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新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫) 文庫 – 2004/1/16

4.3 5つ星のうち4.3 152個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/1/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/1/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 374ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062739321
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062739320
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 152個の評価

著者について

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司馬 遼太郎
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題名からは分かりづらいですが、黒田官兵衛メインの歴史小説です。
大好きな、司馬遼太郎先生の歴史小説の中では、私のピカイチです。
2017年9月29日に日本でレビュー済み
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4巻まで全巻読んでみました。あとがきには「最初から別に大それた主題を設定して書いたわけではなく、戦国末期の黒田官兵衛という人物がかねて好きで、好きなままに書いてきただけ」と書いてあります。そのため、話の内容も「この時代の価値観から考えるといかに官兵衛が無欲だったか」という描写が多く使われていました。策士としての官兵衛はあまり誇張して書かれず、実際の軍師はこんなものだろうなという気がしました。例えば、水攻めは秀吉のアイデアで、実際のやり方についても官兵衛のアイデアではなくその家来の「吉田六郎大夫」のアイデアだったりします。所詮小説ですので話を盛って三国志の諸葛亮孔明のような描き方もできたと思いますが、そこはわざと抑えているように見えました。
所詮人間一人でできることなどたかがしれており、成功するかどうかは人の能力ではなくもっと別の何かなんだろうなと読んだ後に感じました。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月20日に日本でレビュー済み
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日本の国土、日本人を愛し、日本人の本質を追求し「何故あのような戦争をしてしまったのか」を問うた作家であったと思う。彼と同世代の私の父も「お国のために」と戦争へ行き、終戦後は経済復興、高度成長に尽力して死にました。司馬遼太郎さんの本を読むとなぜかそんな父のことを思い出します。
 官兵衛には「欲深いとか、栄達欲とかいうものはほとんどないと見られ 自分を自由にし、当人が嗜好する芸をこの世でやってみたかっただけだ。」
 何か「坂の上の雲」の秋山真之と通じるものがあり、司馬さんの世代の人々にも共通するものがあると思います。果たして我々現代の世代の方々に残っているとよいのですが。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月4日に日本でレビュー済み
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ようやく講談社も重い腰を上げて2015年9月から司馬さんの作品の電子化を進めてくれました。
海外に居る身としては、あぁもう一度読んでみたいと思う本がKindleで読めるのは本当にありがたい。
が、他の出版社は多少でも文庫版とキンドル版で価格差をつけていますが講談社さんは同じ価格。
そもそもキンドル化がとても遅かった講談社さんだけに書籍流通関係者への配慮があるのでしょうが、
最後は消費者への配慮が出来るかで企業としての評価が決まるような気がするのですが。。。

播磨灘物語そのものは今更言うまでもなく素晴らしい小説です。
黒田官兵衛の魅力ともあいまって楽しく読ませていただきました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月29日に日本でレビュー済み
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 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を見て黒田官兵衛に興味を抱き、全巻購入しました。
 大河ドラマの原作というわけではないので、諸々の設定や描かれ方がドラマとは異なっています。官兵衛が洗礼を受けてキリシタンになった時期もその一つ。

 本書では、官兵衛がキリシタンになったのは、初めて京に上った若かりし頃とされています。
 私個人としては、その設定の方がいろいろと合点が行く気がします。例えば、官兵衛がその後経験することになる有岡城の土牢での過酷な幽閉生活において、一年という長期間正気を保っていられたのは、心のよりどころとなる宗教があったからであろうし、牢番の加藤又左衛門が官兵衛にわが子を託したのも、同じくキリシタンだった又左衛門との間に信頼関係を築いていたからではないか(残念ながら玉松を引き取る下りは本書には登場しませんが)と考えると、納得が行きます。

 また、官兵衛の父・職隆(宗円)がいかに優れた人物だったかが、本書からは窺えます。
 こともあろうに城主が他所で幽閉される異常事態。城内が大混乱に陥り、ともすれば家臣が反乱を起こしても不思議のない状況で、皆を一つにまとめ取り仕切った職隆の技量は、人並み外れていたといってもいいと思います。
 息子と孫の命を秤にかけるという残酷な選択を強いられつつも家の滅亡の危機を回避し、官兵衛の帰還まで城を守り抜いた職隆。その知性と気品に満ちた人柄に、深く感銘を受けました。

 TVではよく分からないまま漫然と見ていた部分もよく理解できたし、未放送の部分は今後どう描かれるのか楽しみでもあるし、二度美味しい思いをしています。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年3月16日に日本でレビュー済み
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やっぱり司馬遼太郎作品は、最高ですね。iPhoneやKindleと、「いつでもどこでも」読めるというのは、シアワセです。徐々に電子形態の本を購入していきたいと思っています。雑誌は電子形態はムリだと思いますが、小説にはピッタリだと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年5月12日に日本でレビュー済み
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本その物は新品で申し分なし、

ただ、3巻目が完 と思い買いましたが
買ってから、第4巻がある事を知りました、
 表記してほしかったですね。

 1-3巻で新品(値段も定価)であり、
 4巻目は別の表示が必要ともいます。
 3巻目が完のもあるので。
2014年5月23日に日本でレビュー済み
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まだ1巻しか読んでいないので、司馬さんっぽい文章だな・というのが目下の感想です。大河ドラマが同時進行しているので、どうしても官兵衛役の岡田准一さんの顔がちらついてしまいます。彼のせいではないし、嫌いな役者さんではないのですが、少々邪魔です。電子版に押されつつある紙の本を応援してあげたいのはやまやまですが、こんなにでかい文字を使って4巻に分けられてしまうと、考え直したくなります。昔の作り方なら2巻でおさまったんじゃないですかね。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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