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告発倒産 (講談社文庫 た 61-6) 文庫 – 2003/10/1
高任 和夫
(著)
会社に裏切られ妻も死んだ。そして……
大手百貨店の総務部長・倉橋は、ある日、身に覚えのない利益供与の容疑で逮捕された。身の潔白を訴えても誰も信じてくれない。会社も弁護士の態度も妙だ。「嵌められたか!?」エリートコースから一転、すべてを失った倉橋の前にある女性が現れて、事態は急変した――。大企業を舞台にした迫真のサスペンス。
大手百貨店の総務部長・倉橋は、ある日、身に覚えのない利益供与の容疑で逮捕された。身の潔白を訴えても誰も信じてくれない。会社も弁護士の態度も妙だ。「嵌められたか!?」エリートコースから一転、すべてを失った倉橋の前にある女性が現れて、事態は急変した――。大企業を舞台にした迫真のサスペンス。
- 本の長さ354ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104062738643
- ISBN-13978-4062738644
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 354ページ
- ISBN-10 : 4062738643
- ISBN-13 : 978-4062738644
- Amazon 売れ筋ランキング: - 815,064位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は三井物産 審査部 OB にて企業の経営状態把握、(倒産前の)債権回収措置などで長い経験を持たれており、本書以外のシリーズに貫かれた企業三銃士のイメージで物語(実話と思います)が始まります。正義は「何か」と問いかけているようでした。ご一読をお勧めします。
2004年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高任氏得意のビジネス法務小説。主人公は、大手百貨店の総務部長「倉橋」。「株主総会対策」は、大企業総務部の重要な仕事。主人公は、見に覚えのない「総会屋」との癒着を疑われ、商法の「利益供与罪」容疑で警察に逮捕される。なぜか倉橋を見捨てる会社。「総会屋」を撲滅するため昭和56年の商法改正で導入された「利益供与罪」。しかし、平成9年野村證券、第一勧業銀行(現みずほ銀行)などが相次ぎ摘発され、法定刑が引き上げらた。それでも「総会屋」の不当要求を跳ね除けられない日本の企業。誰もが陥る恐れのある罠。この本は、その実態を理解させてくれる。いざとなったら、組織は助けてくれない。自分の身は、自分で守るしかない。「商法」の知識は、サラリーマンの防弾チョッキだ。それを再認識する好著だ。
2008年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公は大手デパートの総務部長。ある朝、警視庁に連行され、任意の取調べ。容疑は総会屋への利益供与。3週間に及ぶ取調べから解放されたのも束の間、今度は逮捕拘留される。そして本格的にな取調べが延々と続く。冷たい会社の対応に疑心暗鬼に陥り、遂に罪を認めて保釈。嘘と偽証で固められた裁判では有罪となり、失意の内に妻は病死し、退社。ガラッと場面転換し、彼を嵌めた弁護士、総会屋、デパートの上司たちが次々と謎の女に復讐されて行く。
裏切った会社に対する復習劇なのだが、次の展開が気になってなかなか読ませる。一晩で一気に読んでしまった。出てくる悪党が好色で欲に固まっているところ、ありがちな展開など、マイナス材料はあるが、スピーディーな展開と、先が気になり手放すことなく読まされた。著者の作品の中では面白い部類に入るのではないか。
裏切った会社に対する復習劇なのだが、次の展開が気になってなかなか読ませる。一晩で一気に読んでしまった。出てくる悪党が好色で欲に固まっているところ、ありがちな展開など、マイナス材料はあるが、スピーディーな展開と、先が気になり手放すことなく読まされた。著者の作品の中では面白い部類に入るのではないか。
2014年5月23日に日本でレビュー済み
デパートを舞台とした総会屋と付き合う総務部長利益供与事件で逮捕、有罪判決を受けた男の復讐劇がストーリー。
会社を守るため総会屋との癒着を否定し続けやがて会社からの冷たい仕打ちに耐え兼ね会社を辞めてしまう。
病弱の妻に先立たれ秘かに復讐に出る。
しかし彼は物語上前面にはでない。
謎めいた女が次々にデパート関係者の顧問弁護士、総会屋が謎の死を遂げる。
内容は面白いが復讐の動機づけが不十分であると同時に殺人がいとも簡単に実行される点が気になる。
一般文学通算1207作品目の感想。2014/05/23 18:30(in中国・山東省・青島)
会社を守るため総会屋との癒着を否定し続けやがて会社からの冷たい仕打ちに耐え兼ね会社を辞めてしまう。
病弱の妻に先立たれ秘かに復讐に出る。
しかし彼は物語上前面にはでない。
謎めいた女が次々にデパート関係者の顧問弁護士、総会屋が謎の死を遂げる。
内容は面白いが復讐の動機づけが不十分であると同時に殺人がいとも簡単に実行される点が気になる。
一般文学通算1207作品目の感想。2014/05/23 18:30(in中国・山東省・青島)
2007年1月1日に日本でレビュー済み
終章を含むと11章あるが、半分にも満たない第4章までで主人公の倉橋は組織の犠牲となり奈落の底に落ちる。
後はどうなるのか、と思うと謎の女が登場して場面が急転展開していく・・・。
著者らしい正義感に貫かれたいい話だし、後半のサスペンス仕立ても中々読ませる。
しかし後半の謎の女の登場以降は少々漫画チックなのは否めない。悪役達簡単に騙されすぎです。
後はどうなるのか、と思うと謎の女が登場して場面が急転展開していく・・・。
著者らしい正義感に貫かれたいい話だし、後半のサスペンス仕立ても中々読ませる。
しかし後半の謎の女の登場以降は少々漫画チックなのは否めない。悪役達簡単に騙されすぎです。
2009年1月27日に日本でレビュー済み
2000年10月発行の単行本で読んだが、文庫版があるので恐縮ながらこちらにレビューを掲載する。高任和夫氏の作品の中では特に「罪びと」の藤倉や井狩、「敗者復活戦」の彦坂や雨宮という人々が織り成す中高年の人生模様作品が気に入っていたが、本書のような企業サスペンスも面白い。大手老舗の五代デパートの総務部、部長の倉橋信彦47歳、部付部長の佐野55歳、総会屋担当の課長の景浦42歳が、大久保常務や野田経理部長、顧問弁護士永井や江坂等々と絡み、総会屋の真崎や原田との関係があったが、警察の事情聴取が始まり結局は会社の倉橋部長と景浦課長だけが逮捕されるところから話は進む。前半はこの倉橋部長の尋問と苦悩と会社の冷たさが続く。裁判も結審し罪が確定すると総務部は総入替えとなり、部長以下会社を去っていく。そうした中で関係した弁護士や総会屋の謎の死体が発見される。後半は倉橋部長の同期の秘書室長、鳥飼が中心に話は展開していく。
組織にいれば社長や担当役員の意に沿って危ない仕事もせざるを得ない。しかしラインの上司が梯子を外す訳がない・・と思うのは甘い。事が起きれば必ず上司の保身と逃げが始めるものだ。五代デパートでは総会屋対策は全て総務部の部長と課長が独断でやったことで済ませ、首にして終わりだ。そこにはそう仕組む同僚が必ずいるものだ。同時に売り場貸し、派遣社員の販売、返品自由の商慣習に慣れ切った凋落名門の五代デパート、ゴルフ場開発に進んだ五代グループ、色欲ボケの役員達、こういう企業に入社、巡り合せの人事異動での責任部署・・。五代デパートでなくとも一般企業内でも斯様な悲劇はまだまだ続く。
組織にいれば社長や担当役員の意に沿って危ない仕事もせざるを得ない。しかしラインの上司が梯子を外す訳がない・・と思うのは甘い。事が起きれば必ず上司の保身と逃げが始めるものだ。五代デパートでは総会屋対策は全て総務部の部長と課長が独断でやったことで済ませ、首にして終わりだ。そこにはそう仕組む同僚が必ずいるものだ。同時に売り場貸し、派遣社員の販売、返品自由の商慣習に慣れ切った凋落名門の五代デパート、ゴルフ場開発に進んだ五代グループ、色欲ボケの役員達、こういう企業に入社、巡り合せの人事異動での責任部署・・。五代デパートでなくとも一般企業内でも斯様な悲劇はまだまだ続く。
2002年5月25日に日本でレビュー済み
会社を信じて行動してきた総務部長の破滅が書かれた前半部分は、綿密な取材を通じて未知の世界に導いてくれるもので、高任ファンとして期待通りの内容でした。
しかし、復讐が始まる後半部分は、おもしろいことはおもしろいものの、内容がやや軽く感じられ、若干期待はずれでした。前半の破滅に至った原因が後半に書かれておりそれが後半の主題となるべきであるのに、その主題よりも、謎の復讐者を見破るほうに関心が向いてしまうためです。そのため、読後直後には、後半部分が2流の推理小説のように感じました。復讐の描写はほどほどにして、なぜ会社に捨てられたかを前面に出して書かれていれば、読後の満足度も違ったと思われます。(ただし、残念に思うと同時に、読み手の力量のなさも反省しました)
しかし、復讐が始まる後半部分は、おもしろいことはおもしろいものの、内容がやや軽く感じられ、若干期待はずれでした。前半の破滅に至った原因が後半に書かれておりそれが後半の主題となるべきであるのに、その主題よりも、謎の復讐者を見破るほうに関心が向いてしまうためです。そのため、読後直後には、後半部分が2流の推理小説のように感じました。復讐の描写はほどほどにして、なぜ会社に捨てられたかを前面に出して書かれていれば、読後の満足度も違ったと思われます。(ただし、残念に思うと同時に、読み手の力量のなさも反省しました)