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餌食 (講談社文庫 さ 79-1) 文庫 – 2003/2/1

3.0 5つ星のうち3.0 2個の評価

腕きき警官と女殺し屋 命を賭けたゲーム!!

情熱的な女弁護士カーメル、クールな殺し屋リンカー、2人を追う捜査官ダベンポート。餌食になるのは誰!?

一見無関係な2つの殺人事件。しかしその陰には勝気で魅力的な弁護士カーメルと女殺し屋リンカーの存在があった。依頼人と殺し屋、奇妙な友情を感じながら事件のカバー・アップを図る2人の前に、ミネアポリス市警のダベンポートが立ちはだかる。独特の勘と行動力で2人を追い詰め、やがて対決の時が……!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 499ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062736608
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062736602
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 2個の評価

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ジョン・サンドフォ−ド
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりの御都合主義に、途中で読むのを止めようかと思った。

州でも一、二をあらそう優秀な女性刑事弁護士が、ある男性弁護士に夢見るような恋をして、殺し屋を雇って相手の妻を殺害する。その男性弁護士とは、昵懇でもなんでもない。淡い恋心を抱いた、ただの知り合い。ありえんだろう。しかも、その弁護士から弁護依頼がきたのも偶然、たんに顔見知りだったというだけ。

p140で、女性弁護士は「何かを愛するなんて、化学反応そのものだわ。私たちが死んだら、すべての化学物質は地に還って、おしまい。なにも残らないわ」という考えだ。
そんな女性が、見栄えがいいだけの男性弁護士に、淡い夢見るような恋をするか?

その男性弁護士は、かなり能なしのキャラ設定だが、結局、女性弁護士に籠絡されていい仲になる。そのことを主人公のルーカスに向かって、女性弁護士と深い関係になったことをぺらぺらしゃべらせる。
いくら馬鹿設定の弁護士とはいえ、ありえんだろう。弁護士なのだ。ルーカスのオフィスに、そのことだけのためにわざわざやってこさせている。それが端緒となり、p179ルーカスに「胸の中では冷たい風が吹き始めて」、女性弁護士が疑われるって、あんまりだよ。

で、主人公は明確な根拠もなく、女性弁護士に対して違法捜査を開始する。駐車場では車のキーリングに一緒に付いていた住居の「キー」の型取りして、そのキーで女性の住居に押し入る。しかし、この女性弁護士は、自分でもp118「州で一、二を争う最高の刑事訴訟弁護人なのよ」と言っている人間なのだ。刑事裁判のプロだ。犯罪にも熟知しているはずだ。そんな人間が、車のキーと住居のキーを一緒に付けたものを、駐車場係にたやすく預けるだろうか。ぜんぜん有能じゃねえよ、ってツッコミを入れたくなる。

p154『「ほら」彼女は画面を軽く叩き、娘がさっきやっていたように椅子で少しはねた』とある。あきらかに、彼女は娘と同じように無邪気に「椅子で少しはねた」のだ。隣室で、隣人二人が殺害された遺体が見つかった直後のことだ。彼女は幼い娘と二人暮らし。だのに、ワープロファイルを閉じた時間がわかっただけで、跳ねている。いくら若い母親とはいえ、隣室で二人の射殺死体が見つかったばかりなのだ。しかも、サイレンサーの発射音まで聞いている。娘を心配したり、恐怖に打ち震えて、なんとかコンピュータを操作するんじゃねえの。

p291「ルーカスが(店に)足を踏み入れた時、リンカーはカウンターの奥で」ってあるけど、あんまりだよ。ルーカスはこのとき、FBI絡みでウィチタを訪れて、ちょっと外に飲みに出ただけだ。そこで地元の警察官にいい店はないかと聞いて、この店にやってきたのだ。その店が偶然、女性殺し屋の経営する店だなんて、都合がよすぎるよ。さらに女性殺し屋とダンスまで踊っている。B級映画にしても、あんまりだ。

p318リンカーは殺人現場の隣室の女性と娘に会いにいく。警察になにをしゃべったのか聞きたいがために、訪れたのだ。そして、母親が娘に声をかける姿を目にして、p322「リンカーは不意に気がついた。急に涙が込みあげ、デイヴィスに言った」ってあるけど、説得力ないよ。彼女はこれまでに30人ほども、人を殺している人物なのだ。いくらなんでも、作者がもっともらしい理由をつくりあげて、殺人犯をのこのこと目撃者の住居に行かせたり、情にほだされて急に泣かせたりしても納得できんよ。女性殺し屋はプロ中のプロという設定だ。この作者、どうも人間に対する洞察力がいまいちなんだよなあ。

p37「緊張が引く」って表現あんのかな。(血の気は引く)でしょうけど、緊張は(とける)(ほぐれる)じゃねえの。

p260「頭はカーメルのお復習を始めた」とあるが、「お復習」ってなんだよ。「復習」に「お」をつけた丁寧語って、聞いたことないぞ。わざと「お復習」としたのなら、「……」とルビを振って、わざと書いたんだよってしたほうがよくない。それともただの書き間違いだろうか。

女性殺し屋は、小柄な体躯という設定だ。そんな女性が、p428「二人ともフットボール選手のようで」とある男二人を撃ち殺したあと、死体を引きずって、自室の窓から「アスファルトに」落とし、そのあとp369「死体を(実用的な大型のダッジの)後部に積み込ん」で、p369「トウモロコシ畑の先の雑草地帯まで引きずって」捨てる。いくらなんでも、「重労働」で「息を整え」たからという描写があっても、小柄な女性一人に、道具も使わずにそんなことができるはずはない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月21日に日本でレビュー済み
なかなかちょとお初では抵抗があるかも知れないアメコミ的文庫本カバーですが。。。

ミネアポリスの辣腕警部(出世して副本部長!)ルーカス・ダベンポートシリーズの第10作目の一冊です。とは言え、もちろんこの作品がはじめてでも違和感はありません。

かなり面白い作品でした。

若くてきれいで魅力的な女性二人の犯罪者。片やマフィアの手として、冷酷確実にコロシを遂行する暗殺者、片や超辣腕にしてオトコ好きの弁護士。なかなか結びつきにくいはずのこの二人が結びついた事から話はスタートする。

雰囲気的には、テルマ&ルイーズのような、とにかくオンナ二人のロード・ムービー的な展開です。

ひどい殺人者だけど、奇妙に憎めない。きちんと犯罪者側にも感情移入しちゃいます。特に。。。これは言えない。

いろんな意味で、意外な展開は最後読者の気持ちを裏切りません。

ルーカスシリーズの愛好者にも、初めてこの本を取るアクション、推理、サスペンスフアンにもお薦めです(もちろん、第一作の「サディスティック・キラー」から始める事もいいですが。。。ちなみに私は「サディスティック・キラー」読んで、次がこれでした)。
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