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分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(下) (講談社文庫) 文庫 – 2006/5/16
京極 夏彦
(著)
男は笑った。「それにしても久し振りだったな中禅寺。会いたかったぞ」
「僕は――二度と会いたくありませんでしたよ」
「愉しかったでしょう。こんなに長い間楽しませてあげたんですからねえ」。宴の“黒幕”は笑った。かつて戸人村(へびとむら)でおきた事件の真相、15年後の再会に仕組まれていた邪悪な目論見、そして囹圄(れいご)の人たる関口巽は助かるのか……。事件のすべての謎を明かした果てに京極堂は時代の勢を察す。時、まさに昭和28年。
「僕は――二度と会いたくありませんでしたよ」
「愉しかったでしょう。こんなに長い間楽しませてあげたんですからねえ」。宴の“黒幕”は笑った。かつて戸人村(へびとむら)でおきた事件の真相、15年後の再会に仕組まれていた邪悪な目論見、そして囹圄(れいご)の人たる関口巽は助かるのか……。事件のすべての謎を明かした果てに京極堂は時代の勢を察す。時、まさに昭和28年。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/5/16
- 寸法10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-104062753979
- ISBN-13978-4062753975
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/5/16)
- 発売日 : 2006/5/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4062753979
- ISBN-13 : 978-4062753975
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 651,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
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