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ダレカガナカニイル… (講談社文庫 い 72-3) 文庫 – 2004/2/13
井上 夢人
(著)
- 本の長さ696ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/2/13
- ISBN-104062739496
- ISBN-13978-4062739498
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/2/13)
- 発売日 : 2004/2/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 696ページ
- ISBN-10 : 4062739496
- ISBN-13 : 978-4062739498
- Amazon 売れ筋ランキング: - 766,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1982年「岡嶋二人」で第28回江戸川乱歩賞、第39回日本推理作家協会賞、第10回吉川英治文学新人賞を受賞。
1989年に「岡嶋二人」解散。
1992年「井上夢人」としてソロデビュー。
最新刊は『魔法使いの弟子たち』講談社。
Facebook公式ページ「井上夢人ですっ!」
http://www.facebook.com/yumehitodesu?sk=app_147983078607823
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月19日に日本でレビュー済み
30代、男です。
井上氏の作品を初めて読みました。
いろんな要素が入って、面白く仕上がっている
素晴らしい作品ですね。
なのに、このレヴューの少なさが意外です。
過去に、書店で手に取ったことは何度かあったのですが、
表紙のイラストが想像力を萎えさせてしまい、購入には
至りませんでした。
もっと、興味をそそる意味深なイラストが良かったのではないでしょうか。
これからも、井上氏の作品を探して読み漁ろうと思います。
井上氏の作品を初めて読みました。
いろんな要素が入って、面白く仕上がっている
素晴らしい作品ですね。
なのに、このレヴューの少なさが意外です。
過去に、書店で手に取ったことは何度かあったのですが、
表紙のイラストが想像力を萎えさせてしまい、購入には
至りませんでした。
もっと、興味をそそる意味深なイラストが良かったのではないでしょうか。
これからも、井上氏の作品を探して読み漁ろうと思います。
2004年3月25日に日本でレビュー済み
~僕は、この作者の好きなところは本の構成なんです。素晴らしい文章をかくんだけど、文章だけで勝負していない、さらにその上を行くような(プラスティックなんかに代表されていると思う)ところが好きです。その点ではこの作品は期待を裏切ったが、最後に全部わかった時の想像越えた真実への驚きとパズルが完成したような心地良さはいつも通りですばらしかっ~~た。~
2011年10月15日に日本でレビュー済み
どちらかというと宗教団体側からの目線で物語が進んでいきます。
引き込まれ度&ラストも完璧でページ数の多さを全く感じさせません。
宗教信仰者は異常であるという偏見が多い中、実は無信仰の人間のほうが異常なのではないか
と物語以外のところでも考えさせられました。
引き込まれ度&ラストも完璧でページ数の多さを全く感じさせません。
宗教信仰者は異常であるという偏見が多い中、実は無信仰の人間のほうが異常なのではないか
と物語以外のところでも考えさせられました。
2016年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古でも読みたかったのでやや高くても購入しましたが、今までの中で最低の保管状態で、
中には枯れた葉が入っていました。
中には枯れた葉が入っていました。
2010年6月26日に日本でレビュー済み
SF恋愛物語。「
いま、会いにゆきます (小学館文庫)
」より前にタイムパラドックスの手法を用いた恋愛作品があった(ホントはもっと昔にあるのだろうな…)。宗教を扱っているにも関わらずさわやかに、そして悲しく仕上がっている。
2007年9月18日に日本でレビュー済み
結果的に時空を越えた壮絶な一人芝居を演じぜざるえなかった女と、その憑代にされた男との哀しき悲恋の物語。
それは、自分で自分の尾を飲み込む輪廻の輪の虜となったウロボロスの悲劇でもある・・
ラスト数ページで全てをひっくり返すどんでん返し。
実は誰々の正体は・・という「衝撃の結末物」には、いわゆる小説が小説であるが故のトリックを使ったものが少なくない。すなわち、読者は登場人物を想像はしても直接目にすることはないという特性を利用したものだ。映像化すれば全てが露呈しトリックがトリックの体をなさない。
有名なところではアイラ・レヴィンの「死の接吻」がそうだし(故に映画はつまらなかった)、最近では我孫子武丸の「殺戮に至る病」・貫井徳郎の「慟哭」がそうだ。
本編では、その心配は露ほどもない。一人の身体の中に二人の人格という、ともすれば陳腐といってもよい設定を用いているからだ。それでいて、少々のことでは驚かない「すれた」読者をもうならせる見事などんでん返しを演出する。読後に世界が反転する衝撃は、細部に渡る見事な整合性とともに、深い哀しみを伴い我々を包む。
探偵・被害者・犯人が同一のミステリとも読めるし、ある種のタイムトラベルものでもある(結末は悲劇だが、読後感はハインラインの『夏への扉』に通じるものがある)。そして、実は母親はどこにもいなかったのだという、恐怖小説ともとれるであろう。むろん、一人の男のただの妄想にすぎなかったととることも・・
ジャンル分け不要の佳作。
お勧め。
それは、自分で自分の尾を飲み込む輪廻の輪の虜となったウロボロスの悲劇でもある・・
ラスト数ページで全てをひっくり返すどんでん返し。
実は誰々の正体は・・という「衝撃の結末物」には、いわゆる小説が小説であるが故のトリックを使ったものが少なくない。すなわち、読者は登場人物を想像はしても直接目にすることはないという特性を利用したものだ。映像化すれば全てが露呈しトリックがトリックの体をなさない。
有名なところではアイラ・レヴィンの「死の接吻」がそうだし(故に映画はつまらなかった)、最近では我孫子武丸の「殺戮に至る病」・貫井徳郎の「慟哭」がそうだ。
本編では、その心配は露ほどもない。一人の身体の中に二人の人格という、ともすれば陳腐といってもよい設定を用いているからだ。それでいて、少々のことでは驚かない「すれた」読者をもうならせる見事などんでん返しを演出する。読後に世界が反転する衝撃は、細部に渡る見事な整合性とともに、深い哀しみを伴い我々を包む。
探偵・被害者・犯人が同一のミステリとも読めるし、ある種のタイムトラベルものでもある(結末は悲劇だが、読後感はハインラインの『夏への扉』に通じるものがある)。そして、実は母親はどこにもいなかったのだという、恐怖小説ともとれるであろう。むろん、一人の男のただの妄想にすぎなかったととることも・・
ジャンル分け不要の佳作。
お勧め。
2015年11月2日に日本でレビュー済み
長い。まずこの一言に尽きます。
警備会社に勤める主人公が違法行為を行ったことがきっかけで左遷され、新しい勤務先の警備対象である宗教団体へと向かうところから物語は展開します。
本作はミステリー小説でありながらSF要素が盛り込まれており、それは直接トリックに影響しないものの超常現象が絡むミステリー物が受け付けないという方は気を付けましょう。いわゆる幽体離脱が現実に「ある」ものとして本作は始終一貫しています。
全体的な仕掛けとしてはそれほど悪くないのですが、いかんせん長い。長すぎる。正直この程度のトリックで700ページは多い。短編から1000ページ越えの大長編まで読むこと自体は苦痛ではありませんが、それは無駄な描写がないというのが前提です。本作はとにかく冗長で、中だるみが強く、このトリックなら半分のページ数で充分だったんじゃないの?と読み終えてすぐ思いました。
特にSF要素と恋愛要素に大きくページが割かれておりこれが曲者。主人公の中にもう一人の人格が入り込み、そのことに主人公が混乱するわけですがその描写が本当にしつこい。そして物語を進める上で主人公とヒロインが深い恋愛に落ちることが必須なのはわかりますがこれも無理やり感が強く共感しにくい。上辺だけで惚れた腫れたと言い合っているだけという印象で、しかもこの描写もしつこい。総じて「いいから早く話を進めてくれよ」とうんざりしてしまいました。
逆を言えばそのSF要素・恋愛要素に共感できればそこそこ面白く読める小説だと思います。文章としては読みやすい部類ですしミステリー小説としては☆3。しかし物語の核に対して長すぎるのとSF・恋愛要素が合わなかったため少し評価を下げて☆2が妥当かな。
警備会社に勤める主人公が違法行為を行ったことがきっかけで左遷され、新しい勤務先の警備対象である宗教団体へと向かうところから物語は展開します。
本作はミステリー小説でありながらSF要素が盛り込まれており、それは直接トリックに影響しないものの超常現象が絡むミステリー物が受け付けないという方は気を付けましょう。いわゆる幽体離脱が現実に「ある」ものとして本作は始終一貫しています。
全体的な仕掛けとしてはそれほど悪くないのですが、いかんせん長い。長すぎる。正直この程度のトリックで700ページは多い。短編から1000ページ越えの大長編まで読むこと自体は苦痛ではありませんが、それは無駄な描写がないというのが前提です。本作はとにかく冗長で、中だるみが強く、このトリックなら半分のページ数で充分だったんじゃないの?と読み終えてすぐ思いました。
特にSF要素と恋愛要素に大きくページが割かれておりこれが曲者。主人公の中にもう一人の人格が入り込み、そのことに主人公が混乱するわけですがその描写が本当にしつこい。そして物語を進める上で主人公とヒロインが深い恋愛に落ちることが必須なのはわかりますがこれも無理やり感が強く共感しにくい。上辺だけで惚れた腫れたと言い合っているだけという印象で、しかもこの描写もしつこい。総じて「いいから早く話を進めてくれよ」とうんざりしてしまいました。
逆を言えばそのSF要素・恋愛要素に共感できればそこそこ面白く読める小説だと思います。文章としては読みやすい部類ですしミステリー小説としては☆3。しかし物語の核に対して長すぎるのとSF・恋愛要素が合わなかったため少し評価を下げて☆2が妥当かな。