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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫) 文庫 – 2006/4/14
京極 夏彦
(著)
……この村は虚構の村ですよ。でもねえ、ここに来る途中にも云いましたが、虚構と現実に差なんてないんですよ。
「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑(こわく)的な囁きは、関口巽を杳冥(ようめい)の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山(にらやま)付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑(こわく)的な囁きは、関口巽を杳冥(ようめい)の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山(にらやま)付近の集落でおきたという大量殺人は果たして“真実”なのか。かたや“死にたがる男”村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。
- 本の長さ323ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/4/14
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-104062753669
- ISBN-13978-4062753661
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商品の説明
出版社からのコメント
非常時下、伊豆の山中に起きた大量殺戮の幻その村はたしかにあったはずなのに……。光保という男の語る不思議な話に文士・関口は引き込まれる。そのころ巷に『みちの教え修身会』なる組織があらわれた。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/4/14)
- 発売日 : 2006/4/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 323ページ
- ISBN-10 : 4062753669
- ISBN-13 : 978-4062753661
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,357位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高の出だしです。3度目の読み返しですが、ワクワク感は色褪せません。
2023年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな感じで、先が気になってしょうがないが、巻数が多くて財布に厳しい。とりあえず2巻まで読んで中断。また時間と財布に余裕が出てきたら、読み進めていきたい。
2018年9月24日に日本でレビュー済み
実はこの作品が京極さんの本で1番最初に読んでしまったのですがすごい面白かったです。関口の場面が分かりにくいと感じましたがj後から読んだらすごく濃くて圧倒されました。
犯人側の思惑が複雑過ぎで誰が誰だか分からない。でもまたそこにも面白味がある。
もう3回読みました。
まだいけます。
犯人側の思惑が複雑過ぎで誰が誰だか分からない。でもまたそこにも面白味がある。
もう3回読みました。
まだいけます。
2016年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京極先生の小説中でも抜群の長さを誇る小説です。
私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。
他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。
私は旅行の電車の中でチマチマ読みました。
他の小説と同じで、大風呂敷を敷いておいて、よく最後にまとめられるものだと思いました。
2013年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品はシリーズ含め大好きです。本編には文句ないです。
毎度毎度、先が知りたくて立ち止まりたくなくてぐいぐい読み進めてしまいます。
ノベライズ版を所持しておりますが、キンドル購入にあたり再読。
電子版で小説を読むのはこれが初めて。
本編ではなくてキンドル版について。
「章を読み終わるまで」の時間の目安なんですけど「章」じゃなくてこの「(1)全て読み終わるまで」の時間なんですね。
知りたいのは「章」なのに。
電子化するときにどうにかこうにかなったりしないのかな。
毎度毎度、先が知りたくて立ち止まりたくなくてぐいぐい読み進めてしまいます。
ノベライズ版を所持しておりますが、キンドル購入にあたり再読。
電子版で小説を読むのはこれが初めて。
本編ではなくてキンドル版について。
「章を読み終わるまで」の時間の目安なんですけど「章」じゃなくてこの「(1)全て読み終わるまで」の時間なんですね。
知りたいのは「章」なのに。
電子化するときにどうにかこうにかなったりしないのかな。
2008年10月5日に日本でレビュー済み
姑獲鳥、魍魎、狂骨、鉄鼠、
と読み進み、特に、魍魎、狂骨、では
頭脳を揺さぶられるような衝撃を受けました
しかし、蜘蛛、から
そのご都合主義がハナにつくようになり
(前からあったけれども)
今回の塗仏ではもう耐え切れませんでした
さんざん「ない」と言っておきながら
「ああ!こんなところに!」
ってなに?(苦笑)
いろんな妖怪の文献から話の素地をつくり
オカルトにならないぎりぎりのラインで
話を構築する力量はさすがだと思います
でももうつきあいきれないですね
(ストーリーに無関係だけど京極先生は蛍光灯の普及年をお調べになったほうがいいかも...蜘蛛での関口の「ベースギター」の件も時代錯誤だと思う)
と読み進み、特に、魍魎、狂骨、では
頭脳を揺さぶられるような衝撃を受けました
しかし、蜘蛛、から
そのご都合主義がハナにつくようになり
(前からあったけれども)
今回の塗仏ではもう耐え切れませんでした
さんざん「ない」と言っておきながら
「ああ!こんなところに!」
ってなに?(苦笑)
いろんな妖怪の文献から話の素地をつくり
オカルトにならないぎりぎりのラインで
話を構築する力量はさすがだと思います
でももうつきあいきれないですね
(ストーリーに無関係だけど京極先生は蛍光灯の普及年をお調べになったほうがいいかも...蜘蛛での関口の「ベースギター」の件も時代錯誤だと思う)
2006年11月25日に日本でレビュー済み
分冊版ではずいぶん細かく刻まれている宴の支度・始末についてです。
この作品で、京極堂シリーズは、これまでぎりぎり踏みとどまってきた本格ミステリーの枠組みから、自らドロップアウトしました。理由は結末に直結しますので言えませんが、犯人側の仕掛けた「あれ」は、OKなら何でもあり、という反則技。確かに、他作品で主役もつとめるあの人のあの能力も微妙だったのですが、今回のは・・・・・・。したがって、本格ファンとしてはこの評価です。まあ、もともと本格の枠組みにいないよ、と言われればそれまでですが。
逆に、キャラクター小説としてこのシリーズを好きな方は、高評価のようですね。
ただ、登場人物が多すぎて収拾がついていないし、全体に散漫な印象。あと、以前の作品で、たいへん深い余韻を残して生き残ったあの人が、今作であのように必然性のない登場・退場をしたのも、なんだか・・・・・。とにかく、長いし大仕掛けだし、それでいていろんな意味で憑きものがおちていない。
あとの作品を見ても、京極氏にとっては、ターニングポイントとなったらしい1作。京極堂は、少なくともこの作品から、どこかへ向かうとは思えないのですけれど。
この作品で、京極堂シリーズは、これまでぎりぎり踏みとどまってきた本格ミステリーの枠組みから、自らドロップアウトしました。理由は結末に直結しますので言えませんが、犯人側の仕掛けた「あれ」は、OKなら何でもあり、という反則技。確かに、他作品で主役もつとめるあの人のあの能力も微妙だったのですが、今回のは・・・・・・。したがって、本格ファンとしてはこの評価です。まあ、もともと本格の枠組みにいないよ、と言われればそれまでですが。
逆に、キャラクター小説としてこのシリーズを好きな方は、高評価のようですね。
ただ、登場人物が多すぎて収拾がついていないし、全体に散漫な印象。あと、以前の作品で、たいへん深い余韻を残して生き残ったあの人が、今作であのように必然性のない登場・退場をしたのも、なんだか・・・・・。とにかく、長いし大仕掛けだし、それでいていろんな意味で憑きものがおちていない。
あとの作品を見ても、京極氏にとっては、ターニングポイントとなったらしい1作。京極堂は、少なくともこの作品から、どこかへ向かうとは思えないのですけれど。