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回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫 む 6-25) 文庫 – 2004/10/15
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都会の奇妙な空間
人生というメリー・ゴーラウンド そこでデッド・ヒートを繰りひろげるあなたに似た人――
現代の奇妙な空間――都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人……、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/10/15
- 寸法10.8 x 0.9 x 14.8 cm
- ISBN-104062749068
- ISBN-13978-4062749060
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/10/15)
- 発売日 : 2004/10/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 224ページ
- ISBN-10 : 4062749068
- ISBN-13 : 978-4062749060
- 寸法 : 10.8 x 0.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 33,659位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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タクシーに乗った男
はたして本当に小説として書いたものではないのかどうかはわからないが、摩訶不思議でついていくのが楽ではない彼の小説に比べて、とてもまともな書き物だと思う。
長編を読む時間がない人は、まずは気になる
村上さんの短編集でも読んでみたらいいかがですか。
村上春樹の文章に引き込まれて、いろんな人の人生を辿る感覚
世の中って、説明できることばかりじゃない。だから他人の話も全部が理解できて納得できることばかりじゃない。納得できない話を他人にするのは勇気が要る。小説家の村上氏だからといいたくてたまらないけど誰にも言えないことをつたえたのだろうな。
スッキリする話じゃないけど、人間の液体的な生々しさみたいなものを最後まで感じさせる短編集。
それはある部分は長編小説にの一部として活用されるかもしれないが、ある部分は不要なものとして彼の記憶の中に埋もれていく。
しかし、そんな不要物の固まりが自ら意思を持って表面に出て来ようとすることがある、と彼は言う。
そうやって表面に出てきた事実の破片が、この「回転木馬のデッド・ヒート」だ。
この本は8つの短編からなっている。
そのひとつひとつがそれぞれにまったく異なる特徴を持ち、当然だがリアリティを持って私たちに迫ってくる。
原則として事実に即して書かれているからだ。
私はこの短編集に出てくるような事態に遭遇したことは一度もない。
しかし、生きていればこの先、いずれかの話に似た話を自分以外の人から聞かされることがあるような気がする。
そして、残念ながらこの短編集に網羅されている話はすべて愉快な話からは遠いところに位置している。
ドイツ人用の半ズボンが原因で母が夫と娘を捨てた話【レーダーホーゼン】。
上手くもないチェコ人の画家から買った何気ない絵に描かれていた男に偶然出会う【タクシーに乗った男】。
人を傷つけることが天才的に上手い女が人生でたどり着いた先は【今は亡き王女のための】。
出版社に勤め不倫をしていた女が職を失い、休暇中に男を買う話【雨やどり】。
特に私が好きなこの4つの話は事実であるにもかかわらず、作り話のように完成されている。
あまり愉快な話ではないけれど、だからこそリアリティに溢れている。
そして、その文章を「<スケッチ>と呼ぶのは、それが小説でもノン・フィクションでもないから」とも。
読むほうのわたしは、文章の面白さ、そこから伝わり心に残る何かに気を置いているので、本書に収められた数編が事実か否かは気にならない。
著者が聞いた話を文章化する際に、たぶん落としたものと残したものがあり、残したものの中でもそのままのものと磨いたものがあるのだろうと思う。
そこにこのスケッチ集の面白さがあるのではないか。
何を残し、どう磨いたか、それはどうしてか。
『ねじまき鳥』にはそれまでの作品にはなかった現実性みたいなものを感じたけれど、こういったスケッチ作業が(意識的にかどうかは別として)反映されているのかなあと思った。