タイトルを見ると一瞬、「逆立ち?」と思ってしまうのだが、さかだちはさかだちでも、“酒断ち”日記。
アルコール依存症の筆者が、同じくアルコール依存症である野坂昭如さんとの対談から本書は始まる。
大きくわけて3部構成になっており、
'@野坂昭如さんとの対談・上「禁酒・マッチ」
'Aさかだち日記
'B野坂昭如さんとの対談・下「バイアグラ・マッチ」
大部分を占める'Aのさかだち日記は、中島らもさんのプライベートな事柄(その日、どういう仕事をしたとか、こういうことを考えたとか、自身のバンドの活動とか)なので、はっきり言って、らもさんのファン以外にはあまり面白くないかもしれない。
中島らもを読もうと思って、この本を最初に手に取るのはやめたほうがいい。(もっと先に読んでもらいたい作品がたくさんある)
しかしファンならば、より深いらもワールド突入間違いなしの作品です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
さかだち日記 (講談社文庫) 文庫 – 2002/5/15
中島 らも
(著)
お酒中毒者の感覚を疑似体験できます。
酒が飲みたくて近所の酒屋の自販機前。ビールしかないので、買わずに帰宅。その理由は「ビールを酒とは認めない」。
作家活動の傍ら、劇団を主宰し、バンドではギターを手に声を張り上げる、マルチな異才が、恥溺するお酒と訣別すべく綴った酒断(さかだ)ち日記。作家・野坂昭如との「禁酒」&「バイアグラ」対談も収録。
酒が飲みたくて近所の酒屋の自販機前。ビールしかないので、買わずに帰宅。その理由は「ビールを酒とは認めない」。
作家活動の傍ら、劇団を主宰し、バンドではギターを手に声を張り上げる、マルチな異才が、恥溺するお酒と訣別すべく綴った酒断(さかだ)ち日記。作家・野坂昭如との「禁酒」&「バイアグラ」対談も収録。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/5/15
- ISBN-104062734338
- ISBN-13978-4062734332
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
■中島らも(なかじまらも)
1952年、兵庫県尼崎市生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライター、エッセイスト、小説家。’92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、’94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『明るい悩み相談室』(1~7)『人体模型の夜』『白いメリーさん』『エキゾティカ』『訊く』『逢う』『寝ずの番』『バンド・オブ・ザ・ナイト』『とらちゃん的日常』など多数。
1952年、兵庫県尼崎市生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライター、エッセイスト、小説家。’92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、’94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『明るい悩み相談室』(1~7)『人体模型の夜』『白いメリーさん』『エキゾティカ』『訊く』『逢う』『寝ずの番』『バンド・オブ・ザ・ナイト』『とらちゃん的日常』など多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/5/15)
- 発売日 : 2002/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4062734338
- ISBN-13 : 978-4062734332
- Amazon 売れ筋ランキング: - 785,298位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,684位日本文学(日記・書簡)
- - 10,284位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1952年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライターを経て小説家デビュー。作家活動のほかに、劇団「リリパットアーミー」主宰、俳優、ミュージシャンなど意欲的に活動。享年52(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『クマと闘ったヒト』(ISBN-10:4840135010)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年5月5日に日本でレビュー済み
逆立ちならぬ、酒断ち日記。
飲酒をしてる時期の中島らもの日記。
個人的にかなりの部分を退屈に感じた。
具体的にいうとスケジュールだけ書かれたところとか。
そんなん文字数とページ数を稼ぐ以外に意味ないでしょ。なにも面白くない。
4つ、5つ「へぇー、それは知らなかった」という雑知識を得ることは出来たものの全体としては3日後には内容を忘れてるレベルの本だった。
ただ「中島らも」の本に共通して言えることだけど
この人の文章は異常に読み易いので、ヒマ潰しに読むのにはいいかと思う。
飲酒をしてる時期の中島らもの日記。
個人的にかなりの部分を退屈に感じた。
具体的にいうとスケジュールだけ書かれたところとか。
そんなん文字数とページ数を稼ぐ以外に意味ないでしょ。なにも面白くない。
4つ、5つ「へぇー、それは知らなかった」という雑知識を得ることは出来たものの全体としては3日後には内容を忘れてるレベルの本だった。
ただ「中島らも」の本に共通して言えることだけど
この人の文章は異常に読み易いので、ヒマ潰しに読むのにはいいかと思う。
2005年1月10日に日本でレビュー済み
「お父さんのバックドロップ」、2004年度の死去でちょっと有名になったリリパットアーミー主宰中島らものエッセイ集。
しょっぱなからアル中対談。最近(当時)は控えていたとのことだが、本編に入ると時々飲んでいる。酒ならまだしも、ドラッグにも手を出す始末。
「あぁ、終わってるのね。」
と思わずため息をついてしまう。
しかし、仕事はしっかりやっていた。作家の苦労をさらっと書き流すあたりが潔い。沢山の本を読み、映画を鑑賞し、芝居の稽古も行い、ストレスに潰れていく様が生々しい。体はしっかり、仕事もしっかり両立は大事だなと思わされる。
しょっぱなからアル中対談。最近(当時)は控えていたとのことだが、本編に入ると時々飲んでいる。酒ならまだしも、ドラッグにも手を出す始末。
「あぁ、終わってるのね。」
と思わずため息をついてしまう。
しかし、仕事はしっかりやっていた。作家の苦労をさらっと書き流すあたりが潔い。沢山の本を読み、映画を鑑賞し、芝居の稽古も行い、ストレスに潰れていく様が生々しい。体はしっかり、仕事もしっかり両立は大事だなと思わされる。
2003年2月6日に日本でレビュー済み
「破滅型」を地で行く遠回り作家中島らものエッセイ。
やれ睡眠薬がどうだの、やれ麻薬大国オランダでマリファナキメまくりだの、
とにかく放蕩者ぶりを楽しむためだけにあるような一冊。
巻末の野坂昭如とのバイアグラ対談はアホらしくて最高です。
読んだあと、「こら捕まるわ」とうなづくこと請け合い。
読む価値十分あります。
やれ睡眠薬がどうだの、やれ麻薬大国オランダでマリファナキメまくりだの、
とにかく放蕩者ぶりを楽しむためだけにあるような一冊。
巻末の野坂昭如とのバイアグラ対談はアホらしくて最高です。
読んだあと、「こら捕まるわ」とうなづくこと請け合い。
読む価値十分あります。