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分冊文庫版 魍魎の匣(上) (講談社文庫 き 39-103) 文庫 – 2005/6/15
京極 夏彦
(著)
「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉は決然(きっぱり)と言った。その言葉が刑事・木場を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか?研究所長の美馬坂(みまさか)とは何者か?しかし、深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した!
- 本の長さ370ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/6/15
- 寸法10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- ISBN-104062751119
- ISBN-13978-4062751117
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/6/15)
- 発売日 : 2005/6/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 370ページ
- ISBN-10 : 4062751119
- ISBN-13 : 978-4062751117
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 385,588位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読もう読もうと思ってこの時期になってしまいましたが、文庫の厚さも丁度良く外出先で読むのに支障ありません。
2011年11月29日に日本でレビュー済み
京極堂シリーズはどれも感心したり驚いたりさせられるものばかりですが、
この「魍魎の匣」は別格。
シリーズ一番の驚きを体験しました。
京極夏彦って新本格派かなあ?といつも世間の定義に疑問を思っていますが、
この作品はシリーズの中では一番本格っぽいかも。
そしてこの作品から愛すべき榎木津礼二郎の弾けっぷりが顕著さを増してきますw
分量がちょっと多いけど、
その分クライマックスの驚きとカタルシスはあるので是非。
あと、出来れば前作「姑獲鳥の夏」から読んで欲しいですね。
この「魍魎の匣」は別格。
シリーズ一番の驚きを体験しました。
京極夏彦って新本格派かなあ?といつも世間の定義に疑問を思っていますが、
この作品はシリーズの中では一番本格っぽいかも。
そしてこの作品から愛すべき榎木津礼二郎の弾けっぷりが顕著さを増してきますw
分量がちょっと多いけど、
その分クライマックスの驚きとカタルシスはあるので是非。
あと、出来れば前作「姑獲鳥の夏」から読んで欲しいですね。
2012年12月28日に日本でレビュー済み
謎の箱を抱えて旅する男との邂逅を描く冒頭は江戸川乱歩の『押絵と旅する男』を髣髴とさせるが、これは怪奇幻想大迷宮の幕開けを彩る為の単なる演出ではない。小説世界の結構に対する文学的実験、京極夏彦の挑戦なのだ。モダニズムに溢れた本格的前衛小説、しかも圧倒的に面白い。日本文学に於いてこれ程までに質量とも充実した小説が嘗てあったろうか。20世紀現代日本文学の代表作に挙げられよう。
2008年11月5日に日本でレビュー済み
一気に読了しました。
作者の作品のみならず、最近の(特に)日本のミステリー作品と呼ばれる本を(何故か)
毛嫌いして手に取ることもなかったのですが、本書を一読し、その考えを改めました。
私のように、どちらかというと古典作品に重きを置き、最近の作品を下に見ている風な
方がいらしたら、ぜひ本書を一読下さい。
見解・見識が変わります。
・非常に良く練られたストーリー、本当に面白い
・登場人物の設定、心理描写共に優れています
・一気に持っていく文章能力
全てにおいて、素晴らしい。
お薦めします!
作者の作品のみならず、最近の(特に)日本のミステリー作品と呼ばれる本を(何故か)
毛嫌いして手に取ることもなかったのですが、本書を一読し、その考えを改めました。
私のように、どちらかというと古典作品に重きを置き、最近の作品を下に見ている風な
方がいらしたら、ぜひ本書を一読下さい。
見解・見識が変わります。
・非常に良く練られたストーリー、本当に面白い
・登場人物の設定、心理描写共に優れています
・一気に持っていく文章能力
全てにおいて、素晴らしい。
お薦めします!
2009年12月9日に日本でレビュー済み
分冊で3冊とかなりのページ数ですが、
序盤から物語にグイグイ引き込まれて、先がきになっていっきに読めました。
様々な謎も綺麗にまとまり、本当に読んで良かったと思えます。
ミステリファンも、そうでない方も、とにかく読んでください。
絶対損はさせません。
文章も前作「姑獲鳥の夏」より読みやすかったです。
序盤から物語にグイグイ引き込まれて、先がきになっていっきに読めました。
様々な謎も綺麗にまとまり、本当に読んで良かったと思えます。
ミステリファンも、そうでない方も、とにかく読んでください。
絶対損はさせません。
文章も前作「姑獲鳥の夏」より読みやすかったです。
2005年9月12日に日本でレビュー済み
1994年姑獲鳥の夏でデビューした京極が1996年に発表した2作目。日本推理作家協会賞受賞作品。
「都會(とかい)を離れる歸省(きせい)の列車は空いてゐた」「男は匣(はこ)をもってゐた」「匣の中には奇麗な娘がぴったりはいってゐた」と雰囲気たっぷりの序文ではじまる本作は、自信の筆で姑獲鳥の夏からさらに大きく世界観を広げている。
前世、今生を持ち合う二人の少女、巨大な箱型研究所を運営するマッドサイエンティストの美馬坂とそこに出入りする元女優の柚木陽子。魍魎を閉じ込め信者を救済する新興宗教・御筥様(おんばこさま)と、それにつながる地獄の火車がばらまくような手足のバラバラ投棄事件。
難解な事件に立ち向かうは前作から引き続き登場の、突っ走り型刑事の木場、富豪にして超能力探偵の榎木津、「ワトソン博士役」の小説家関口。そしてわれらが京極堂。
合計1000ページ以上にわたる大作だが、大作であるがゆえの醍醐味を十分味わわせてくれる。魍魎ワールドにどっぷり浸れる上に、倒錯とトリックがいりみだれる。文句なしに京極夏彦のベストである。
分冊版にしてくれているので重くなくて読みやすいのもよい。
「都會(とかい)を離れる歸省(きせい)の列車は空いてゐた」「男は匣(はこ)をもってゐた」「匣の中には奇麗な娘がぴったりはいってゐた」と雰囲気たっぷりの序文ではじまる本作は、自信の筆で姑獲鳥の夏からさらに大きく世界観を広げている。
前世、今生を持ち合う二人の少女、巨大な箱型研究所を運営するマッドサイエンティストの美馬坂とそこに出入りする元女優の柚木陽子。魍魎を閉じ込め信者を救済する新興宗教・御筥様(おんばこさま)と、それにつながる地獄の火車がばらまくような手足のバラバラ投棄事件。
難解な事件に立ち向かうは前作から引き続き登場の、突っ走り型刑事の木場、富豪にして超能力探偵の榎木津、「ワトソン博士役」の小説家関口。そしてわれらが京極堂。
合計1000ページ以上にわたる大作だが、大作であるがゆえの醍醐味を十分味わわせてくれる。魍魎ワールドにどっぷり浸れる上に、倒錯とトリックがいりみだれる。文句なしに京極夏彦のベストである。
分冊版にしてくれているので重くなくて読みやすいのもよい。
2005年7月5日に日本でレビュー済み
京極堂シリーズのどれを最高とするかは意見の分かれる所だと思いますが、
旧字体・旧かな使いの妖しさ、「姑獲鳥の夏」より拍車のかかったけれん味や博覧強記っぷりなどを考えて、
これが京極さんの真骨頂だと感じます。
まず冒頭の旧漢字の部分を読んでみてください。
「え?!」と思った人にはお勧めです。その妖しいムードが全編をつらぬいています。
映画化は「姑獲鳥の夏」よりさらに難しいのでは。
旧字体・旧かな使いの妖しさ、「姑獲鳥の夏」より拍車のかかったけれん味や博覧強記っぷりなどを考えて、
これが京極さんの真骨頂だと感じます。
まず冒頭の旧漢字の部分を読んでみてください。
「え?!」と思った人にはお勧めです。その妖しいムードが全編をつらぬいています。
映画化は「姑獲鳥の夏」よりさらに難しいのでは。
2005年6月11日に日本でレビュー済み
著者の出身は函館ということで、この箱に関しては興味深い。
魍魎という言葉は愛知万博のマスコットモリゾーに音が似ていて興味深い。
文庫が白いというのも魅力のひとつだ。
白が好きな人、箱が好きな人に欠かさず勧めているが成果の上がらない一冊。おそらくそれとは違う嗜好の人に受けるのだろう。
魍魎という言葉は愛知万博のマスコットモリゾーに音が似ていて興味深い。
文庫が白いというのも魅力のひとつだ。
白が好きな人、箱が好きな人に欠かさず勧めているが成果の上がらない一冊。おそらくそれとは違う嗜好の人に受けるのだろう。