古美術、骨董、古代史に興味のある人に。
命なき物の声、良い物と悪い物を見極める眼つまり、美に関心ある人に。
虚実が入り混じったこの世界で息をし生き抜いているが、一時を楽しむために。
「旗師・冬狐堂」シリーズ二作目の長編であるが一気に読ませる。
刀剣商の主人芦辺。
下北沢の雅蘭堂の店主越名集冶。
そして、腕のいいカメラマン横尾硝子等々脇がいずれも存在感に満ちている。
今回は、民俗学者蓮丈那智の初登場で重要な役回りをする。
三人の女性の共通点は、媚びず常に真実と本音、世間はこれをトラブルメーカーとも呼ぶがクールビューティーである。
三角縁神獣鏡、八咫鏡がキーワードとなっている。それは、時空を自由に行き来する時の巡礼である。
人情も礼節もあり良質のミステリーとなっている。
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狐闇 (講談社文庫 き 41-4) 文庫 – 2005/5/1
北森 鴻
(著)
魔鏡が災厄を招く! 骨董界に仕組まれた罠。
魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく!
魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく!
- 本の長さ556ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104062750813
- ISBN-13978-4062750813
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 556ページ
- ISBN-10 : 4062750813
- ISBN-13 : 978-4062750813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 329,989位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2014年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は文庫になる前、初版が出たときに既に読んでいますが、著者の絶筆となった邪馬台を読むには、この本を読んでおいた方がいいというのを見て、改めて読みました。オールスターキャストで話の展開も小気味よく、何度読んでも楽しめます。
2015年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
骨董界の裏側を興味深く描き、これに殺人をからませた面白いお話。少しだけ劇画調で、推理が文系的考えで理論的でありません。現実世界では「たとえ踏切から電車に飛び込んだ自殺?と見える事故であっても、警察は、自殺、他殺の両面から一応徹底的に調べます。よってこのような素人推理がまかり通るのはあまりにも現実離れしたお話で、推理的には大人向きではありませんが、骨董界の裏話は大変面白く、読んで損はありません」。
2010年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「北森鴻」は大好きな作家の一人です。
「冬狐堂」も「蓮丈那智」も「香菜里屋」も、どれも大好きなシリーズです。
もう続編が読めないことが、寂しくてなりません。。。
「冬狐堂」も「蓮丈那智」も「香菜里屋」も、どれも大好きなシリーズです。
もう続編が読めないことが、寂しくてなりません。。。
2008年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時間が前後する中で、壮大なストーリーが描かれる。時間は前にも後ろにも自在に動き、その中で人々は自分の思惑を実現しようとする。
それにしても、民俗学と骨董の世界を見事に描いていると思う。
掛け値無しに面白い世界だ。
それにしても、民俗学と骨董の世界を見事に描いていると思う。
掛け値無しに面白い世界だ。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
入院中にこの本を読みはまりました。
1作目よりも理屈っぽいですが,北森作の他のシリーズの人物やお店が出てくるのも楽しい。
1作目よりも理屈っぽいですが,北森作の他のシリーズの人物やお店が出てくるのも楽しい。
2005年12月11日に日本でレビュー済み
「旗師」宇佐美陶子のシリーズ。
「魔境」を手に入れた陶子は事件に巻き込まれ、自分自身でカタをつけるため危険をかえり見ず戦いを挑むのだが。。
骨董の世界に加え、今回は日本の歴史の知識がふんだんに詰め込まれている。
小難しいことを知らずとも読者が十分楽しめるようになっているのは、詳しくとも難解になりすぎない説明が施されているため。
個人的には、物語の始まる部分の時間軸がわかりづらかった。
それと、歴史の重厚さは十分に伝わってくるのだが、何箇所かで肩透かしをくらうようなイージーな設定があり。
まあフィクションだものと思えばどってことないものではあるのだが。
しかし、それらをさっぴいても読ませる作品であることは確か。
他作品のキャラクターの活躍もあり、北森ファンならではの楽しみが満喫できる。
作品を十分に楽しみたいのであれば「蓮杖那智」シリーズは必読。
「魔境」を手に入れた陶子は事件に巻き込まれ、自分自身でカタをつけるため危険をかえり見ず戦いを挑むのだが。。
骨董の世界に加え、今回は日本の歴史の知識がふんだんに詰め込まれている。
小難しいことを知らずとも読者が十分楽しめるようになっているのは、詳しくとも難解になりすぎない説明が施されているため。
個人的には、物語の始まる部分の時間軸がわかりづらかった。
それと、歴史の重厚さは十分に伝わってくるのだが、何箇所かで肩透かしをくらうようなイージーな設定があり。
まあフィクションだものと思えばどってことないものではあるのだが。
しかし、それらをさっぴいても読ませる作品であることは確か。
他作品のキャラクターの活躍もあり、北森ファンならではの楽しみが満喫できる。
作品を十分に楽しみたいのであれば「蓮杖那智」シリーズは必読。