記者クラブの問題を正面から取り上げた作品です。
考えてみれば、記者クラブを廃止した田中長野県知事への
陰湿な攻撃は、うまみを吸ってきた大マスコミの露骨な仕返しと
考えるしかありません。
例えば、田中知事が旅費の精算でごまかしがあったという報道ですが、
普通知事本人ではく秘書やスタッフがやりますよ。
でも、これに怯まずに他の都道府県でも記者クラブをどんどん
廃止してほしいものです。
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新聞が面白くない理由 (講談社文庫 い 86-1) 文庫 – 2001/9/1
岩瀬 達哉
(著)
新聞に明日はあるか?
官公庁と癒着を続ける記者クラブの闇を暴く
健全な民主主義を作るためには、ジャーナリズムの再生が不可欠!
衰退一途の日本のジャーナリズム。その根本の病巣こそ「記者クラブ」である。広いスペース、税金から支出される通信費、光熱費……。官公庁から便宜供与を受けて他のメディアを締め出すさまは、中世のギルドさながら。果たして彼らに自浄作用はあるのか?健全な民主主義のため既得権を抉った渾身の書!
官公庁と癒着を続ける記者クラブの闇を暴く
健全な民主主義を作るためには、ジャーナリズムの再生が不可欠!
衰退一途の日本のジャーナリズム。その根本の病巣こそ「記者クラブ」である。広いスペース、税金から支出される通信費、光熱費……。官公庁から便宜供与を受けて他のメディアを締め出すさまは、中世のギルドさながら。果たして彼らに自浄作用はあるのか?健全な民主主義のため既得権を抉った渾身の書!
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104062732858
- ISBN-13978-4062732857
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商品の説明
著者について
岩瀬達哉(いわせたつや)
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。’96年、第2回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の企画賞とスクープ賞をダブル受賞。’00年、第6回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の作品賞を受賞。官僚腐敗やメディアの問題などを中心に旺盛な執筆活動を続けている。著書に、『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮社)がある。
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。’96年、第2回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の企画賞とスクープ賞をダブル受賞。’00年、第6回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の作品賞を受賞。官僚腐敗やメディアの問題などを中心に旺盛な執筆活動を続けている。著書に、『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮社)がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 349ページ
- ISBN-10 : 4062732858
- ISBN-13 : 978-4062732857
- Amazon 売れ筋ランキング: - 692,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 358位メディアと社会
- - 765位ジャーナリズム (本)
- - 9,389位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2004年9月13日に日本でレビュー済み
「他者を批判する限りは、自らの襟を正しておかなければならないという基本的な倫理観が「新聞」には欠如している。
そればかりか、善悪に対する態度も、ケースバイケースで変化する。
自分にプラスになる相手であれば、たとえ不正行為を働いていたとしても、脳天気に擦り寄るのが「新聞」である。
その結果、邪まな思いを持つ相手から便利屋として使われ、反社会的な行為に加担させられることさえある。」
綱渡りのような危うい倫理観を正当化する記者の毒まんじゅうも、銭とポストである。
朝日新聞社幹部によるデキの悪い子弟や親類縁者の情実入社・・・
官僚の天下り先と見紛うばかりの広がりをもつ関連会社への天下り・・・もちろん赤字経営である。
こうした積年に渡る悪弊を尻目に、税金で運営される「記者クラブ」に所属し、「税金」で接待され続けている記者たちが、
「税金」を乱費する役人を追求するとは、マンガである。
そればかりか、善悪に対する態度も、ケースバイケースで変化する。
自分にプラスになる相手であれば、たとえ不正行為を働いていたとしても、脳天気に擦り寄るのが「新聞」である。
その結果、邪まな思いを持つ相手から便利屋として使われ、反社会的な行為に加担させられることさえある。」
綱渡りのような危うい倫理観を正当化する記者の毒まんじゅうも、銭とポストである。
朝日新聞社幹部によるデキの悪い子弟や親類縁者の情実入社・・・
官僚の天下り先と見紛うばかりの広がりをもつ関連会社への天下り・・・もちろん赤字経営である。
こうした積年に渡る悪弊を尻目に、税金で運営される「記者クラブ」に所属し、「税金」で接待され続けている記者たちが、
「税金」を乱費する役人を追求するとは、マンガである。
2001年5月26日に日本でレビュー済み
新聞が面白くない理由には 様々なものがあり、その中でもこの本の中には、いかに 記者クラブという制度が新聞を面白くないようにしてい るかが書かれています。 日本新聞協会に加盟している新聞社等とフリーライター との情報格差と記者の怠慢がここにあります。 記者クラブによる全国紙1紙あたりの経済的便宜の試算
など新聞を裏から読むのを楽しむ情報がたくさん書かれ ています。 日頃、新聞に疑問を感じている人にはお勧めの1冊です。
など新聞を裏から読むのを楽しむ情報がたくさん書かれ ています。 日頃、新聞に疑問を感じている人にはお勧めの1冊です。
2005年1月30日に日本でレビュー済み
大手マスコミは社説やテレビの論評では偉そうなことを言っているが、彼らが批判できないのは自分たち自身である。また、彼らを批判するものは完全に無視される。アメリカではジャーナリズムを批判するジャーナリズムがあり、また、高校や大学でもメディアに対して批判的な目を養う場がある。日本では、「メディア・リテラシー」などと中途半端なものはあるが、大学のほとんどの学者たちは、大手マスコミと「お友達」であるため批判できないでいる。授業料を大学に払っているにもかかわらずだ。しかし、岩瀬氏のこの本は時間をかけて綿密な調査を通して出来上がった作品だと言える。新聞社と行政の癒着、企業との癒着がよく描かれている。
日本衰退の大きな原因がこの本で見えてくる。日々の情報によって、知らず知らずのうちに我々も洗脳されていることがこの本でよくわかる。大手新聞社やテレビ局に勤める者には決して書くことのできない大作だ。このような素晴らしい作品を出した岩瀬氏と講談社に感謝したい。
日本衰退の大きな原因がこの本で見えてくる。日々の情報によって、知らず知らずのうちに我々も洗脳されていることがこの本でよくわかる。大手新聞社やテレビ局に勤める者には決して書くことのできない大作だ。このような素晴らしい作品を出した岩瀬氏と講談社に感謝したい。
2005年3月24日に日本でレビュー済み
新聞を読んで、「なんでどこも同じ内容なんだろう?」と思ったことはないだろうか。インターネットでニュースを検索しても「なんで一文一句同じことがあるのだろう?」と思ったことはないだろうか。
その答えの一つがここにある。広報をやったことがある人間なら「常識」の話なのだが、一般的にはあまり知られていない。本書で書かれていることが日本のメディアのすべてとは言わないが、一面をかなり正確についている。
本書を読めば、どれだけ日本のメディアの言っている「ジャーナリズム」が怪しいものか理解できる。
その答えの一つがここにある。広報をやったことがある人間なら「常識」の話なのだが、一般的にはあまり知られていない。本書で書かれていることが日本のメディアのすべてとは言わないが、一面をかなり正確についている。
本書を読めば、どれだけ日本のメディアの言っている「ジャーナリズム」が怪しいものか理解できる。