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QED ベイカー街の問題 (講談社文庫) 文庫 – 2003/9/12
高田 崇史
(著)
好調第3弾、今度の謎は「ホームズ」だ!!
シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。しかも現場にはダイイング・メッセージが。現実の事件と「ホームズ譚」の謎が交錯する中、崇の推理がたどりついた真犯人とホームズの秘密とは? 好調シリーズ第3弾!
シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。しかも現場にはダイイング・メッセージが。現実の事件と「ホームズ譚」の謎が交錯する中、崇の推理がたどりついた真犯人とホームズの秘密とは? 好調シリーズ第3弾!
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/9/12
- 寸法10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- ISBN-104062738449
- ISBN-13978-4062738446
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/9/12)
- 発売日 : 2003/9/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4062738449
- ISBN-13 : 978-4062738446
- 寸法 : 10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 535,844位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『鬼神伝』(ISBN-10:4061827359)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
QEDとしては日本の歴史から離れた別格のものでした。楽しみました。
2002年12月19日に日本でレビュー済み
シャーロックホームズはTVドラマしか
見たことがなく、読んだ事がないので、
十分に楽しめなかったところがあります。
ホームズ好きな人には興味深い内容もあります。
詳しい人にとっては左程珍しくもないことかも
しれませんが、わたしにとっては、驚きの連続でした。
QEDシリーズの中で、初の外国ものなので、
目新しさはあります。
見たことがなく、読んだ事がないので、
十分に楽しめなかったところがあります。
ホームズ好きな人には興味深い内容もあります。
詳しい人にとっては左程珍しくもないことかも
しれませんが、わたしにとっては、驚きの連続でした。
QEDシリーズの中で、初の外国ものなので、
目新しさはあります。
2015年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際に起きた事件と、シャーロック・ホームズに関係する謎を解いていくストーリーが同時進行していくこのミステリーは、結末の意外さもある意味、ホームズの謎と同じく嘘だろ的なものだったけど、先が気になる構成でページをめくる手が止まらなかった。
時間潰しにと思って買ったのでハードルが低かったのかもしれないけど、満足できた。
面白いミステリー小説だ。
時間潰しにと思って買ったのでハードルが低かったのかもしれないけど、満足できた。
面白いミステリー小説だ。
2017年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
殺人事件は起こってその謎は解かれるものの、
主眼はうんちく話、という毛色の変わったミステリーのシリーズ第三弾、
古代の日本史が舞台の前々作・前作とうって変わって
うんちくの対象はシャーロック=ホームズ。
ホームズを久しぶりに読み直したくなったということは
作者の狙いが成功したと言えるでしょう。
事件も謎が明かされてしまえば
またも犯人のやや狂った姿が晒されるのですが、
謎や経緯は前々作・前作と比べると一番まともだったと思います。
ホームズを読んだことがある方はぜひご一読を。
主眼はうんちく話、という毛色の変わったミステリーのシリーズ第三弾、
古代の日本史が舞台の前々作・前作とうって変わって
うんちくの対象はシャーロック=ホームズ。
ホームズを久しぶりに読み直したくなったということは
作者の狙いが成功したと言えるでしょう。
事件も謎が明かされてしまえば
またも犯人のやや狂った姿が晒されるのですが、
謎や経緯は前々作・前作と比べると一番まともだったと思います。
ホームズを読んだことがある方はぜひご一読を。
2003年7月2日に日本でレビュー済み
タタルと共に、シャーロキアン集会に参加した奈々だが、そこで会員が惨殺される!この会では、以前にも会員の女性が謎の墜死を遂げていたのだ!ホームズの謎と、殺人の謎の両方をタタルさんが鮮やかに解く!
奈々ちゃん&タタルさんシリーズ、第三作は日本文学の古典から離れ、ミステリの古典へ。タタルさんは超人的な、神の視点を持つ古典的名探偵なのだが、彼の講釈は面白いので都合良さも許せてしまう。シリーズの常ながら、今回も殺人の真相よりも、ホームズにおける議論の方が抜群に面白いのだった。この辺のバランスがもうちょっと取れているといいなあ。続刊も読んでみようっと。
奈々ちゃん&タタルさんシリーズ、第三作は日本文学の古典から離れ、ミステリの古典へ。タタルさんは超人的な、神の視点を持つ古典的名探偵なのだが、彼の講釈は面白いので都合良さも許せてしまう。シリーズの常ながら、今回も殺人の真相よりも、ホームズにおける議論の方が抜群に面白いのだった。この辺のバランスがもうちょっと取れているといいなあ。続刊も読んでみようっと。
2015年1月27日に日本でレビュー済み
QEDシリーズ三作目。2000年1月発行ということで、およそ15年ぶりの再読であります。
シャーロック・ホームズシリーズの描写の矛盾を一種の歴史上の事実に見立て、整合性のある「真相」を作ってしまおうという考証ゲームの究極形。歴史ミステリーの変則形ともいえます。
もっとも、タタルの「結論」はシャーロキアンの研究として有名な大ネタの数々を繋ぎ合わせたもので、個々のネタの説得力はともかく、「繋ぎ」の説明が粗雑な印象。
むしろ感嘆したのは抱き合わせとなる現代の事件の方でして、本格ミステリーとしてクオリティがとても高い。三つの事件のそれぞれに工夫が凝らされており、約270ページのページ数、登場人物が少ないということもあって、さまざまな手がかりが無駄なく、ぽんぽんと一つの形に収まっていく真相の解明が実に気持ちよい。ホームズの「真相」が現代の事件にも密接に関わっているところもポイント高いです。
後発のQEDシリーズから失われてしまった要素があれこれと多く、ある意味、シリーズの分水嶺に位置づけられる一作ではなかったでしょうか。この頃のQEDシリーズは本当に面白かった。
シャーロック・ホームズシリーズの描写の矛盾を一種の歴史上の事実に見立て、整合性のある「真相」を作ってしまおうという考証ゲームの究極形。歴史ミステリーの変則形ともいえます。
もっとも、タタルの「結論」はシャーロキアンの研究として有名な大ネタの数々を繋ぎ合わせたもので、個々のネタの説得力はともかく、「繋ぎ」の説明が粗雑な印象。
むしろ感嘆したのは抱き合わせとなる現代の事件の方でして、本格ミステリーとしてクオリティがとても高い。三つの事件のそれぞれに工夫が凝らされており、約270ページのページ数、登場人物が少ないということもあって、さまざまな手がかりが無駄なく、ぽんぽんと一つの形に収まっていく真相の解明が実に気持ちよい。ホームズの「真相」が現代の事件にも密接に関わっているところもポイント高いです。
後発のQEDシリーズから失われてしまった要素があれこれと多く、ある意味、シリーズの分水嶺に位置づけられる一作ではなかったでしょうか。この頃のQEDシリーズは本当に面白かった。
2009年8月18日に日本でレビュー済み
日本の黒歴史ミステリというシリーズのイメージを打ち破って、突然のシャーロックホームズ。
確かにおもしろかったのだが、やっぱり何となく違和感がある。これは、読者の勝手な欲望なのか…。
その後のシリーズが日本の歴史物に回帰したことを考えると、やっぱりあまり評判はよくなかったのかも。でも、十分に楽しめます。
確かにおもしろかったのだが、やっぱり何となく違和感がある。これは、読者の勝手な欲望なのか…。
その後のシリーズが日本の歴史物に回帰したことを考えると、やっぱりあまり評判はよくなかったのかも。でも、十分に楽しめます。
2021年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般的な本好きな子供として育ったので、ホームズもルパンもそして明智小五郎も20面相も小学生のころに読んで育ちました。幸いというかなんというか、小説の中の人物が実在しているとは思えなかったためシャーロキアンとはなりませんでしたが、今でも好きな名探偵です。
最後の事件以後にホームズの人格が変わったのだとすれば、それはコナン・ドイルが変えたんでしょ?としか思っていません(連載中に人格どころか顔かたちまで変わってしまう日本の漫画のなんと多いことか)
さて、それでもシャーロキアンという人たちが存在し、ホームズの実在を信じて疑わないということに対しては「楽しそうだな」と思うだけで、ばかにするつもりはありません。そしてその中で殺人事件が起こってしまうのも、名探偵コ〇ンにでてくる殺人犯の動機よりは理解できます。
しかしそれでも、今回の「ベイカー街の問題」は突っ込みたいこと多数。
例を挙げるときりがないのですが、一番気になったのはホームズが天文学に無知であることを
「ミスリードだ」
としてしまっているところ。
え。それ言っちゃなんでも「ミスリード」で通用するじゃないですか。
第1作ではこう言っていますよ?→ミスリードだ
〇〇と言っているから、こう考えるべきでは?→〇〇はミスリードだ
シャーロキアンの正義が何なのかは知りませんが、「こう考えればすっきりするから」という理由だけで「ミスリード」と断定するのはいかがなものなんでしょうか。それは都合がよすぎやしないでしょうか。正典にうそ(ミスリード)が書かれているのはシャーロキアンとして許せるのでしょうか。
このQEDシリーズ、結構好きで他の巻にもレビュー書いているんですが、時々出てくる「ちゃんと考えれば、こう考えざるを得ない」論法が時々鼻につきます。そこに至る過程と結果の間に欠落がある。作者もどこまで意識しているのかわからないが、大量の資料により読者が戸惑っているところに「こう考えざるを得ない」論法を出してくる。
え?そう?こうは考えられない?
って奈々ちゃんが思うことはなく、熊つ埼も大声で「なるほど!」と叫び、しかして犯人は自供を始める。
いや、好きですよ。この作者の本。
どれくらい好きかというと付箋もってメモ書きしながら真剣に読むくらい。今の時代これだけ真剣に読む本はこのQEDシリーズくらいかもしれない。なので、大ファンの方からすると「細けえことばかり言いやがって」と思われるかもしれませんが、別の方法で楽しんでいる高田崇史ファンということでお許し下さい
最後の事件以後にホームズの人格が変わったのだとすれば、それはコナン・ドイルが変えたんでしょ?としか思っていません(連載中に人格どころか顔かたちまで変わってしまう日本の漫画のなんと多いことか)
さて、それでもシャーロキアンという人たちが存在し、ホームズの実在を信じて疑わないということに対しては「楽しそうだな」と思うだけで、ばかにするつもりはありません。そしてその中で殺人事件が起こってしまうのも、名探偵コ〇ンにでてくる殺人犯の動機よりは理解できます。
しかしそれでも、今回の「ベイカー街の問題」は突っ込みたいこと多数。
例を挙げるときりがないのですが、一番気になったのはホームズが天文学に無知であることを
「ミスリードだ」
としてしまっているところ。
え。それ言っちゃなんでも「ミスリード」で通用するじゃないですか。
第1作ではこう言っていますよ?→ミスリードだ
〇〇と言っているから、こう考えるべきでは?→〇〇はミスリードだ
シャーロキアンの正義が何なのかは知りませんが、「こう考えればすっきりするから」という理由だけで「ミスリード」と断定するのはいかがなものなんでしょうか。それは都合がよすぎやしないでしょうか。正典にうそ(ミスリード)が書かれているのはシャーロキアンとして許せるのでしょうか。
このQEDシリーズ、結構好きで他の巻にもレビュー書いているんですが、時々出てくる「ちゃんと考えれば、こう考えざるを得ない」論法が時々鼻につきます。そこに至る過程と結果の間に欠落がある。作者もどこまで意識しているのかわからないが、大量の資料により読者が戸惑っているところに「こう考えざるを得ない」論法を出してくる。
え?そう?こうは考えられない?
って奈々ちゃんが思うことはなく、熊つ埼も大声で「なるほど!」と叫び、しかして犯人は自供を始める。
いや、好きですよ。この作者の本。
どれくらい好きかというと付箋もってメモ書きしながら真剣に読むくらい。今の時代これだけ真剣に読む本はこのQEDシリーズくらいかもしれない。なので、大ファンの方からすると「細けえことばかり言いやがって」と思われるかもしれませんが、別の方法で楽しんでいる高田崇史ファンということでお許し下さい