現在のハードボイルドシーンでは、西のマイクル・コナリー:ボッシュシリーズ、東のグレッグ・ルッカ:アティカス・コディアックシリーズが双璧だ、とボッシュシリーズの訳者あとがきで両方の翻訳家古沢嘉通氏が書いていたので、ボッシュシリーズに匹敵するハードボイルドにありつけると喜び勇んで「守護者」からはじめ、「奪回者」「暗殺者」と読みすすめ、「耽溺者」へと・・・
最初の二三冊では、古沢氏の推薦だと言っても正直ボッシュシリーズとは比較にならないな〜となかば諦め気分で、でも三部作はデビュー作なので、番外編となる「耽溺者」では一気にブレイク!を期待したが、グレッグ・ルッカは残念賞。マイクル・コナリーとは格が違います。
感想はこれくらいにして、内容についてコメントを・・・
まずアティカス・コーディアック三部作は(本来そちらでレビューを書くべきですが・・・)ボディガードという職業が新鮮だったので、ボッシュシリーズのような警察モノと比較して全体としてのサスペンスの組み立てが違っていて、結構楽しめます。(ここは請け合います)また、大きい話の構成も(ボディガードという職種の新鮮さからだと思うが)魅力は十分あると思います。ただ、残念なことに、ポカが多い。折角話の展開が面白くなってきたな〜と思ったら、登場人物の誰かがリアリティがない、もしくはそのシーンを挿入しても、箸休めとして後の展開に役立つのか???と?が発してしまうことが何度もありました。ここら辺りがまだ小説家としての若さか?と見逃しつつクライマックスを期待して何とか読み進めるのだが、、、残念!クライマックスがクライマックスにならないまま、、、とこの残念感はブリジット・ローガンを主人公にした番外編「耽溺者」では払拭してくれる成長を期待したが・・・
シリーズもので展開される最大の喜びは、主人公との一体感だ!ボッシュシリーズ「終決者たち」を残念感のお口直しにと読み始めた途端、久し振りに警察官に返り咲いたボッシュは完全に私の身体へと乗り移り・・・
ごめんなさい、レビューの場所が違いました、、、
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耽溺者 (講談社文庫) 文庫 – 2005/2/15
G・ルッカ待望のアティカスシリーズ第4弾薬物中毒から更生し女性私立探偵となったブリジット。更生施設で知り合った親友からの救いを求める電話を受け、彼女は自ら囮となって麻薬密売組織に戦いを挑む!
- 本の長さ672ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/2/15
- ISBN-104062749823
- ISBN-13978-4062749824
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/2/15)
- 発売日 : 2005/2/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 672ページ
- ISBN-10 : 4062749823
- ISBN-13 : 978-4062749824
- Amazon 売れ筋ランキング: - 965,144位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アティカス・コディアックとその仲間たちを主人公にしたボティ・ガード・シリーズは、どれを読んでも最高のデキだが、本書はアティカスの恋人である私立探偵のブリジットが主人公。幼なじみの窮地を救うべく、ブリッジットが単身奔走する。
ブリジットの驚くべき過去が明らかにされる。親友を救うべく堅い決意と自身との闘い、一歩引いて見守るアティカス。芯のある骨太のストーリーで一気に読ませた。納得の1冊。
ブリジットの驚くべき過去が明らかにされる。親友を救うべく堅い決意と自身との闘い、一歩引いて見守るアティカス。芯のある骨太のストーリーで一気に読ませた。納得の1冊。
2011年3月4日に日本でレビュー済み
グレッグ・ルッカの、“世界最強のハードボイルド”という惹句が付けられた、プロのボディーガード(パーソナル・セキュリティ・エージェント)、<アティカス・コディアック>シリーズの第4弾番外編。
本書ではアティカスではなく、彼の恋人、私立探偵ブリジット・ローガンが主人公の‘あたし’をつとめる。
第一部:前作『暗殺者−キラー−』の事件からおよそ2ヵ月後の9月2日。未明に‘あたし’ことブリジットにかかってきた電話は、1年ぶりに話をするという親友で妹のようにも思う2才年下のライザからの救いと助けを求めるものだった。ふたりは十代の頃麻薬中毒者(ジャンキー)で、その更生施設で知り合った仲だった。ライザには15才で身ごもった、今は10才の息子もいた。彼女はジャンキーだった過去の売人に5年ぶりに見つかって自宅へ押し入られたのだ。なんとか、彼を暴力で脅して手を引かせたつもりの‘あたし’だったが、その3週間後、彼が撃ち殺され、ライザが犯人として捕まってしまう。
ライザを刑務所送りから救うため、‘あたし’は身辺を整理して危険きわまりない麻薬組織に潜入するのだが・・・。
第二部:クリスマス・イヴ。今度の語り手は‘わたし’ことコディアック。2ヶ月以上も音信不通のブリジットの行方とその目的を探る‘わたし’だったが、このパートは、読者も‘わたし’と同じ目線で追いかけざるを得ず、目を離すことができないほどの緊張感を味わう。
第三部:翌年1月。親友の窮地を救う‘あたし’の企てが明らかになるのだが、最後の最後まで危険が‘あたし’を襲う。
本書は、親友を救うため、すべてを投げ打って、体を張るヒロインの物語だが、同時にかたく封印していた自らの暗い過去に直面し、それを振り払い、己の尊厳を取り戻すために闘うドラマでもある。文庫にして658ページの大作だが、一気にストーリーに引き込まれること必至である。
本書ではアティカスではなく、彼の恋人、私立探偵ブリジット・ローガンが主人公の‘あたし’をつとめる。
第一部:前作『暗殺者−キラー−』の事件からおよそ2ヵ月後の9月2日。未明に‘あたし’ことブリジットにかかってきた電話は、1年ぶりに話をするという親友で妹のようにも思う2才年下のライザからの救いと助けを求めるものだった。ふたりは十代の頃麻薬中毒者(ジャンキー)で、その更生施設で知り合った仲だった。ライザには15才で身ごもった、今は10才の息子もいた。彼女はジャンキーだった過去の売人に5年ぶりに見つかって自宅へ押し入られたのだ。なんとか、彼を暴力で脅して手を引かせたつもりの‘あたし’だったが、その3週間後、彼が撃ち殺され、ライザが犯人として捕まってしまう。
ライザを刑務所送りから救うため、‘あたし’は身辺を整理して危険きわまりない麻薬組織に潜入するのだが・・・。
第二部:クリスマス・イヴ。今度の語り手は‘わたし’ことコディアック。2ヶ月以上も音信不通のブリジットの行方とその目的を探る‘わたし’だったが、このパートは、読者も‘わたし’と同じ目線で追いかけざるを得ず、目を離すことができないほどの緊張感を味わう。
第三部:翌年1月。親友の窮地を救う‘あたし’の企てが明らかになるのだが、最後の最後まで危険が‘あたし’を襲う。
本書は、親友を救うため、すべてを投げ打って、体を張るヒロインの物語だが、同時にかたく封印していた自らの暗い過去に直面し、それを振り払い、己の尊厳を取り戻すために闘うドラマでもある。文庫にして658ページの大作だが、一気にストーリーに引き込まれること必至である。
2008年11月3日に日本でレビュー済み
ようやく、ブリジットに会えた!それが何よりも嬉しい。
この言葉が帯に書かれたあったのですが、これはこのアティカスシリーズのファンなら誰もが思った事です。
【守護者】から登場してるブリジットですが、彼女とアティカスの関係はある出来事を境に冷え切ってしまってました。
そのため彼女の出番が極端に少なくなってしまって寂しく思ってた時に、ブリジットを主役にした番外編が発売されるってタイミングが素晴らしいです。
本作は3作目の【暗殺者】直後から話が始まります。
そして謎だらけやったブリジットの過去が明らかになっていくのですが、アティカスさえ知らなかった驚愕の過去が明らかになります。
そんなブリジットが旧友を助けるために奔走するのが第一部で、第二部ではアティカスの目線で話はすすんでいきます。
あくまでブリジッドが主役なんでアティカスの目線でもブリジットがメインなんですよ。
旧友を助けるためにとんでもない計画を立てるブリジットとそれに巻き込まれていくアティカス。
この2人のギクシャクした関係がどうなるのかも楽しみやけど、ブリジットの計画が巧くいくのかというドキドキ感も楽しめますよ。
この番外編を読み終わると、アティカスシリーズの幅が広くなったような気がしました。
オススメです。
この言葉が帯に書かれたあったのですが、これはこのアティカスシリーズのファンなら誰もが思った事です。
【守護者】から登場してるブリジットですが、彼女とアティカスの関係はある出来事を境に冷え切ってしまってました。
そのため彼女の出番が極端に少なくなってしまって寂しく思ってた時に、ブリジットを主役にした番外編が発売されるってタイミングが素晴らしいです。
本作は3作目の【暗殺者】直後から話が始まります。
そして謎だらけやったブリジットの過去が明らかになっていくのですが、アティカスさえ知らなかった驚愕の過去が明らかになります。
そんなブリジットが旧友を助けるために奔走するのが第一部で、第二部ではアティカスの目線で話はすすんでいきます。
あくまでブリジッドが主役なんでアティカスの目線でもブリジットがメインなんですよ。
旧友を助けるためにとんでもない計画を立てるブリジットとそれに巻き込まれていくアティカス。
この2人のギクシャクした関係がどうなるのかも楽しみやけど、ブリジットの計画が巧くいくのかというドキドキ感も楽しめますよ。
この番外編を読み終わると、アティカスシリーズの幅が広くなったような気がしました。
オススメです。
2005年2月26日に日本でレビュー済み
アティカスの恋人…というには、今は微妙な立場にいるが、シリーズの重要人物であるブリジットを描いた番外編。
今回、ブリジットは周りの人々の手を拒否して、誰にも告げず、友人を救うために、一人で戦いの場に向かっていく。
それは、彼女が自分の弱さを知っていたからではないだろうか。アティカスに全てを打ち明けたとしたら、彼は喜んで手を貸してくれるだろう。しかし、それはブリジットが自分自身で立ち上がる道を閉ざしてしまうものでもある。彼女にはわかっているのだ。アティカスは自分を大事にし、愛情を向けてくれる。しかし、それは彼女にとっては自分の中にある甘えを助長するものに他ならない。自分が彼の愛情に寄り掛かり、逃げ込んでしまう自分の弱さを知っているからこそ、彼女はその手を拒否する。そして、加護される側にいるのではなく、愛する者たち、アティカスや友人たちと対等な存在でいるために、彼女は誰にも告げず、自分一人で戦うことを選ぶのである。
それと同時に、彼女は自分自身を許していなかったのだと思う。彼女の中には父親に捨てられたという思いがある。しかもその原因が自分にあることを知っているが故に、彼女は自分を許すことができない。その思いはたった一人の肉親である妹をも遠ざける原因にもなっている。彼女が自分の周りの人間に自分がジャンキーであることを告げないのはもちろんジャンキーへの奇異の視線とでもいうものを避けるためではあろう。しかし、私には彼女が自分自身を許せずにいるからではないかと思えるのだ。ジャンキーである自分。父の、家族の愛情を裏切った自分。そうした自分を自分で受け入れられないからこそ、そんな自分を他人が受け入れるということが信じられないのではないか。だから、誰にも知らせることなく、現在の生活とはきっぱりと一線を引いて、この戦いに臨んだのではないか。
しかし、だからこそこの戦いは彼女にとって、自分自身を取り戻すために必要なものであったのだと思う。最後の場面で、父の声が聞こえたように感じた時、自分のやり遂げたことを初めて、自分自身で認めることが出来たのではないかと思うのである。
自分自身を取り戻したブリジットとアティカスとの新たな関係を楽しみにしながら、本編の出版(確か、今秋?)を待ちたい。
今回、ブリジットは周りの人々の手を拒否して、誰にも告げず、友人を救うために、一人で戦いの場に向かっていく。
それは、彼女が自分の弱さを知っていたからではないだろうか。アティカスに全てを打ち明けたとしたら、彼は喜んで手を貸してくれるだろう。しかし、それはブリジットが自分自身で立ち上がる道を閉ざしてしまうものでもある。彼女にはわかっているのだ。アティカスは自分を大事にし、愛情を向けてくれる。しかし、それは彼女にとっては自分の中にある甘えを助長するものに他ならない。自分が彼の愛情に寄り掛かり、逃げ込んでしまう自分の弱さを知っているからこそ、彼女はその手を拒否する。そして、加護される側にいるのではなく、愛する者たち、アティカスや友人たちと対等な存在でいるために、彼女は誰にも告げず、自分一人で戦うことを選ぶのである。
それと同時に、彼女は自分自身を許していなかったのだと思う。彼女の中には父親に捨てられたという思いがある。しかもその原因が自分にあることを知っているが故に、彼女は自分を許すことができない。その思いはたった一人の肉親である妹をも遠ざける原因にもなっている。彼女が自分の周りの人間に自分がジャンキーであることを告げないのはもちろんジャンキーへの奇異の視線とでもいうものを避けるためではあろう。しかし、私には彼女が自分自身を許せずにいるからではないかと思えるのだ。ジャンキーである自分。父の、家族の愛情を裏切った自分。そうした自分を自分で受け入れられないからこそ、そんな自分を他人が受け入れるということが信じられないのではないか。だから、誰にも知らせることなく、現在の生活とはきっぱりと一線を引いて、この戦いに臨んだのではないか。
しかし、だからこそこの戦いは彼女にとって、自分自身を取り戻すために必要なものであったのだと思う。最後の場面で、父の声が聞こえたように感じた時、自分のやり遂げたことを初めて、自分自身で認めることが出来たのではないかと思うのである。
自分自身を取り戻したブリジットとアティカスとの新たな関係を楽しみにしながら、本編の出版(確か、今秋?)を待ちたい。
2005年3月2日に日本でレビュー済み
シリーズものと知りつつ、最新作から読んでしまいました。ですから以前の作品が「アンドリュー・バクスが絶賛」とか「デニス・ルヘインも絶賛」というキャッチ・コピーは知りませんでした。でも、なるほど彼らと共通する匂いを持つノワールであることは間違いないと思います。
しかしルヘイン描く主人公たちも、僕らと文化を(たとえば好みの音楽とか)共有する部分は持ち合わせていました。このグレッグ・ルッカは30代前半、主人公たちのファッションや音楽・言葉遣いなど僕たちおっさん世代とはちょっと相容れないものがあるのは否めません。プレイステーションに熱中するーとかね。
しかし、根底に流れるハードボイルドの魂は普遍です。本作での主人公ブリジッドとアティカスをはじめ、登場人物すべてのハートはハードに描かれています。誇り高い矜持がたとえ暗い過去に起因していると言っても。
男がみんな騎士道精神にあふれていたマーロウの世代から、ベトナムの傷を負ったボッシュ、アルコールと闘うスカダー、そしてドラッグと向き合うブリジッドと、彼らの志の高さは時代の流れとともに、起因するものこそ違え、脈々とアメリカの文化に流れているのだなーと思うとある種の感慨にとらわれざるを得ません。
もちろん若いルッカの筆は完璧とは言えず、多少ご都合主義で上滑りな部分も見受けられます。しかしこのパワーは斬新で圧倒的です。古沢嘉通氏の見事な訳出にも注目です。
しかしルヘイン描く主人公たちも、僕らと文化を(たとえば好みの音楽とか)共有する部分は持ち合わせていました。このグレッグ・ルッカは30代前半、主人公たちのファッションや音楽・言葉遣いなど僕たちおっさん世代とはちょっと相容れないものがあるのは否めません。プレイステーションに熱中するーとかね。
しかし、根底に流れるハードボイルドの魂は普遍です。本作での主人公ブリジッドとアティカスをはじめ、登場人物すべてのハートはハードに描かれています。誇り高い矜持がたとえ暗い過去に起因していると言っても。
男がみんな騎士道精神にあふれていたマーロウの世代から、ベトナムの傷を負ったボッシュ、アルコールと闘うスカダー、そしてドラッグと向き合うブリジッドと、彼らの志の高さは時代の流れとともに、起因するものこそ違え、脈々とアメリカの文化に流れているのだなーと思うとある種の感慨にとらわれざるを得ません。
もちろん若いルッカの筆は完璧とは言えず、多少ご都合主義で上滑りな部分も見受けられます。しかしこのパワーは斬新で圧倒的です。古沢嘉通氏の見事な訳出にも注目です。
他の国からのトップレビュー
Michael L. Shanks
5つ星のうち5.0
5 STAR, Darker than the 1st 3, and full of surprises.
2016年1月21日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I've liked all the Atticus Kodiak books, but this was the by far the best.
Bridget Logan's addiction was described so well, Mr. Rucka has done his research well, or there are some dark secrets in his own past.
This was a real page turner, full of surprises and dark turns, full of deeply disturbed characters, who are probably just as real.
This novel is a departure, Atticus is a supporting character, Bridget has the lead here, and oh what a dark journey does she take.
But wait, there's more, this is also a book about friendships, and what dark holes we will climb into for our true friends
I'm just really surprised this is out of print, but was able to get a pristine copy from a reseller, I'm not understanding why this isn't available on Kindle either.
Bridget Logan's addiction was described so well, Mr. Rucka has done his research well, or there are some dark secrets in his own past.
This was a real page turner, full of surprises and dark turns, full of deeply disturbed characters, who are probably just as real.
This novel is a departure, Atticus is a supporting character, Bridget has the lead here, and oh what a dark journey does she take.
But wait, there's more, this is also a book about friendships, and what dark holes we will climb into for our true friends
I'm just really surprised this is out of print, but was able to get a pristine copy from a reseller, I'm not understanding why this isn't available on Kindle either.
L. Evers
5つ星のうち5.0
Rucka Rules
2014年9月22日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Greg Ruck and Atticus Kodiak is a no lose proposition. Great series, great book, great author,
tallmanbaby
5つ星のうち5.0
Atticus Kodiak 4
2011年8月26日に英国でレビュー済みAmazonで購入
This is probably the best of the series about professional bodyguard Atticus Kodiak series so far.
As with the preceding Smoker, I bought a second hand copy, it was in reasonable enough condition, though as it was printed in 2000 it is a little worn.
Greg Rucka has now written a series of seven Kodiak novels, and has not ruled out writing more. This is the fourth, after Smoker, which felt like the most conventional of the series. This is a complete change. The bulk of the narrative is from the point of view of Bridgett Logan, the altoid popping private detective, who seems to endure an on off relationship with Kodiak. The relationship is pretty much put on hold while Bridgett returns to her past as a heroin addict while attempting to help a friend.
Although there are some fairly fearsome opponents, the real tension is over whether she will lapse back into addiction as she returns to old haunts. Rucka writes about flawed characters, they are not all square-jawed and infallible, so there is a real fear that they can easily lapse into self destruction.
While the book remains convincing throughout, including some gruesome scenes of violence and addiction, it does not feel gratuitous. Initially I felt that Bridgett sounded just a little bit too much like wise-cracking Kodiak, and the first half although engaging lacks a strong narrative tug. However after that it really does start to grip like a vice, and although the ending feels like dumb luck as much as anything else, it concludes business in a satisfying way.
As a writer Rucka is not afraid to take risks with his Kodiak franchise, this one really pays off.
As with the preceding Smoker, I bought a second hand copy, it was in reasonable enough condition, though as it was printed in 2000 it is a little worn.
Greg Rucka has now written a series of seven Kodiak novels, and has not ruled out writing more. This is the fourth, after Smoker, which felt like the most conventional of the series. This is a complete change. The bulk of the narrative is from the point of view of Bridgett Logan, the altoid popping private detective, who seems to endure an on off relationship with Kodiak. The relationship is pretty much put on hold while Bridgett returns to her past as a heroin addict while attempting to help a friend.
Although there are some fairly fearsome opponents, the real tension is over whether she will lapse back into addiction as she returns to old haunts. Rucka writes about flawed characters, they are not all square-jawed and infallible, so there is a real fear that they can easily lapse into self destruction.
While the book remains convincing throughout, including some gruesome scenes of violence and addiction, it does not feel gratuitous. Initially I felt that Bridgett sounded just a little bit too much like wise-cracking Kodiak, and the first half although engaging lacks a strong narrative tug. However after that it really does start to grip like a vice, and although the ending feels like dumb luck as much as anything else, it concludes business in a satisfying way.
As a writer Rucka is not afraid to take risks with his Kodiak franchise, this one really pays off.
Allen R. Williams
5つ星のうち5.0
Crime
2007年12月12日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
A little off the beaten path of a typical Greg Rucka book, but worth reading. I enjoyed it.
lmhh
5つ星のうち4.0
Where is the audience?
2006年9月20日に英国でレビュー済みAmazonで購入
These novels are so underrated. I had to buy Greg Rucka second hand and, with each one (after I got over the food stains!), I sat down intending to read a few pages and ended up finishing in one sitting. Atticus Kodiak is a warm, flawed character but in this novel, the action centres around Bridgett, his on/off love and it is an interesting development. She too is flawed, has secrets she wants to keep, but it gives her knowledge she can use with the best intentions - until she is in over her head. Read these books. I don't understand why they aren't bestsellers.