タイトルの意味、少しはわかる気がするんです。
本は大好きだけど、たぶん、なくても生きてはいけるんだろうなーって。
でも結局、本のところに戻ってきちゃうんですよね。
書評ほど硬くないけれど、読書エッセイとして、本の紹介として楽しめる1冊です。
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本がなくても生きてはいける (講談社文庫 き 29-10) 文庫 – 2004/6/1
岸本 葉子
(著)
女、四十、ますます本がおもしろい
家でほっとするひとりの時間は、漬物を漬けたり、ウォーキングマシーンで汗を流したり。でもやはり本はいいなあ。本の中で歩くアジアの路地裏。出会う男達。同年代の女性達に「好きなこと」を続ける秘訣を教わり、藤沢周平の時代小説に涙する。そんな愉しみを綴るエッセイ。
(『恋もいいけど本も好き』改題)
家でほっとするひとりの時間は、漬物を漬けたり、ウォーキングマシーンで汗を流したり。でもやはり本はいいなあ。本の中で歩くアジアの路地裏。出会う男達。同年代の女性達に「好きなこと」を続ける秘訣を教わり、藤沢周平の時代小説に涙する。そんな愉しみを綴るエッセイ。
(『恋もいいけど本も好き』改題)
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/6/1
- ISBN-104062747952
- ISBN-13978-4062747950
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 258ページ
- ISBN-10 : 4062747952
- ISBN-13 : 978-4062747950
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,556,843位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,381位読書法
- - 16,784位講談社文庫
- - 41,130位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月19日に日本でレビュー済み
群ようこさんにファンレターを送り、彼女の本の解説まで
書いたほどらしいが、群ようこの書評エッセイよりずっと
読みやすくて楽しめました。
お茶目だが毒舌ではない、正直だが意地悪ではない著者の
人柄が表れています。
こういう言葉で表現するのかと思わずメモりたくなりました。
人にはひらがな人間と漢字人間がいる・・、なるほどね。
何気ない言葉に知性と人生経験が出るものだな、と思いました。
書いたほどらしいが、群ようこの書評エッセイよりずっと
読みやすくて楽しめました。
お茶目だが毒舌ではない、正直だが意地悪ではない著者の
人柄が表れています。
こういう言葉で表現するのかと思わずメモりたくなりました。
人にはひらがな人間と漢字人間がいる・・、なるほどね。
何気ない言葉に知性と人生経験が出るものだな、と思いました。
2007年3月20日に日本でレビュー済み
岸本氏はエッセイストという職業にありながらなぜこんな題名なんだと矛盾を感じたのが読むことになるキッカケでした。
しかし中を見てみると・・・やっぱり読書の楽しさを教えてくれる本でした。
最近では多くの書評の本が出ていますが、岸本氏の書評は面白いということに尽きる気がします。
ただ本を読んで書いたものとは違い、岸本氏本人のエピソードを交えて楽しく書いています。
今まで知らなかった本が、どんどん自分のものになっていくのが分かります。
ある意味、この本だけで何十冊もの本を読んでいるようなお得感があります。
ぜひ手にとって読んでみてほしい1冊です。
しかし中を見てみると・・・やっぱり読書の楽しさを教えてくれる本でした。
最近では多くの書評の本が出ていますが、岸本氏の書評は面白いということに尽きる気がします。
ただ本を読んで書いたものとは違い、岸本氏本人のエピソードを交えて楽しく書いています。
今まで知らなかった本が、どんどん自分のものになっていくのが分かります。
ある意味、この本だけで何十冊もの本を読んでいるようなお得感があります。
ぜひ手にとって読んでみてほしい1冊です。
2004年12月21日に日本でレビュー済み
何かおもしろい本の話を見つけられればいいな~、と手に取りました。本書は本の内容を主な話題にする「書評」ではなく、日常のできごとを書いてみたら自然に本が登場していた、というスタイルで、「読書エッセイ」という呼び方がしっくりするように思います。
身辺に起こったできごとと紹介する本の内容が無関係だと興ざめですが、本書はエッセイの文章から本の内容へ移る流れがスムーズで、読んでいて気持ちがいいです。
文筆業の著者にそんなにドラマチックなできごとは起こりませんから、実家に帰ってくつろいでいる中でこんな本を読んだ、というような平凡なエピソードもあります。でも、本書を読んで驚くのは、本人はともかく登場する友人・知人のエピソードが非凡なことです。
たとえば、知人の夫が四十を過ぎてから、急に「化石」を趣味としはじめたという話題。その入れ込み方がふつうでなく、ただの石のかけらに見えたものを捨てたら烈火のごとく怒られたとか、住宅ローンの月々の支払いの何倍もする化石発掘ツアーの案内に憑かれたように見入っている、というエピソードが紹介されます。知人が「この人、今に、会社を辞めて化石発掘に生きる、と言い出しかねない」と心配している様子がおかしくて、思わず笑ってしまいます。
こんな非凡な友人・知人を次から次に登場させるというのは、平凡な視点をもった観察者にはできないことです。きっと、いつも高感度アンテナを張っているのでしょう。
紹介されている本も、当時話題を呼んだ本ではなく、けっこう知られていない(マニアックな)本が多かったです。本書(文庫)の元になった単行本の発行は4年前ですが、全く古さを感じさせません。いい作家を見つけました。最近の本も探してみようと思います。
身辺に起こったできごとと紹介する本の内容が無関係だと興ざめですが、本書はエッセイの文章から本の内容へ移る流れがスムーズで、読んでいて気持ちがいいです。
文筆業の著者にそんなにドラマチックなできごとは起こりませんから、実家に帰ってくつろいでいる中でこんな本を読んだ、というような平凡なエピソードもあります。でも、本書を読んで驚くのは、本人はともかく登場する友人・知人のエピソードが非凡なことです。
たとえば、知人の夫が四十を過ぎてから、急に「化石」を趣味としはじめたという話題。その入れ込み方がふつうでなく、ただの石のかけらに見えたものを捨てたら烈火のごとく怒られたとか、住宅ローンの月々の支払いの何倍もする化石発掘ツアーの案内に憑かれたように見入っている、というエピソードが紹介されます。知人が「この人、今に、会社を辞めて化石発掘に生きる、と言い出しかねない」と心配している様子がおかしくて、思わず笑ってしまいます。
こんな非凡な友人・知人を次から次に登場させるというのは、平凡な視点をもった観察者にはできないことです。きっと、いつも高感度アンテナを張っているのでしょう。
紹介されている本も、当時話題を呼んだ本ではなく、けっこう知られていない(マニアックな)本が多かったです。本書(文庫)の元になった単行本の発行は4年前ですが、全く古さを感じさせません。いい作家を見つけました。最近の本も探してみようと思います。