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照柿(上) (講談社文庫) 文庫 – 2006/8/12
高村 薫
(著)
全面改稿 待望文庫化!
「あの人殺しが遂に死んだか」
暑すぎた夏、2人の男が堕ちていく。
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。
『マークスの山』に続く合田刑事第2幕。
「あの人殺しが遂に死んだか」
暑すぎた夏、2人の男が堕ちていく。
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。
『マークスの山』に続く合田刑事第2幕。
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/8/12
- ISBN-10406275245X
- ISBN-13978-4062752459
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商品の説明
出版社からのコメント
1953年、大阪に生まれる。国際基督教大学を卒業。商社勤務を経て、'90年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。'93年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞、『マークスの山』で直木賞を受賞。'98年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞を受賞。他に『神の火』『わが手に拳銃を』『地を這う虫』『晴子情歌』、最近著に『新リア王』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/8/12)
- 発売日 : 2006/8/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 406275245X
- ISBN-13 : 978-4062752459
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,160,692位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953(昭和28)年、大阪市生れ。
1990(平成2)年『黄金を抱いて翔べ』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1993年『リヴィエラを撃て』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。同年『マークスの山』で直木賞を受賞する。1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞を受賞。2006年『新リア王』で親鸞賞を受賞。2010年『太陽を曳く馬』で読売文学賞を受賞する。他の著作に『神の火』『照柿』『晴子情歌』などがある。
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
1 星
カバー破れ
新品購入したにも関わらず、カバーが破けていました。擦れてるところがあったり、少々仕方ないかなと思いつつも、保管方法について少し疑問です。これなら中古商品で買えば良かったと少し残念に思います。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月26日に日本でレビュー済み
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高村薫の作品はとにかく描写が細かい。だから最初のうちはこちらがイライラする。だがそれを我慢して読み進めると、自分の脳裏にしっかりと人物なり描写が焼き付いているのがわかる。これは容易にははずれない。雄一郎も達夫も美保子もヤクザでさえ迫真の立ち回りをする。きっと作者の頭に彼らのイメージがこびりついていて、文章として吐き出したそれが、今度は読み手の頭にこびりつくのだ。著者は確固たる世界観を持っているのだろう。
2023年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回は熱処理工場の激アツ描写。
主人公の描写も相変わらず。
ただ、この作品の男二人の一人の女に対するのめりこみ方が尋常ではなく、ちょっとついていけない。
主人公の描写も相変わらず。
ただ、この作品の男二人の一人の女に対するのめりこみ方が尋常ではなく、ちょっとついていけない。
2019年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説を簡潔に表現するならレビュータイトルの通り。
「真夏と溶鉱炉と片頭痛と睡眠不足とトラウマと嫉妬」
幸い私はお盆の最中に読了し、思う存分苦しみ、そしてそれに続くカタルシスを堪能できた。
これから読む人は真夏に読むことをお勧めする。
ただ、忍耐がいる。
しかしその忍耐は十分報われる忍耐なので、
安心してのたうち回りながら読んでくれ。
そんなわけで上巻だけだと星3つ。
残りのレビューは下巻で。
「真夏と溶鉱炉と片頭痛と睡眠不足とトラウマと嫉妬」
幸い私はお盆の最中に読了し、思う存分苦しみ、そしてそれに続くカタルシスを堪能できた。
これから読む人は真夏に読むことをお勧めする。
ただ、忍耐がいる。
しかしその忍耐は十分報われる忍耐なので、
安心してのたうち回りながら読んでくれ。
そんなわけで上巻だけだと星3つ。
残りのレビューは下巻で。
2019年2月8日に日本でレビュー済み
20年ぶりに再読、色あせない、面白い小説というのは、あるもので、この作品も、著者,レディジョカー、マークスの山と並ぶ、三大傑作だ。その点、期待して読んだ、冷血は、少したよりなかった。
2021年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品購入したにも関わらず、カバーが破けていました。擦れてるところがあったり、少々仕方ないかなと思いつつも、保管方法について少し疑問です。
これなら中古商品で買えば良かったと少し残念に思います。
これなら中古商品で買えば良かったと少し残念に思います。
新品購入したにも関わらず、カバーが破けていました。擦れてるところがあったり、少々仕方ないかなと思いつつも、保管方法について少し疑問です。
これなら中古商品で買えば良かったと少し残念に思います。
これなら中古商品で買えば良かったと少し残念に思います。
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2006年9月21日に日本でレビュー済み
高村薫の単行本 照柿は1994年に出版された。その際の衝撃は 単行本のレビューに書いたものである。12年を経て 全面改稿されて文庫で本書が出た。
高村は 単行本を文庫化するに際し 書き直すという作業をほぼ毎回行っている。「神の火」「リビエラを撃て」「マークスの山」等。小生は かような作家は 寡聞にして他に知らない。あえて言うなら 村上春樹は 短編を長編に書き直すという作業を行っている。但し 高村のように 同じ作品をリライトするわけではない。今回の「照柿」にしても 8ヶ月もの時間を掛けて 書き直したという。
「発表された以上 その本は作者の手を離れる」という意見もあるが 高村の遣り方はその対極にあるわけだ。
レオナルドダビンチは モナリザを完成させるのには相当年月をかけたらしい。旅先にも常に携帯し 常に手を入れたという話は有名である。高村の姿勢は どこか このエピソードに似ている気がする。そこには「作品に対する誠意」とかいう綺麗事では済まされない 一種の「怨念」のようなものも感じないこともないではないか。
凄い作家だと思う。
高村は 単行本を文庫化するに際し 書き直すという作業をほぼ毎回行っている。「神の火」「リビエラを撃て」「マークスの山」等。小生は かような作家は 寡聞にして他に知らない。あえて言うなら 村上春樹は 短編を長編に書き直すという作業を行っている。但し 高村のように 同じ作品をリライトするわけではない。今回の「照柿」にしても 8ヶ月もの時間を掛けて 書き直したという。
「発表された以上 その本は作者の手を離れる」という意見もあるが 高村の遣り方はその対極にあるわけだ。
レオナルドダビンチは モナリザを完成させるのには相当年月をかけたらしい。旅先にも常に携帯し 常に手を入れたという話は有名である。高村の姿勢は どこか このエピソードに似ている気がする。そこには「作品に対する誠意」とかいう綺麗事では済まされない 一種の「怨念」のようなものも感じないこともないではないか。
凄い作家だと思う。
2018年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マークスの山・レディジョーカー・照柿までがピーク。後の作品拝読しtが、スピード感・スリリングさに欠ける。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
文庫化にはいつも大幅改稿する高村先生、今度の照柿も事前にハードカバーを読み直してから挑みました。
書き直し部分は思ったより(失礼)多くなかったものの、何故ここを書き直したか?などと検討しながら読むのもまた一興。もちろん何度読んでも読みごたえ十分の力作であり、男の仕事と女に対するどろどろとした情念をよくもここまで深く描いたな、といつも感心してしまう。書いたのが昔なので古臭さは否めないが、それでも十分楽しめると思います。
書き直し部分は思ったより(失礼)多くなかったものの、何故ここを書き直したか?などと検討しながら読むのもまた一興。もちろん何度読んでも読みごたえ十分の力作であり、男の仕事と女に対するどろどろとした情念をよくもここまで深く描いたな、といつも感心してしまう。書いたのが昔なので古臭さは否めないが、それでも十分楽しめると思います。