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アメリカの夜 (講談社文庫) 文庫 – 2001/1/17

3.4 5つ星のうち3.4 39個の評価

新次元への扉を開く小説の最進化形!
本当の自分を勝ち取るため、青年は頭と体を鍛え闘いの火蓋を切る。

映画学校を卒業し、アルバイト生活を続ける中山唯生。芸術を志す多くの若者と同じく、彼も自分がより「特別な存在」でありたいと願っていた。そのために唯生はひたすら体を鍛え、思索にふける。閉塞感を強めるこの社会の中で本当に目指すべき存在とは何か?新時代の文学を切り拓く群像新人文学賞受賞作。

商品の説明

著者について

1968年山形県生まれ。日本映画学校卒業。演出助手などを経て、1994年本作品で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1999年『無情の世界』で野間文芸新人賞受賞。他の著書に『ABC戦争』『公爵夫人邸の午後のパーティー』『インディヴィジュアル・プロジェクション』、エッセイ集『アブストラクトなゆーわく』がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2001/1/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/1/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406273057X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062730570
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 0.8 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 39個の評価

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星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者が思っていること、と、違う部分もあるし、その辺の分裂も、小説の味ですけど、ただ主人公が感じている、周りとの分断、それでいいよ、と思っていても、なんかイライラする、そうした世界の情景と、バイト先の公益美術館で。本を読んでいた、神聖喜劇も失われた時を求めても
でもなんらかの周りの圧力で、ダメだろうね~となっていき、
主人公がとにかく思考的に布石を打って、そんなのは当然だし恨んでいないし、別にあることができるようでよかった、という酸っぱい葡萄まで用いることによって、
やなんだろうなあ、と読者が共感して同情する部分が好きです。本を読む、というのは、いつでもどこでもできるのでなく、ある種の閉鎖空間、の方が的確にできることが多く、自宅では他の不機嫌なことでも起きると難しいわけで、
かつなんか疎外されている状況の
読むことによって、勝ってないんだけど
そう言う奴らに勝っている知的なオレ(そんなことは本人は認めないがなんとなく思ってしまうもの)を追求するために本を読みたい、しかしその知的自由さまで、公共圧力で、ヤツら(誰ということもなく)全体が遮る。
苦しい。その苦しさの、ぶつけ形、どう破滅することなく、主人公は切り抜けていくのか、
が、とても強い気分にさせてくれると思います。絶対にできないことだけど
粉々に破壊したい。でも、捕まるわけにはいかない。みたいな色んな怖さと、ジリジリとしたソレが最高に好きでした。これとIPが、大変にその線で、好きで
そして好みでしょうからこっちの自由ですが、その作品以降、本当に目に見える形で作者が破壊するようになったので、(あくまで僕は)抑制を感じなくなり、面白さがなくなりました。
本当に憎い奴を殴ったりするわけでもない
その辺が
学生の頃の頑張りと、アイツの憎さ、でも我慢を感じて、大変に上手に、この作品に思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月18日に日本でレビュー済み
1994 年だからデビューして 24 年だがいままでまったく知らなかった。デビュー作のこの小説から読んでみた。
最初のブルースリーのところで退屈して流し読みでやめようかと思ったが、解説を読んだら興味がでてきて、パラパラッとみたらドンキホーテの感想文のところが目に入って、それを読んでみたら面白かったので、また最初からきちんと読み始めた。中山がでてきたくらいから少し読みやすくなって、「映像」から「活字」のところでこれは面白そうだなと思った。
ストーリー自体は特に面白くはないんだけど、論理的に書いている部分が意味がわからないところもあるがすごいと思った。この文体は哲学書の影響なのか。でも、これだと一部の人しか読まないだろうな。いまはスタイルが変わったらしいが。でも 26 才でこの小説を書いたのはやはりすごいことだろう。
「春分の日」的なものと「秋分の日」的なものの対比が全体で何を指しているのかよくわからなかった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自己を表現したくてたまらない才気ある若者が自分を特別だと思い込もうとして書く、よくある過剰に饒舌な少し恥ずかしくなってしまうような小説である。ただそこに工夫のなされているところが良い点。
自分を特別だと思おうとしている唯生(ただいきているってことかな?)なる人物は、ドン・キホーテなど虚構の人物を模倣しているだけで、さらにその唯生の話はエスなる分身が書いている話で、分身が書く形にしたのは小説のキャラクターの狂気を、これまた模倣するためだよという言い訳があって。もちろんそれを小説として上梓している阿部和重がいるという何重にも、いわゆる中二病的な自意識を囲い込んだ、阿部和重のかわいい処女作だ。
ここまでしないと、自分は、唯生きている普通の人間なのだと宣言できない著者の若き自意識がとてもいじらしい。
2021年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
で?何が言いたいのの一言で存在意義が粉砕される小説
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
阿部和重のファンになった。
濃密な一人語りがじつに見事。
若いのにどうしてここまで書けるのか、感心した。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月22日に日本でレビュー済み
『アメリカの夜』は、La Nuit Americaine。
フランソワ・トリュフォーの映画のタイトルでもあります。
なぜ、このタイトルが使われたのか、は最後の最後になって
分かるのですが、その使われるセンスの良さと同時に構成の
妙にうなってしまいました。
ポストバブルを迎えた彷徨えるスピリットに、この小説は
爆弾のように投げ込まれます。
観念的で読みづらいことは確かですが、この小説は観念
そのものを謳っているので、こういった書き方には当然
必然性があるのだろうと思います。
『アメリカの夜』は、どうしたってそのときでなければ
書けなかった必然性をもった観念小説であります。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年8月6日に日本でレビュー済み
自分を特別視できるのは若さの特権だが、こんな痛く青くても、ここまで自己を対象化できるかは疑問。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゴダールに羨望している若者が、ベルモンドにでもなったつもりで書いた物語。
若気の至り。モラトリアム。
歳を重ね、読み返して時に恥ずかしくなるだろう。
そんな気持ちはよくわかる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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