小泉政権の頃から、新自由クラブを振り返り、その意義を考えている珍しい一冊。内容的には新自由クラブと日本新党、さきがけなどの新党ブームの話題が中心で、序章には国民新党も登場する。
河野、田辺、山口らは今日の姿からはとても想像できないほど輝いており、また彼らが当時は日本の将来のことを真摯に考え行動していたことも読み取れる。しかし本書からは党内対立から見て取れる通り、彼らの目標である「政権交代可能な政党を作る」という目的をどのようにして達成していくのかを、彼らがまったく考えずに結党に踏み切ってしまったことも読み取れる。結局若い彼らは老獪な既存の政党指導者にはまったく太刀打ちできなかったということだ。
今これらの新党を足がかりに勢力を伸ばしている政治家が多数存在するが、彼らの主張のブレっぷりを見る限り、やはり新党などというものは作者の言うとおり「幻想」に過ぎないのかもしれない。

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「新党」盛衰記: 新自由クラブから国民新党まで (講談社文庫 あ 80-9) 文庫 – 2005/11/1
浅川 博忠
(著)
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- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104062752581
- ISBN-13978-4062752589
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 4062752581
- ISBN-13 : 978-4062752589
- Amazon 売れ筋ランキング: - 921,343位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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