高校生の頃にノベルスで読んだ一冊。
懐かしくなって再度購入致しました。
あの頃の読解力では読み取れなかった背景や心情変化も分かるようになり、改めて面白い一冊だと感じました。
鏡家サーガ、また読み直していこうかな、と。
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フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫) 文庫 – 2007/3/15
佐藤 友哉
(著)
暗黒のグルーヴが炸裂するメフィスト賞受賞作、ついに文庫化
殺意が完成した。簡単ですね。
妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。僕はスタンガンを手に捕獲を開始。でも街には77人の少女を餌食にした〈突き刺しジャック〉も徘徊していた――。世界を容赦なく切り裂くメフィスト賞受賞作!
殺意が完成した。簡単ですね。
妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。僕はスタンガンを手に捕獲を開始。でも街には77人の少女を餌食にした〈突き刺しジャック〉も徘徊していた――。世界を容赦なく切り裂くメフィスト賞受賞作!
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/3/15
- ISBN-104062753197
- ISBN-13978-4062753197
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/3/15)
- 発売日 : 2007/3/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 4062753197
- ISBN-13 : 978-4062753197
- Amazon 売れ筋ランキング: - 762,339位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章は気にならないが、ネタというかギャグがマニアック。ストーリーも最後はもうぐちゃぐちゃで、結局なんやねんという印象。
明日美という第二の主人公的なキャラクターもいるが、正直「で?」って感じ。ただ喚いてただけで不憫。この作品の売りは「壊れてる」なんだろうが、「壊れてる」というか悪い意味で訳が分からない。
ただ妹と監禁された女の子が可愛いかったので、そこは良かった。
明日美という第二の主人公的なキャラクターもいるが、正直「で?」って感じ。ただ喚いてただけで不憫。この作品の売りは「壊れてる」なんだろうが、「壊れてる」というか悪い意味で訳が分からない。
ただ妹と監禁された女の子が可愛いかったので、そこは良かった。
2012年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鏡家サーガの魅力はこの作者と周波数が合うか電波系ミステリーの宿命であり
批判者は周波数の合わない人達であり、合わない人の方が普通の一般人であり
合う人は変人であろうが、大多数の意見が真理とは限らないので楽しめた人は正常であり異常である。
合わない多数の人も正常であり異常である。
相対的にしか人間は認識出来ない故
評価の分裂するのは、至極当然の事である。
読む気が起きた時点で縁が合った事であり
読む気が起きないのは縁がないのであろう。
批判者は周波数の合わない人達であり、合わない人の方が普通の一般人であり
合う人は変人であろうが、大多数の意見が真理とは限らないので楽しめた人は正常であり異常である。
合わない多数の人も正常であり異常である。
相対的にしか人間は認識出来ない故
評価の分裂するのは、至極当然の事である。
読む気が起きた時点で縁が合った事であり
読む気が起きないのは縁がないのであろう。
2009年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は作者のある短編を読んで気に入り、本デビュー作を手に取って見たのだが、作者の「壊れた世界」は長編を支えるには無理があるとつくづく感じた。本作中で、「壊れた」と言う単語を100回以上使用しているのではないか。
作者が既存の小説にはない、独自の空間を構築しようとする意欲は上述の短編でも感じたが、本作は単なる手前勝手で独自性等とはおこがましい。作者は"あとがき"で「文庫化にあたってストーリーもキャラクターもトリックも同じ」と書いているが、本作に"トリック"があるのだろうか ? 「壊れた」一家を中心とする登場人物達が持つ、幻視、予知能力、他者との視覚共有能力、殺人を屁とも思わない倫理感、特殊な民族的信仰。これだけの要素が揃っていれば如何様な物語も創れる。トリックもへったくれもない。これも"あとがき"にあるが、「作者の好きなように」話を書いただけで、物語の整合性や読者の事は考えていない。「初めからそのつもりさ」と開き直っているいる様子なのが、増々頂けない。これではプロのエンターテインメント作家とは言えまい。
本作は、ミニコミ誌にでも発表すべき作品で、プロのレベルからは程遠い愚作。
作者が既存の小説にはない、独自の空間を構築しようとする意欲は上述の短編でも感じたが、本作は単なる手前勝手で独自性等とはおこがましい。作者は"あとがき"で「文庫化にあたってストーリーもキャラクターもトリックも同じ」と書いているが、本作に"トリック"があるのだろうか ? 「壊れた」一家を中心とする登場人物達が持つ、幻視、予知能力、他者との視覚共有能力、殺人を屁とも思わない倫理感、特殊な民族的信仰。これだけの要素が揃っていれば如何様な物語も創れる。トリックもへったくれもない。これも"あとがき"にあるが、「作者の好きなように」話を書いただけで、物語の整合性や読者の事は考えていない。「初めからそのつもりさ」と開き直っているいる様子なのが、増々頂けない。これではプロのエンターテインメント作家とは言えまい。
本作は、ミニコミ誌にでも発表すべき作品で、プロのレベルからは程遠い愚作。
2015年10月4日に日本でレビュー済み
読んだのは随分昔だけど最近再読したので書きます。
初めて読んだとき、ほんとうに眩暈がしたのをよく覚えていて、なんでこんなにチカチカするんやろうと、その理由を見つけたくて読み直したわけなんですが、
やっぱりよくわからない。文体?ストーリー?キャラクター?違う。そんなんじゃない。荒い文体に拙いストーリーに変なキャラクター。この3つの掛け合わせが偶然僕の脳に作用にして眩暈を起こしてんのかしら。んー。違う気がする。
剥き出しだからか、と思う。
作者の想像と主張と妄想が剥き出しで、普通の作品では触れられないくらい近い位置で魂的なものに触れられてしまうからチカチカチカチカしてしまうのか?
わからない、わからない、わからないけれど、しかし本書は確実に才能によって書かれている。天才でもない、秀才でもない、鬼才だろうか。とにかく、チカチカする才能。
初めて読んだとき、ほんとうに眩暈がしたのをよく覚えていて、なんでこんなにチカチカするんやろうと、その理由を見つけたくて読み直したわけなんですが、
やっぱりよくわからない。文体?ストーリー?キャラクター?違う。そんなんじゃない。荒い文体に拙いストーリーに変なキャラクター。この3つの掛け合わせが偶然僕の脳に作用にして眩暈を起こしてんのかしら。んー。違う気がする。
剥き出しだからか、と思う。
作者の想像と主張と妄想が剥き出しで、普通の作品では触れられないくらい近い位置で魂的なものに触れられてしまうからチカチカチカチカしてしまうのか?
わからない、わからない、わからないけれど、しかし本書は確実に才能によって書かれている。天才でもない、秀才でもない、鬼才だろうか。とにかく、チカチカする才能。
2012年6月2日に日本でレビュー済み
雑然とした文章に雑然とした構成に雑然としたキャラクター群。
とてもこれが小説の賞を取った作品だとは思えなかったが、
すでに出ている結果だけを見ると、著者は重版+三島賞+映画化作家になっていらっしゃるようなので受賞は正解だったと言える。
単純にこれを選んだ当時の選考委員がスゴいと思ってしまう。
さて、レビューというか感想だが、とにかくイライラする。
そのイライラ感は良くわからないが、あえて分析的に語ろうとするなら、この小説自体がイライラさせるように書かれているからだと思う。
まずキャッチフレーズの「本書は「ああっお兄ちゃーん」という方に最適です(嘘)」にイライラするし(特に括弧付けの「嘘」に)、それは端的に、「マジメ」といえば、色々語弊がありそうだが、面倒だからあえて言うと、「マジメ」なものではないですよこの小説は、という言い訳、もしくは予防線的キャッチにしか思えないところにイライラする。
サブカル的な、というかオタク的な要素もいろいろ出て来るが、リスペクトやオマージュ的な扱いではなく、アイテム的にポンと出て来るだけで、まあ僕は生粋のオタクではないんですよ、ちょっと使ってみただけです、本当は『ドグラマグラ』だって読んでるし、サリンジャーが好きなんですよ、てへぺろ的な使用法もイライラする。
物語の収束の仕方も、ふんだんにイロニックというか、皮肉的で、主人公「鏡公彦」の物語ではない、などと他キャラクターに言わせたり、僕は安易な物語に抵抗しているんだという意思ならざる照れ隠しが垣間見え、当時二十歳という事を考慮すれば可愛いと言えるかもだけど、イライラした。
総合的に言うと、安易さやベタさ、それは先人たちが錬磨して来た方法論とも言えるし、それを受け止め、または受け入れ鍛えながら新たに作って行くのがエンタメで(文学もある意味そう)、単にベタを恐れる必要などないのだが、この作品では少なくとも、強迫観念的なベタへの恐怖と言うのが全面的に見える。要するに気持ち良くない。だから、イライラする。妹が生きていたなどというオチがなぜ必要か? それは、幻想的な偶像である妹像(フリッカー)を崩すためなんだけれど、当てこすり感が出ない。そんなのそれまでに充分わかってるし、別にいらんだろ、イライラする。
けれど、こんだけイライラしている感じがある小説は珍しく、
逆に言えば、この作者ってスゴいんじゃね? という気がしてくる。
だから本当は星を五つ付けたかったのだけれど、なんかイライラするから三つにしておきます。
嘘だけど。
とてもこれが小説の賞を取った作品だとは思えなかったが、
すでに出ている結果だけを見ると、著者は重版+三島賞+映画化作家になっていらっしゃるようなので受賞は正解だったと言える。
単純にこれを選んだ当時の選考委員がスゴいと思ってしまう。
さて、レビューというか感想だが、とにかくイライラする。
そのイライラ感は良くわからないが、あえて分析的に語ろうとするなら、この小説自体がイライラさせるように書かれているからだと思う。
まずキャッチフレーズの「本書は「ああっお兄ちゃーん」という方に最適です(嘘)」にイライラするし(特に括弧付けの「嘘」に)、それは端的に、「マジメ」といえば、色々語弊がありそうだが、面倒だからあえて言うと、「マジメ」なものではないですよこの小説は、という言い訳、もしくは予防線的キャッチにしか思えないところにイライラする。
サブカル的な、というかオタク的な要素もいろいろ出て来るが、リスペクトやオマージュ的な扱いではなく、アイテム的にポンと出て来るだけで、まあ僕は生粋のオタクではないんですよ、ちょっと使ってみただけです、本当は『ドグラマグラ』だって読んでるし、サリンジャーが好きなんですよ、てへぺろ的な使用法もイライラする。
物語の収束の仕方も、ふんだんにイロニックというか、皮肉的で、主人公「鏡公彦」の物語ではない、などと他キャラクターに言わせたり、僕は安易な物語に抵抗しているんだという意思ならざる照れ隠しが垣間見え、当時二十歳という事を考慮すれば可愛いと言えるかもだけど、イライラした。
総合的に言うと、安易さやベタさ、それは先人たちが錬磨して来た方法論とも言えるし、それを受け止め、または受け入れ鍛えながら新たに作って行くのがエンタメで(文学もある意味そう)、単にベタを恐れる必要などないのだが、この作品では少なくとも、強迫観念的なベタへの恐怖と言うのが全面的に見える。要するに気持ち良くない。だから、イライラする。妹が生きていたなどというオチがなぜ必要か? それは、幻想的な偶像である妹像(フリッカー)を崩すためなんだけれど、当てこすり感が出ない。そんなのそれまでに充分わかってるし、別にいらんだろ、イライラする。
けれど、こんだけイライラしている感じがある小説は珍しく、
逆に言えば、この作者ってスゴいんじゃね? という気がしてくる。
だから本当は星を五つ付けたかったのだけれど、なんかイライラするから三つにしておきます。
嘘だけど。
2010年4月13日に日本でレビュー済み
正直、北海道が舞台なのとイトーヨーカドーが出てくるのに脳みそをくすぐられました
なので評価少し高め
よくわからないです、ええ本当に、サリンジャーの影響を受けているみたいですが個人的にキャラクターが好きです
登場人物が気に入ったら、好きになれる作品ですね
物語の最後はなんともいえない
なので評価少し高め
よくわからないです、ええ本当に、サリンジャーの影響を受けているみたいですが個人的にキャラクターが好きです
登場人物が気に入ったら、好きになれる作品ですね
物語の最後はなんともいえない
2004年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何かの雑誌で評価が良かったし変わってそうだったので購入してみたが低脳な私には理解不能・・・(それ以前に脇役の名前も凝りすぎていて読めないし)自分的には古本屋で購入すれば良かったという思いです。