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終戦のローレライ(2) (講談社文庫) 文庫 – 2005/1/14

4.3 5つ星のうち4.3 59個の評価

この国に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器・ローレライを求めて出航した伊507。回収任務に抜擢された少年兵・折笠征人(おりかさゆきと)は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潜水艦との息詰まる死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌声がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻! 【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)


吉川英治新人文学賞受賞の傑作長編文庫化! 伊507に乗艦した絹見艦長以下乗組員は、フリッツ少尉の先導のもと「ナーバル」回収に全力を傾ける。「ナーバル」には特殊兵器ローレライが搭載されていた……
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2005/1/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/1/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 488ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062749718
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062749718
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 59個の評価

著者について

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福井 晴敏
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1968年、東京都墨田区生まれ。

98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推 理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作が3本映画化 された(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダムUC(4) パラオ攻略戦  (ISBN-13: 978-4044748081 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
59グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦のローレライ(3)のレビューに書いたとおりです。面白いです。
2008年1月22日に日本でレビュー済み
映画化された『ローレライ』の原作本です。文庫本で4冊組のうちの第2巻です。1巻で日本に向かっていたローレライ搭載の潜水艦UF4が、アメリカの執拗な追撃で切り離してしまったローレライの回収から始まります。

ローレライが切り離された事に気づいたアメリカが執拗な索敵をする中でのローレライの回収作業、それによって窮地に立つUF4改め伊507と2隻のアメリカ軍潜水艦との死闘が行き詰まる描写で描かれてます。そしてローレライ開発の謎もここで明かされます。なんでこの部分を映画化しなかったの?って思うくらい面白いしシーン映えする部分だと思うのですが、この巻の内容も全く映画には出てきません。

絹見艦長と高須先任将校との間で交わされる、開戦の是非と戦争の終わらせ方についての会話も見所です。
『圧倒的な国力の差を知りながら、米国に仕掛けた軍。時局に鑑みて、やむを得ない開戦だったと断じた政府。神州不滅を哀しいまでに信じた国民…。すべてが愚直でありすぎた』愚昧でも蒙昧でもない、愚直。意志して悪を為そうとした者、国を滅ぼそうとした者などひとりもいない。愚直に己の節を通さんと欲し、刀折れ矢尽きても退く術を知らず、引き返せないところにまで来てしまったこの国の人々−。『しかし、いまの我々はそれを否定も肯定もできない立場にいる』『だから、ただやり通す。それだけだ。そうすることでしか、我々は次の世代に己を示す術を知らない』
絹見艦長、格好良すぎます。この様な台詞が言える場面が人生の中にあれば、とも思いますが、逆に何でも肯定も否定もできる今の時代に生まれてこれて良かったな、とも思えるのでした…

とにかく長いです。この2巻は500ページ近くあります。でも、緊迫する戦闘シーンは一気に読みたい部分です。時間がある時に一気読みがお勧めです。
2005年4月26日に日本でレビュー済み
第24回吉川英治文学賞受賞2004年度 このミス2位、文春2003ミステリーベスト10で5位。
本作品をまだ読んでいない方のためにあえてジャンルを分けると、「女王陛下のユリシーズ号」に代表される、「海洋冒険小説」というのが一番近いだろうか?(異論もあると思うが・・・)。しかし、戦争の意味を我々に問いかけ、閉塞した現代社会へエールを送る本作品は、そのジャンルにとどまることのない大作である。 1945年8月、終戦を間近に控えた日本では、未だにあるべき終戦の形が見えないでいた。その中で、ドイツが開発した秘密兵器「ローレライ」の存在が明らかとなり、一足早く敗戦したドイツから、「ローレライ」が極秘裏に日本に運ばれることとなる。本編中で主人公・折笠征人の叫ぶ、「戦争だからって、なんでも許されるわけじゃないでしょう」ということが、本作品のメインテーマのひとつであろう。 先に書いた「亡国のイージス」だが、私にとっては文章を読みづらく感じ、世間の評判ほど面白いとは思わなかった。しかしながら、私と同様の感想を持った方も、心配することなく是非購入して頂きたい。最初の51ページ(序章)は、前作同様若干読みがたいが、ここをすぎるとあとは本を置くことが困難になる。(ただし一晩くらいの徹夜では読み終わらないと思うが・・・)このような素晴らしい作品に出会えるから、読書はやめられない。久しぶりに読書の喜びを実感できた作品であった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月5日に日本でレビュー済み
その若さにも関わらず、人の心を動かすまっすぐな言葉を持つ人物。修羅場をくぐって学んだ訳でなく、狡猾に動き回って生き延びてきた訳でもない。むしろ、世間というものを味わう前の若い人物が、周到に用意したわけでもない言葉を使って、人の心を動かす瞬間があります。「ブラックジャックによろしく」の斉藤医師とかですね。
わずか17才の折笠征人が、伊507の乗組員の心を動かすシーンが、この巻には収められています。過酷な境遇に翻弄され続け、人間としての心を閉ざしてしまったドイツ人兄妹さえも、この青年と知り合って眠っていた心が徐々に解けていく。自分でも気付かないほどわずかずつではありますが。
謎に包まれた秘密兵器「ローレライ」の正体が明らかになる、重要な第2巻ですが、私はそれよりも、征人が全員の心を動かし、みんなの心が一つになるシーンが好きです。そしてそれにより、絹見艦長が決断を下し、見事に艦を操って敵を叩くシーン(まるで「沈黙の艦隊」みたいです)は、少々非現実的ですが、痛快です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興ざめしました。
物語の冒頭からイヤな予感はしてましたが、やっぱりこんなオチだったか…。
終戦間近の日本というリアルな世界が、とたんにアニメ的なものになってしまった感じです。
まとめて4冊購入したのですが、システムの秘密が明かされてからは惰性で読みました。
1巻は面白かっただけに、残念です。
しかし、戦闘シーンには引き込まれました。
おかげで、危うく電車から降り損ねそうになったほどです。
ローレライシステムがアレでなければ、★4付けてもよかったかも…。
2005年3月15日に日本でレビュー済み
映画版が好評の潜水艦戦を舞台とした長編作の第二巻。
主人公ローレライとその周辺人物、あるいは潜水艦内のバックストーリーをリアルに描き出す迫力は、単に「描写力がある」という範囲を超えているのではないか、とすら思わせる。
潜水艦同士の戦いを描く部分も非常に緊迫感があり、中だるみの全くない中盤部分となっている。
第三巻以降、事態は急展開を迎えるが、この巻最後の部分も、現代の薄れた価値観を婉曲に問うているような、非常に印象的な終わり方になっている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年1月18日に日本でレビュー済み
第二巻。ついに『あるべき終戦の形』をもたらすとされる特殊兵器ローレライの正体が明らかにされます。そこには読者の想像を遥かに超える重い過去があり、そしてユダヤ人を大量虐殺したナチスの真実があります。フリッツ・エブナーの語る過去に、涙を流さずにはいられませんでした。
そして主人公・折笠征人は『死ぬ理由』を求めもがき続けます。何もわからないまま死んでたまるか。その想いは、果たして届くのか。
必死に生き抜く男たちを乗せた伊507の行く末から、もう目が離せません。来月発売の三・四巻。果たしてどのような結末を迎えるのか、非常に楽しみです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月24日に日本でレビュー済み
この巻では、特殊兵器ローレライの回収任務に折笠が抜擢された理由、ローレライの実体、絹見艦長と弟の関わり、フリッツとパウラの壮絶な過去、米軍潜水艦との緊迫した闘いが描かれています。潜水艦という狭い空間に急きょ寄せ集められた個性の強い兵士達は何のために命をかけるのか。生きて帰れる見込みがない状況でぶつかり合いますが、そんななかで若い折笠の行動は少しずつ何かを変えて行きます。想像以上の目まぐるしい展開、そこで起こったことがまるで見えているように錯覚さえするすぐれた描写、特にナチスがパウラにしたことは驚くばかりですが美しいかすかな歌声が残酷さと対比し、続巻も読まずにはいられません。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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