日本好きの著者ですから、これまでも日本語についても何度か触れていますが、本書は日本語について書かれたものばかりで構成されています。
とはいえ、純粋に日本語以外の分野にも脱線しているものも多いのですが…。逆に言うと、ことばと歴史や周辺情勢の影響は切り離せない、ということでしょうか。
これについては、本書の結論ともいえる部分を紹介しておきましょう。
「故事、格言、諺、喩えの解釈はとても面白いが、充分な情報ストックと想像力がないと裏側に潜む風景は視えてこない。定説を鵜呑みにせず、常に独自的先行による自分流解釈を優先させる。正しい答えは日々変わっていくし、時代によっても人によっても解釈は変わるから、これを固定化することは進歩を止めてしまう。」
縦横に漂拠を操る明石節はことでも健在です。
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日本語千里眼 (講談社文庫) 文庫 – 2004/7/15
言葉の裏にひそむ「真実」を推理せよ!
「蝦(えび)で鯛を釣る」は小エビの「蝦」でなく立派な「鰕」のはず。すると、大物獲得には相応の準備が必要、という新しい意味が視えてくる。定説で満足していては、人は空想力を失い国も荒廃する。江戸っ子の喧嘩には、庶民が手にした自由な議論があった。諺(ことわざ)、格言の自分流解釈のすすめ。
(『月とスッポンと日本語』改稿&改題)
「蝦(えび)で鯛を釣る」は小エビの「蝦」でなく立派な「鰕」のはず。すると、大物獲得には相応の準備が必要、という新しい意味が視えてくる。定説で満足していては、人は空想力を失い国も荒廃する。江戸っ子の喧嘩には、庶民が手にした自由な議論があった。諺(ことわざ)、格言の自分流解釈のすすめ。
(『月とスッポンと日本語』改稿&改題)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/7/15
- ISBN-104062747898
- ISBN-13978-4062747899
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/7/15)
- 発売日 : 2004/7/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4062747898
- ISBN-13 : 978-4062747899
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,206,028位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,371位日本語研究
- - 14,260位講談社文庫
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