最初にこの本と出会ったのは子供の頃でしたが、
大人になった今でも読み返したくなる本です。
情景が目に浮かぶ描写に、ページを繰るたびに感じるワクワクする気持ちが何回読んでも沸き起こります。
子供にも大人にも読んでほしい、そんな一冊です。
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夜の神話 (講談社文庫 た 104-2) 文庫 – 2007/2/10
たつみや 章
(著)
誰もが考えさせられる自然の大切さ、命の尊さ
突然、生き物の言葉を理解できるようになったマサミチ。一方、父が勤める原発では非常事態が発生していた。
引っ越した田舎での生活に、馴染めずにいたマサミチ少年。ひょんなことから神様の力によって、虫や木の声が聞こえるようになり、命の大切さに少しずつ気づいていく。その一方、父が勤める原子力発電所で事故が発生。兄と慕う父の同僚、スイッチョさんは被曝してしまう。第41回産経児童出版文化賞推薦作品。
突然、生き物の言葉を理解できるようになったマサミチ。一方、父が勤める原発では非常事態が発生していた。
引っ越した田舎での生活に、馴染めずにいたマサミチ少年。ひょんなことから神様の力によって、虫や木の声が聞こえるようになり、命の大切さに少しずつ気づいていく。その一方、父が勤める原子力発電所で事故が発生。兄と慕う父の同僚、スイッチョさんは被曝してしまう。第41回産経児童出版文化賞推薦作品。
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/2/10
- ISBN-10406275651X
- ISBN-13978-4062756518
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/2/10)
- 発売日 : 2007/2/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 325ページ
- ISBN-10 : 406275651X
- ISBN-13 : 978-4062756518
- Amazon 売れ筋ランキング: - 592,718位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『夜の神話』は、『ぼくの・稲荷山戦記』(1992年)、『水の伝説』(1995年)と並び、
「神さま三部作」とも呼ばれることがある、たつみや章さんの児童文学作品です。
これらはいずれも、自然破壊や環境汚染といった現代の問題に対して、
主人公の少年が様々な神さまたちと共に立ち向かう、ファンタジー作品となっています。
本作のテーマは、今まさに重大ニュースともなっている「原子力発電所の事故」。
1993年の出版当時にも、「第41回産経児童出版文化賞」の推薦作になるなどの
高い評価を受けていますが、今まさに、読み直す価値のある作品だと思います。
主人公は、原子力発電所の技師である父を残し、
母とともに田舎に引っ越してきたマサミチ少年。
生き物の命を大事にすることを知らない自分勝手な彼は、
「ツクヨミさま」という神さまと出会うことによって
植物や動物、様々な神さまたちの世界を感じとれるようになります。
そんな彼の前に立ちふさがるのは、
"老朽化した原発の暴走を止められるのか"、また、
そこで被爆してしまった父の部下でもある大好きなお兄さん、
"「スイッチョさん」を助けられるのか"、という大問題。
「ツクヨミさま」にウサギに変えられた彼は、
いろいろな神さまたちと一緒に、原発に向かいます。
はたして、人と神の協力により、最悪の惨事は免れられるのか……。
メルトダウンを防ぐため、炉心に向かうスイッチョさんの命は救えるのか……。
3月11日の震災以来、ニュースでよく聞く様々な単語の連続、そして、
1993年に、すでに児童文学からも、こんなに真摯な形で
問題が提起されていたことに驚きます。
たぶん福島では、現在も何人もの
「スイッチョさん」が働いてくれているのではないでしょうか。
しかし、本作は、決して敷居が高いものではありません。
きっちりと読者に先を読ませるだけの物語的魅力も秘めている。
エンターテインメント性と社会的メッセージがうまく調和した良作です。
安易なハッピーエンドでないのはもちろんのこと、
読者をいたずらに悲観的にさせない結末も素晴らしいと思います。
今、このときだからこそ、大人にも子どもにも読んでほしい、
そして自分なりに、エネルギー問題について
考えはじめるきっかけとしたい作品です。
「神さま三部作」とも呼ばれることがある、たつみや章さんの児童文学作品です。
これらはいずれも、自然破壊や環境汚染といった現代の問題に対して、
主人公の少年が様々な神さまたちと共に立ち向かう、ファンタジー作品となっています。
本作のテーマは、今まさに重大ニュースともなっている「原子力発電所の事故」。
1993年の出版当時にも、「第41回産経児童出版文化賞」の推薦作になるなどの
高い評価を受けていますが、今まさに、読み直す価値のある作品だと思います。
主人公は、原子力発電所の技師である父を残し、
母とともに田舎に引っ越してきたマサミチ少年。
生き物の命を大事にすることを知らない自分勝手な彼は、
「ツクヨミさま」という神さまと出会うことによって
植物や動物、様々な神さまたちの世界を感じとれるようになります。
そんな彼の前に立ちふさがるのは、
"老朽化した原発の暴走を止められるのか"、また、
そこで被爆してしまった父の部下でもある大好きなお兄さん、
"「スイッチョさん」を助けられるのか"、という大問題。
「ツクヨミさま」にウサギに変えられた彼は、
いろいろな神さまたちと一緒に、原発に向かいます。
はたして、人と神の協力により、最悪の惨事は免れられるのか……。
メルトダウンを防ぐため、炉心に向かうスイッチョさんの命は救えるのか……。
3月11日の震災以来、ニュースでよく聞く様々な単語の連続、そして、
1993年に、すでに児童文学からも、こんなに真摯な形で
問題が提起されていたことに驚きます。
たぶん福島では、現在も何人もの
「スイッチョさん」が働いてくれているのではないでしょうか。
しかし、本作は、決して敷居が高いものではありません。
きっちりと読者に先を読ませるだけの物語的魅力も秘めている。
エンターテインメント性と社会的メッセージがうまく調和した良作です。
安易なハッピーエンドでないのはもちろんのこと、
読者をいたずらに悲観的にさせない結末も素晴らしいと思います。
今、このときだからこそ、大人にも子どもにも読んでほしい、
そして自分なりに、エネルギー問題について
考えはじめるきっかけとしたい作品です。
2018年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発のことを子どもたちに伝えたくて購入。
原発のことだけではなくて命を大切にしなければならないこと、環境のせいにしていても解決できないことなど、人生に響きます。
素晴らしい作品だと思います。
原発のことだけではなくて命を大切にしなければならないこと、環境のせいにしていても解決できないことなど、人生に響きます。
素晴らしい作品だと思います。
2013年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
娘が一気に読んでいました。何度読んでもおもしろいと言っています。勿論好みの問題だとは思いますが・・・。
2006年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
都会っ子のマサミチが、ツクヨミの神のまんじゅうを食べて、家霊や木や鳥と話が出来るようになり、心の闇鬼(アンキ)を追い出して、父の勤める原子力発電所の事故を食い止めるという物語。
後半特に、原子力発電所の事故を食い止めるべく、必死に頑張る父やスイッチョさんの行動や心の動きが丁寧に描かれ、臨床感あふれる物語になっています。迫力があり、感動してしまいました。
この物語が書かれてから10年以上が過ぎようとしていますが、まだまだ、多くの人に この本が読まれるべきだと思いました。
後半特に、原子力発電所の事故を食い止めるべく、必死に頑張る父やスイッチョさんの行動や心の動きが丁寧に描かれ、臨床感あふれる物語になっています。迫力があり、感動してしまいました。
この物語が書かれてから10年以上が過ぎようとしていますが、まだまだ、多くの人に この本が読まれるべきだと思いました。
2011年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何年も前に読んだ事があって、福島原発の問題でこの本の存在を思い出し、タイトルも作者も忘れていましたが、なんとか探し出せて、読み返しました。読み返してみて、ワクワクして面白かったけど、スイッチさんを思うとちょっと切なくなりました。今、第2、3...のスイッチさんが今も被爆しながら作業されているのだな...と心が苦しくなりました。一刻も早く解決して欲しい。奇跡が起こって欲しいと願ってます...。
2004年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たつみやさんのお話は、どれも面白く、そして大切なメッセージが詰まっています。
話のテンポもよく、気付くと読み終わっていて「もう?」とびっくりするくらいです。
中でもこの『夜の神話』はすごくオススメです。
語り始めると長く、そしてネタバレしてしまうので省略しますが、とにかく読んで損はしません。
児童書となっていますが、大人が読んでも面白いです。
現代社会で段々と忘れられてきている、色々な『大切な事』。
とても勉強になる一冊だと思います。
話のテンポもよく、気付くと読み終わっていて「もう?」とびっくりするくらいです。
中でもこの『夜の神話』はすごくオススメです。
語り始めると長く、そしてネタバレしてしまうので省略しますが、とにかく読んで損はしません。
児童書となっていますが、大人が読んでも面白いです。
現代社会で段々と忘れられてきている、色々な『大切な事』。
とても勉強になる一冊だと思います。
2015年2月6日に日本でレビュー済み
が。。。神話やファンタジーと、現実はあいいれない部分もあるのだなと、ちょっと複雑な気持ちが残りました。「やむにやまれぬ」とか、「きれいごとではすまされない」という言葉が脳裏を横切りました。