なんとなくだけど、すっきりしない。
完結しているのだろうか?
事件の概要は明らかにされたかもしてないが、犯人たちが捕まったわけではないし、肝心の二階堂蘭子が行方不明になってしまって、どうなるんだか。
その後の作品も出てはいるが、最初の著者の構想とは違ってしまった内容のものに思えてならない。

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人狼城の恐怖 第4部(完結編) (講談社文庫 に 22-11) 文庫 – 2001/9/1
二階堂 黎人
(著)
すべての謎は解かれた――
これぞ本格推理!超大作の華麗なる終幕
ついに人狼城に入城した二階堂蘭子が暴く、驚倒すべき真相とは?
人狼城殺人事件の怪異に満ちた謎のすべてが、名探偵・二階堂蘭子の冷徹な論理によってついに解き明かされる。死屍累々たる惨劇の舞台《人狼城》で、蘭子を迎えた真犯人とは?その想像を絶する殺人動機とは?そして不可能を可能ならしめた驚天動地の大トリックとは!?本格推理小説の金字塔、華麗なる完結!
これぞ本格推理!超大作の華麗なる終幕
ついに人狼城に入城した二階堂蘭子が暴く、驚倒すべき真相とは?
人狼城殺人事件の怪異に満ちた謎のすべてが、名探偵・二階堂蘭子の冷徹な論理によってついに解き明かされる。死屍累々たる惨劇の舞台《人狼城》で、蘭子を迎えた真犯人とは?その想像を絶する殺人動機とは?そして不可能を可能ならしめた驚天動地の大トリックとは!?本格推理小説の金字塔、華麗なる完結!
- 本の長さ677ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104062731843
- ISBN-13978-4062731843
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商品の説明
著者について
二階堂黎人(にかいどうれいと)
1959年7月19日東京都に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で「吸血の家」(講談社文庫所収)が佳作入選、1992年『地獄の奇術師』(講談社文庫)を書き下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を大いに集める。著書に『聖アウスラ修道院の惨劇』『悪霊の館』短編集『ユリ迷宮』『バラ迷宮』『私が捜した少年』(すべて講談社文庫)、氏の敬愛するJ・D・カーについての対談や随筆をも収録した作品集『名探偵の肖像』『悪魔のラビリンス』(ともに講談社ノベルス)など多数。
1959年7月19日東京都に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で「吸血の家」(講談社文庫所収)が佳作入選、1992年『地獄の奇術師』(講談社文庫)を書き下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を大いに集める。著書に『聖アウスラ修道院の惨劇』『悪霊の館』短編集『ユリ迷宮』『バラ迷宮』『私が捜した少年』(すべて講談社文庫)、氏の敬愛するJ・D・カーについての対談や随筆をも収録した作品集『名探偵の肖像』『悪魔のラビリンス』(ともに講談社ノベルス)など多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 677ページ
- ISBN-10 : 4062731843
- ISBN-13 : 978-4062731843
- Amazon 売れ筋ランキング: - 643,650位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年9月27日に日本でレビュー済み
二階堂黎人氏…というか、蘭子嬢をこよなく愛する私としては、この4部作はかなり満足でした。
出版当時に順を追って読んでますが、やはり面白いのはこの最後の部。
城の構造などは、大体想像通りだったけれど(だって物理的にそれっきゃ考えらんないじゃん)、それでもあんまりがっかりしなかったのは、その他の「過剰なもの」がたっぷりあって、好みに合っていたからです。
正直、ドイツ篇とフランス篇は、退屈でした。蘭子が出ないので。
単なる小説として読ませるだけの技量は、この著者にはないと思うし。
然し、それがひとたび蘭子登場となると、急にキラキラ輝いてくるから面白いもんです。
この巻は、蘭子の推理や冒険が楽しく、文句ナシなんですが、いかんせん伯爵の動機がね…何だかあんまり感動しませんでした(笑)。
日本人の我々にとっては、ちょっと説得力なかったなぁ。
あと、ルーデンドルフ警部が、どうして死ななきゃいけないのか。
必然性皆無で、大いに不満。
更に言えば、警部の物言いも不満ですね。何故、黎人や蘭子に対して「お前」なのか。
最低でも「君」だろうと思う。
尤も、この著者はあんまり文章が上手くないのでね。そういうところが出るのは仕方がないかもしれませんが。
ま、不満なところは多々ありますが、それでもこの4部作は戦後の探偵小説の中で、10本の指に入るぐらいの傑作であると思います。
ダテに長くはないです。
出版当時に順を追って読んでますが、やはり面白いのはこの最後の部。
城の構造などは、大体想像通りだったけれど(だって物理的にそれっきゃ考えらんないじゃん)、それでもあんまりがっかりしなかったのは、その他の「過剰なもの」がたっぷりあって、好みに合っていたからです。
正直、ドイツ篇とフランス篇は、退屈でした。蘭子が出ないので。
単なる小説として読ませるだけの技量は、この著者にはないと思うし。
然し、それがひとたび蘭子登場となると、急にキラキラ輝いてくるから面白いもんです。
この巻は、蘭子の推理や冒険が楽しく、文句ナシなんですが、いかんせん伯爵の動機がね…何だかあんまり感動しませんでした(笑)。
日本人の我々にとっては、ちょっと説得力なかったなぁ。
あと、ルーデンドルフ警部が、どうして死ななきゃいけないのか。
必然性皆無で、大いに不満。
更に言えば、警部の物言いも不満ですね。何故、黎人や蘭子に対して「お前」なのか。
最低でも「君」だろうと思う。
尤も、この著者はあんまり文章が上手くないのでね。そういうところが出るのは仕方がないかもしれませんが。
ま、不満なところは多々ありますが、それでもこの4部作は戦後の探偵小説の中で、10本の指に入るぐらいの傑作であると思います。
ダテに長くはないです。
2019年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4部作読み終えるまで1部~3部は処分しないように。
絶対に読み直さないとわからなくなりますよ。
とにかくドキドキ感があって面白い!
最後が納得できずに自分は星四つだが、読んで後悔はしないはず
絶対に読み直さないとわからなくなりますよ。
とにかくドキドキ感があって面白い!
最後が納得できずに自分は星四つだが、読んで後悔はしないはず
2006年8月3日に日本でレビュー済み
世界最長の推理小説ということだけあってさすがに長かった〜四部が四部とも分厚い(汗)
ドイツ側で起こった殺人事件をまとめたドイツ編
フランス側で起こった殺人事件をまとめたフランス編
両方とも双子の城・人狼城を舞台とし、それぞれに密室殺人などさまざまな謎が散りばめられている
…ただし、どっちも似たようなものなので途中、ちょっとだれてしまいましたがね……
名探偵二階堂蘭子らが人狼城で起こったという殺人事件の謎に挑む探偵編
その大半は、人狼城における殺人事件の謎解きに割かれています
そして本書、完結編!!
いよいよ人狼城の隠された全貌と、驚くべき殺人動機が解き明かされます
…とまあ、こんな流れなんですが、ドイツ・フランス編における数々の密室の謎はもとより、人狼城そのもののトリックはホントに『凄い』の一言!!
ただ、ドイツ編とフランス編の冒頭部や、完結編のラストにおける人狼のくだりは必要あったのだろうか?(オカルトチックではあったが…)
殺人動機にしても驚きもあったが、正直、理解不能とも言えるため微妙と言えば微妙です…
でも!
世界最長といっても無駄に長いわけではなく、十二分に楽しめる満足いく出来だと思います!!
ドイツ側で起こった殺人事件をまとめたドイツ編
フランス側で起こった殺人事件をまとめたフランス編
両方とも双子の城・人狼城を舞台とし、それぞれに密室殺人などさまざまな謎が散りばめられている
…ただし、どっちも似たようなものなので途中、ちょっとだれてしまいましたがね……
名探偵二階堂蘭子らが人狼城で起こったという殺人事件の謎に挑む探偵編
その大半は、人狼城における殺人事件の謎解きに割かれています
そして本書、完結編!!
いよいよ人狼城の隠された全貌と、驚くべき殺人動機が解き明かされます
…とまあ、こんな流れなんですが、ドイツ・フランス編における数々の密室の謎はもとより、人狼城そのもののトリックはホントに『凄い』の一言!!
ただ、ドイツ編とフランス編の冒頭部や、完結編のラストにおける人狼のくだりは必要あったのだろうか?(オカルトチックではあったが…)
殺人動機にしても驚きもあったが、正直、理解不能とも言えるため微妙と言えば微妙です…
でも!
世界最長といっても無駄に長いわけではなく、十二分に楽しめる満足いく出来だと思います!!
2019年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
傑作‼️
2012年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推理小説の奇形として日本には新本格というジャンルがある。
笠井潔および島田荘司といった、極左思想に傾倒する元左翼学生によって広まったジャンルである。
自然、このジャンルにはイデオロギー宣伝のための装置として働いてしまうという問題が常に暗い影を落とす。
また極端に限定的な視点に縛られた結果、アイデアは閉じられたサークル内でのトリッキーさを競う結果となる。
残念ながらこの娯楽小説自体も純粋にパズル的推理を楽しむものとは成っておらず
青臭い左翼学生の様な感情論に基づく社会論、文化論、人間観が造形の基となっており、それら問題から逃れられていない。
またオカルトを主流とし、全くセンスの無い引用や悪びれも無く用いられるアマチュア性については対象年齢もしくは読者層を著しく限定し、
同様の趣旨で作成されるラノベといったカテゴリに類されるジャンルのものと比して抜きん出たものは特に無い。
推理小説というのはあらゆる娯楽小説の中で、既に甚だ時代遅れのジャンルとなっているが
日本では現代に至るまで近代社会およびそれに伴う近代市民の推理小説はついに根付かなかった。
それを構成するトリックというギミックだけが抽出され、肥大化し、奇形化していったのである。
なので、いわゆる新本格に類する作品(トリック)を純粋に楽しみたいという方は、これら新本格類の作品ではなく
傑作マンガ「金田一少年の事件簿」をお薦めする。上記問題をクリアした唯一無類の純本格作品だからである。
そして本作品はこれを超える作品が新本格からは生まれないことを立体的に証明してくれる一冊としては価値があるのである。
笠井潔および島田荘司といった、極左思想に傾倒する元左翼学生によって広まったジャンルである。
自然、このジャンルにはイデオロギー宣伝のための装置として働いてしまうという問題が常に暗い影を落とす。
また極端に限定的な視点に縛られた結果、アイデアは閉じられたサークル内でのトリッキーさを競う結果となる。
残念ながらこの娯楽小説自体も純粋にパズル的推理を楽しむものとは成っておらず
青臭い左翼学生の様な感情論に基づく社会論、文化論、人間観が造形の基となっており、それら問題から逃れられていない。
またオカルトを主流とし、全くセンスの無い引用や悪びれも無く用いられるアマチュア性については対象年齢もしくは読者層を著しく限定し、
同様の趣旨で作成されるラノベといったカテゴリに類されるジャンルのものと比して抜きん出たものは特に無い。
推理小説というのはあらゆる娯楽小説の中で、既に甚だ時代遅れのジャンルとなっているが
日本では現代に至るまで近代社会およびそれに伴う近代市民の推理小説はついに根付かなかった。
それを構成するトリックというギミックだけが抽出され、肥大化し、奇形化していったのである。
なので、いわゆる新本格に類する作品(トリック)を純粋に楽しみたいという方は、これら新本格類の作品ではなく
傑作マンガ「金田一少年の事件簿」をお薦めする。上記問題をクリアした唯一無類の純本格作品だからである。
そして本作品はこれを超える作品が新本格からは生まれないことを立体的に証明してくれる一冊としては価値があるのである。
2003年3月30日に日本でレビュー済み
二階堂蘭子が謎を解く!最終巻です。
蘭子が謎を解くたびにほぅとため息がでるばかり。
全ての答えがここに。
蘭子は一体どうなるのだろうか。
文庫本になってから4部までの出る間が短いような。
答えが早くわかっていいんだけど、読む側も考える間がノベルズの時のようにあってもいいかなと思います。
蘭子が謎を解くたびにほぅとため息がでるばかり。
全ての答えがここに。
蘭子は一体どうなるのだろうか。
文庫本になってから4部までの出る間が短いような。
答えが早くわかっていいんだけど、読む側も考える間がノベルズの時のようにあってもいいかなと思います。
2017年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
が、自分の記憶力では対応できない。人智を超えた記憶量の人間なら最高に面白いかもしれません。あと今だから思うかもしれないけど、登場人物の(蘭子とか)ふるまいが大袈裟でクサいですね、なんか緊迫してるのに笑っちゃいます。でも、構造の様式美はふんだんに感じられます