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川の深さは (講談社文庫) 文庫 – 2003/8/8
福井 晴敏
(著)
命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。(講談社文庫)
今、最も熱い作家・福井晴敏の感動的原点! 世界を敵に回して、少女を守りぬこうとする少年。その姿にかつての自分を感じた警備員は、彼を匿うことにした。そして、物語は「地下鉄テロ」の真実へと向う……
今、最も熱い作家・福井晴敏の感動的原点! 世界を敵に回して、少女を守りぬこうとする少年。その姿にかつての自分を感じた警備員は、彼を匿うことにした。そして、物語は「地下鉄テロ」の真実へと向う……
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/8/8
- 寸法10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- ISBN-104062738279
- ISBN-13978-4062738279
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/8/8)
- 発売日 : 2003/8/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4062738279
- ISBN-13 : 978-4062738279
- 寸法 : 10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 459,356位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年、東京都墨田区生まれ。
98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推 理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作が3本映画化 された(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダムUC(4) パラオ攻略戦 (ISBN-13: 978-4044748081 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近どうも活字離れが進み、まだ読めていません。購入しただけになっているのが現状の中、ありがとうございました。
2007年1月7日に日本でレビュー済み
映画化で話題を呼んだ『亡国のイージス』以前の物語。福井 晴敏の処女作(デビュー作ではない)でもある。
江戸川乱歩賞に応募され、当時選考委員だったハードボイルド作家・大沢在昌も絶賛し、一時期話題にもなった。
残念ながらこの作品は受賞にはいたらなかったが、続編の『Twelve Y. O.』で見事江戸川乱歩賞を受賞しデビューした。
そのため、作品のストーリー的には
『川の深さは』⇒『Twelve Y. O.』⇒『亡国のイージス』
が正しいのだが、出版されたのは
『Twelve Y. O.』⇒『川の深さは』⇒『亡国のシージス』
という順になってしまっている。
国家とは何なのか、そして正義の価値とはいったい何かを考えさせてくる作品。
さらにその先には人間の深い部分や裏が見え隠れする。
アクション映画的な作品でありながら、社会に投げかけるメッセージ性もとても強い。
作者は若いながら現在の日本という国の今の状況を冷静に見据えている。
しかしながら、全体で見ると本当によく出来た『エンターテイメント作品』であることは間違いない。
そのため、重苦しい小説が苦手な読者も引き込む独特な力がある。
福井 晴敏の作品には全てに一貫したテーマがあり、それをいろいろな角度から迫ってくるのが彼の作風なのだろう。
作者の若さと熱意がストレートに伝わってくる作品だ。
江戸川乱歩賞に応募され、当時選考委員だったハードボイルド作家・大沢在昌も絶賛し、一時期話題にもなった。
残念ながらこの作品は受賞にはいたらなかったが、続編の『Twelve Y. O.』で見事江戸川乱歩賞を受賞しデビューした。
そのため、作品のストーリー的には
『川の深さは』⇒『Twelve Y. O.』⇒『亡国のイージス』
が正しいのだが、出版されたのは
『Twelve Y. O.』⇒『川の深さは』⇒『亡国のシージス』
という順になってしまっている。
国家とは何なのか、そして正義の価値とはいったい何かを考えさせてくる作品。
さらにその先には人間の深い部分や裏が見え隠れする。
アクション映画的な作品でありながら、社会に投げかけるメッセージ性もとても強い。
作者は若いながら現在の日本という国の今の状況を冷静に見据えている。
しかしながら、全体で見ると本当によく出来た『エンターテイメント作品』であることは間違いない。
そのため、重苦しい小説が苦手な読者も引き込む独特な力がある。
福井 晴敏の作品には全てに一貫したテーマがあり、それをいろいろな角度から迫ってくるのが彼の作風なのだろう。
作者の若さと熱意がストレートに伝わってくる作品だ。
2018年12月8日に日本でレビュー済み
警察をドロップアウトし警備員となった男。気まぐれに若い男女を助けたことから、国家的な陰謀に巻き込まれていくという謀略小説だ。
自暴自棄ともいうべきやさぐれた元刑事が、出会って間もない二人のために、命を張り、再生していくというありがちな展開ではある。
オウム事件を下敷きにして、スケールのでかい話に仕立て上げる力技は、デビュー作とは思えない。
現実感の乏しいのはジェットコースター的盛り上がりで相殺するとして、登場人物たちがステレオタイプなのは残念だ。特に、精密機械のような助けられた青年は、アニメ作品のよう。
ラストは、ちょっとしたサプライズが待っている。
自暴自棄ともいうべきやさぐれた元刑事が、出会って間もない二人のために、命を張り、再生していくというありがちな展開ではある。
オウム事件を下敷きにして、スケールのでかい話に仕立て上げる力技は、デビュー作とは思えない。
現実感の乏しいのはジェットコースター的盛り上がりで相殺するとして、登場人物たちがステレオタイプなのは残念だ。特に、精密機械のような助けられた青年は、アニメ作品のよう。
ラストは、ちょっとしたサプライズが待っている。
2019年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Very nice
2017年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても面白かった。これからも色々なものを紹介して下さい。宜しく!
2013年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年前に読んで以来、キンドルとして刊行されていたので改めて再読させて頂きました。
個人的には「亡国のイージス」や「Op.ローズダスト」のような大作より、日常に寄り添った「6ステイン」や本作の方が
身の丈感があって(とは言えそれなりに非日常ですが)感情移入しやすく思います。
以前007シリーズの作者「イアン・フレミング」が自身の小説で心掛けている事に、読者に対し常にページをめくらせる
「何か」を与えるべき、そしてそれは「ありえない事」と思わせてはいけない。ような事を書いていましたが、正にこの
作者はそのことに当てはまる「知識」「構成」を持って応えているように思います。
そして、登場人物の心の動きを持って誰もが経験している(経験するであろう)事を通して思わず自身に当てはめざるを
得ない状況を作ってくれます。物語が進むにしたがいそれは「移入」というパイプによって「情熱」が注入されてしまい
ます。派手な状況が続きハリウッド映画を見ているようでもありますが、それだけにエピローグが際立ち「希望」が生ま
れます。
学生から中年サラリーマンまで、幅広い層まで、「福井ワールド」お薦めします。
個人的には「亡国のイージス」や「Op.ローズダスト」のような大作より、日常に寄り添った「6ステイン」や本作の方が
身の丈感があって(とは言えそれなりに非日常ですが)感情移入しやすく思います。
以前007シリーズの作者「イアン・フレミング」が自身の小説で心掛けている事に、読者に対し常にページをめくらせる
「何か」を与えるべき、そしてそれは「ありえない事」と思わせてはいけない。ような事を書いていましたが、正にこの
作者はそのことに当てはまる「知識」「構成」を持って応えているように思います。
そして、登場人物の心の動きを持って誰もが経験している(経験するであろう)事を通して思わず自身に当てはめざるを
得ない状況を作ってくれます。物語が進むにしたがいそれは「移入」というパイプによって「情熱」が注入されてしまい
ます。派手な状況が続きハリウッド映画を見ているようでもありますが、それだけにエピローグが際立ち「希望」が生ま
れます。
学生から中年サラリーマンまで、幅広い層まで、「福井ワールド」お薦めします。
2009年4月17日に日本でレビュー済み
少し文章が硬い?
元警官で今はしがない警備員、だらだらと惰性で生きているだけの男がふとしたことからかくまうことになった、
怪我をした少年と少年の守る少女。ただ漫然と過ぎる日々が頼られる使命感によって、劇的に変化し、そして・・
でもねぇ。
若干、地に足が付いていない感はいなめない。
いきなり公安警察が近づいてきたりその担当者と職務を越えて理解しあって愛情が生まれる?えいきなり両思いですかなんですかそれは?
ところどころ気持ちだったり構成だったりに無理があるような。
しかしそれを越えても読ませるスピード感はさすが。クライマックスシーンに至る流れは、映像が頭にとびこんできた。
エンディングがうまい。
なるほど、必涙の書。
元警官で今はしがない警備員、だらだらと惰性で生きているだけの男がふとしたことからかくまうことになった、
怪我をした少年と少年の守る少女。ただ漫然と過ぎる日々が頼られる使命感によって、劇的に変化し、そして・・
でもねぇ。
若干、地に足が付いていない感はいなめない。
いきなり公安警察が近づいてきたりその担当者と職務を越えて理解しあって愛情が生まれる?えいきなり両思いですかなんですかそれは?
ところどころ気持ちだったり構成だったりに無理があるような。
しかしそれを越えても読ませるスピード感はさすが。クライマックスシーンに至る流れは、映像が頭にとびこんできた。
エンディングがうまい。
なるほど、必涙の書。
2004年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的には好きですが、漫画とかアニメとかにしたら設定が生きそうな感じでした。小説としては、うむ、好みが別れそう。ただ、テーマの割りにさくさく読めるので、娯楽としてはいいです。
あとマニアックな説明が多いです。戦闘機の説明やら、パソコンの説明やら。もっとさくさく流してほしいですね。
面白かったな、とは思いましたが、小説にはもうちょっと読後感の衝撃がほしいところです。
読んでいて、重苦しくなく、笑える。コミカルな文体も漫画的。
楽しく読みました。
あとマニアックな説明が多いです。戦闘機の説明やら、パソコンの説明やら。もっとさくさく流してほしいですね。
面白かったな、とは思いましたが、小説にはもうちょっと読後感の衝撃がほしいところです。
読んでいて、重苦しくなく、笑える。コミカルな文体も漫画的。
楽しく読みました。