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イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫) 文庫 – 2003/7/15

4.3 5つ星のうち4.3 28個の評価

母の国、アメリカ、父の国、日本。2つの国のはざまでアイデンティティを引き裂かれ、歴史の激流に翻弄されながら、少年の苛酷な旅がはじまる。父との葛藤、華麗な恋愛遍歴、戦争……。「ミケランジェロの再来」と謳われた巨匠の波瀾に富んだ生涯を描ききった傑作。第22回 講談社ノンフィクション賞受賞作。


第22回 講談社ノンフィクション賞受賞作

日本とアメリカ、2つの「祖国」の間で

母の国、アメリカ、父の国、日本。2つの国のはざまでアイデンティティを引き裂かれ、歴史の激流に翻弄されながら、少年の苛酷な旅がはじまる。父との葛藤、華麗な恋愛遍歴、戦争……。
「ミケランジェロの再来」と謳われた巨匠の波瀾に富んだ生涯を描ききった傑作。

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

夢を追い20世紀を華麗に生きた巨匠の生涯。母の国・アメリカ、父の国・日本。アイデンティティを引き裂かれ、歴史の波間に翻弄されながらも美に憑かれ、愛に生きた84年を描きつくしたノンフィクション。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/7/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/7/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 464ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406273690X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062736909
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.8 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 28個の評価

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ドウス 昌代
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アイデンティティが二国間で揺れ動くイサム・ノグチの葛藤がよく描かれていて、考えさせられます。イサムの周辺人物たち、レオニーや
ドウス昌代氏はイサム・ノグチの他にも、東京ローズ、ハワイの日本移民ストライキ、日系アメリカ人部隊(第442部隊)、GHQ向け特殊慰安施設RAAなど、日本人が忘れている又は知らない重大な歴史を綿密な調査とヒアリングに基づいて掘り起こしいます。442部隊は最近、新しい本も出て映画にもなったので有名になりましたが、ドウス氏の著書が出るまでメディアにはもちろん学会でも取り上げられず、全く知られていませんでした。ドウス氏の功績は計り知れないです。442部隊は感動ストーリーに塗り替えられてしまいましたが、東京ローズもオアフ島の日本移民ストライキも、特殊慰安施設RAAも、日本政府の暗黒史なので、政府としては絶版のまま世の中から消し去りたいでしょうが、日本国民が歴史から学ぶ機会を奪われないためにも、復刊してほしい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月23日に日本でレビュー済み
 イサム・ノグチの作品は、シンプルかつダイナミックに見えて、どこか淋しげでいつも誰かにふれられていたがっているように、私には思える。
 それはなぜなのだろう。この本はイサム・ノグチの、生涯をついてまわった執拗な孤独を、丁寧な取材で描き出している。驚くほどわがままであり、まるでだだっ子としか思えない場面も、きちんと余すことなく描き出し、イサムの孤独の深さをえぐり出すことに成功している。それはあまりに痛々しいほどだ。その作業故に、人間・イサムが見事に立ち上がっていると思う。
 亡くなった今も人々を引きつける魅力的な作品世界の背景には、彼のそんな根深い孤独が横たわっているのだ、と納得させられる。それほど、父、野口米次郎がイサムに遺した傷は深かったのだろう。イサムの声にならない叫びが聞こえてきそうだ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 米国在住のノンフィクション作家が、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的評伝。日本人の父野口米次郎、米国人の母レオニーの非嫡出子として1904年ロサンゼルスに生まれる。赤子の彼を日本に連れて渡る時から「幼い頃から美への目を養い、やがては自分の思いを表現できる何らかの技術をその手につけてやりたい」と誓った母親の願いがすべての始まりであった。13歳の時、母親に従ってアメリカに帰り、その後ニューヨークを中心として彫刻の制作に励む。

 1960年以降、建築家ゴードン・バンシャフトとの仕事が本格化、「大いなる始まり」の時代に入る。庭という小宇宙に活路を見出し、更に公共的仕事をする豊饒の季節を迎える。香川県牟礼に石の彫刻仕事場、よき石工との出会いがあった。

 1985年、ニューヨークのロング・アイランド・シティにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。設立の趣旨を「われわれが生きた時代と重要な関わりを持ちながら展開してきた、私の仕事の全体像を見ていただきたいためです」と述べている。(同名の庭園美術館は香川県牟礼にも設立されている)

 従来の彫刻家の枠をこえ、美術界でぶつかるあらゆる境界線を突破してユニークな意欲作を末永く後世に遺したイサム・ノグチ。一人の命が完全燃焼して、歴史の激流に翻弄されながらも美を追求した魂に感動せずにはいられない(雅)
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
~ 「知ってるつもり」で紹介された程度にしか知りませんでしたが最近週刊誌などで取り上げられていた記事を興味深く読んだことがきっかけとなりこの本を購入して読みました。
 私は読むスピードがあまり速くないのですが、ちょっとでも時間があればページをめくり、はやく続きが読みたい、続きが読みたい。という気持ちで数日間楽しむことができました(450~~ページあります)。
 創作活動の話と恋愛についての話が程よく順番に出てくるので大変に読みやすく飽きることなく読めました。~
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
膨大な取材、事実検証がおこなわれた本書には嫌味がなく、イサムノグチの生き方を自分なりに味わうことができます。読みやすい本です。また、一度は聞いたことのある名前が彼の交友関係で次々につながるのには驚かされます。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月26日に日本でレビュー済み
 日系アメリカ人である彫刻家イサム・ノグチの伝記。
 彫刻は知らなくとも「あかり」シリーズなど、誰もが目にしたことがあるはず。
この本は、彼の出生―父母の出会いから書き起こしている。しかし、彼にとっては
幸福とはいえない出生、そして子ども時代である。
 通読して感じるのは一貫して、イサム・ノグチの自分のアイデンティティへの不安や
怒りだろう。日本に住んだ幼少時代は、著名なヨネ・ノグチの息子でありながら
父に愛されなかった思いや、日本での生きづらさ。
 一方、アメリカに渡ってからも日本との戦争で余儀なく生きづらさを感じさせられる。
 そうした怒りが制作にもつながっているわけだが・・
 また、この本には華やかな交友がつづられている。女性関係もそうだが、知っている名前が
次々に現れる。それは結局、憎んだ父の交友(たとえば野口英世などなど)もおおいに
利用しつつ、「これぞ」と思った人物―ブランクーシへの弟子入りなどは積極的に
行っている。
 基本的に、作品論はほとんどなく、そのなかなか明かされなかった人生を丹念に追って
いるところが本書の魅力。本人が亡くなってからよくここまで事実をたどれたなあと思う。
私には結構読みやすかったです。文章も冷静だし、テンポよく一気に読めます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月21日に日本でレビュー済み
この上巻はほとんど、イサム・ノグチの両親と彼の子どもの頃についてのお話。津島出身のヨネ・ノグチついて書かれているので津島散策の前に読んでおくと感慨深いかもしれません!?
2006年4月23日に日本でレビュー済み
読み応えがあり、満足です。特に、野口勇氏に関った人々への著者のインタビューが興味深く、この本に命を与えていると思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート