を現場の元航空幕僚長が語ってくれます。
結論としては
「日本の自衛隊はかなり強いが、法律が整備されていないため、実際には活動できないことが
非常に多い。中国は20年間軍拡を続け、軍事費は既に日本を抜いているが、組織力では
まだ日本の方が上。しかしあと5年程度で抜かれる可能性が高い。」ということのようです。
とにかく法律だけは早急に整備すべきだと思います。