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ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫 む 6-26) 文庫 – 2004/10/15
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- ISBN-104062749041
- ISBN-13978-4062749046
- 出版社講談社
- 発売日2004/10/15
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- 本の長さ424ページ
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/10/15)
- 発売日 : 2004/10/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 424ページ
- ISBN-10 : 4062749041
- ISBN-13 : 978-4062749046
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,927位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
![村上 春樹](https://m.media-amazon.com/images/S/amzn-author-media-prod/3nok600mrro8mqpognpqfabmr9._SY600_.jpg)
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本の内容は、文句の付けようがないぐらい良い、現在文学。
「風の歌を聴け」の頃は二十歳だった「僕」も既に三十代の半ばに差し掛かっている。自ら「文学的雪かき」と揶揄する、やりがいはないが誰かがやらねばならぬ仕事をこなし、決して貧しくはないものの、妻には去られ、ガールフレンドにも別れを告げられた都会暮らしの男。彼は自分としては普通に生活しているのに、どうしてか月世界人のように遠くに思われている。およそ普通とは言い難い経験をした人間は、自己定義に関わらず、他者からすれば異様な存在になってしまうのだろう。だからこそ「僕」はいるかホテルに魅入られた「ユミヨシさん」、親や同年代とはうまく付き合えない、第六感に優れた美しい少女「ユキ」、消費主義の芸能界にいながら庶民的思想をもつ俳優「五反田君」らと親交を深めていけるのだ。彼らもまた異様な存在であり、その立場への共感こそが「僕」との絆だ。
「僕」は「失われた心の震え」を取り戻したい。それはティーンエイジャーの心であり、社会がまだ単純だったころの感性であり、多くのものを失う前の完全な自分なのだろう。そんな願いは叶わないと知りながら、「僕」はまたも奇妙なうねりに飛び込むことになる。
それまでの小説の登場人物も出てくる。
これまで通りのテイストに、スティーブン・キングを思い出させるモダンホラーな感じも加わって、面白く読み進める。
相変わらず、登場する女性は(わたしには)魅力的だし。
でも。
たしか、本作で村上作品を読むのを止めたはずだ、あの頃のわたしは。
どうしてだろう。
三部作+『ノルウェイ』での事柄の積み重ねで辛くなったのだろうけど、全く理由を覚えていない。
そんな興味もあって、いろんな意味でドキドキしながら下巻へ。
確かに前作の4年半後という設定だが、前作の登場人物で「僕」と直接に対面するのは羊男だけ。
前作を読まなくても必要な筋は要約されているので、本書だけでもストリーは面白く、充分楽しめる。(以下は本書の粗筋ではない)
前作で大切な人々を失った「僕」は、それを忘れようと必死に「文化的雪かき」仕事に「指と頭を(略)酷使する」が、たびたび、「いるかホテル」の夢を見る。
戻らねばと思いつつ、いつも恐怖(?)で足が竦(すく)む。
なんとか勇気を奮い起こして札幌の「いるかホテル」へ戻るが、そこで羊男と再会する。
羊男は前作ではまるで雪男かギリヤーク人の親戚のような野人だったが、本書ではパワーアップして知恵者の風格。
羊男から「オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。」とのマントラを受ける。
このマントラの力は例えば次のような効果で現れる。(上巻20章p.267)
「僕は目的を持ち、それによってごく自然にフットワークを身につけてきたのだ。悪くない徴候だった。踊るのだ、と僕は思った。あれこれと考えても仕方ない。とにかくきちんとステップを踏み、自分のシステムを維持すること。そしてこの流れが僕を次にどこに運んでいくのか注意深く目を注ぎつづけること。」
このマントラは足の竦みを解くのに有効なようだ。
本当は「僕」なんてどうでもいいかもしれない。
むしろ読者がどう変わるかではないだろうか?(小説にこんなことを言うのは!?)
評者の場合(参考にならないだろうが)―毎日泳ぐが、泳ぎのフォームを開発するのが主眼。
本書を読む前は、「歩くように泳ぐ」を目標にしていたが、今は「水をパートナーとして踊るように泳ぐ」に方針を変更した。(音楽は呼吸音かな)
下巻(評価済:「僕は上手く踊っているだろうか?」―マントラが自問に変わるとき)につづく
また、この時代(設定では1983年)における新・旧の楽曲名が挟みこまれているので、知らない曲をYouTubeで検索したりしながら読んでいた。(13歳の少女がヘッドホンで聴いている音楽も今や古典・・・。)
いろいろと発見はあったけれども、やはりこの時代、リアルタイムで読めば良かったかなという思いがよぎった。