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黒猫の三角 (講談社文庫) 文庫 – 2002/7/16
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森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第1作、待望の文庫化。
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/7/16
- 寸法10.8 x 1.9 x 14.8 cm
- ISBN-10406273480X
- ISBN-13978-4062734806
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商品の説明
著者について
1957年愛知県生まれ。現在、某国立大学の工学部助教授。1996年、『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズほか多くの作品を発表し、人気を博している。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/7/16)
- 発売日 : 2002/7/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 472ページ
- ISBN-10 : 406273480X
- ISBN-13 : 978-4062734806
- 寸法 : 10.8 x 1.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,399位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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彼の作品は、常識を軽々と踏み越えるキャラクターを特徴にしている。
それは大抵著者と同じ理系の研究者だったりするのだが、彼らは不謹慎な発言も連発するし、殺人という行為自体も極めて軽く扱っている
加害者の側でも殺人の動機が作中に描かれることはまれである。動機がない場合も少なくない
倫理からの自由、理由からの自由、常識や通念から逸脱した時の浮遊感。作者はそんなものを表現したくて作品を作っているのではないか
そうだとすれば、本作は、著者の宿命題、というか、核心的な哲学自体を事件にしたような一篇になっている
もっとも森博嗣らしい作品といえるだろう。
本性を隠して生きてきた特別なものが彼らの同類に出会う、という展開が大好きだ
トリックなんてどうでも良くて、犯人が紅子に、動機を告白するシーンがこの作品のすべてだろう
自由な思考を持った人間ほど怖いものはない。それは笑っているものが怖いのと似ている
しかし、s&mシリーズに比べると全体的におもしろくないことは否定できません。トリックに斬新さや奇抜さが見られませんでした。ただ今回も登場人物は魅力的です。さらにs&mシリーズと比べると難しい会話が少なく非常に読みやすいです。
作者の生死観もS&Mシリーズから、一貫しており、 それ自体にも、共感を覚えた。
今までののりでいくと、あっさり騙される。Vシリーズも負けず劣らずの魅力を持っている。
最後になりますがVシリーズのVって紅子のことなんですね。読み終わってから気づきました。
良くも悪くもキャラクターがより個性的になって、S&Mシリーズでは見られなかったような小鳥遊くん、紫子さんがストーリーにアクセントを利かせてくれて楽しい。御陰でさっと読めました。
トリックも新鮮且つ鮮やか。そしてやはり切れる!
森さんの作品が好きな方なら絶対に損はさせません。
やられたー!っていうミステリを期待してたので、ミステリ部分の物足りなさから星3つです。
立ち立ちに立ったキャラ設定や「時にくだらなく時にウィットに富んだ」主人公たちの会話が、もったいぶっててオタクっぽくてちょっとイタいんですが、面白い。
ミステリーや全体の筋より登場人物についてもっと知りたくなってしまう感じが、これまたオタク心をそそるというか。
最初から漫画・アニメの原作として書かれたんですかね?
今時の漫画やアニメには疎いのですが、画像・映像がありありと浮かびました。
ひとつひっかかったのは、文字詰めとかなサイズ、おかしくないですか?読みにくかったなあ。