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富士山大噴火 (講談社文庫) 文庫 – 2007/8/11
鯨 統一郎
(著)
300年の眠りから富士が覚醒する!?
8月1日に東京で地震が発生する。天文台に勤務する新藤一美の予知はピンポイントで的中。幸い死者は出なかったものの、これに呼応するように富士山周辺で不気味な前兆現象が観測される。動物の異常行動、山体の膨張……、そして一美の噴火予知。情報を知らされたカメラマンの達也とライターのさゆりは!?
8月1日に東京で地震が発生する。天文台に勤務する新藤一美の予知はピンポイントで的中。幸い死者は出なかったものの、これに呼応するように富士山周辺で不気味な前兆現象が観測される。動物の異常行動、山体の膨張……、そして一美の噴火予知。情報を知らされたカメラマンの達也とライターのさゆりは!?
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/8/11
- ISBN-104062756722
- ISBN-13978-4062756723
この著者の人気タイトル
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/8/11)
- 発売日 : 2007/8/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4062756722
- ISBN-13 : 978-4062756723
- Amazon 売れ筋ランキング: - 720,805位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読み終わりました。久々にワクワクした作品になっています。登場人物の名前では、多少のお遊びがありますが、全体として良くできていると思います。リアルな話題ですが、よく絞り込まれていていました。今富士山が噴火したら、日本は本当に機能を失ってしまうかもしれません。意外なモノの影響によってですが・・・
2007年10月27日に日本でレビュー済み
読んでいてただ感服するのみである。
内容に対しても、またタイトルに踊らされて散財をしてしまった自分に対しても。
富士山という身近な存在がテーマとなっているだけに、読む前の期待は大きかったが、その期待を無視するかのような大胆な描写で、しばらく思考が停止してしまいそうになった。
富士山が噴火する前の、架空の理論を使って膨らむ表面的な緊迫感。
既知の自然現象ではおそらく説明が出来ないであろう火山噴火の描写。
噴火の描写は何もかもが新しい発見にあふれている。
雲仙、三宅島、ハワイをはじめとする、火山を扱った映像等を通じて持っていた噴火災害のイメージが一切通用しない。
溶岩流はこんなにも早く流れるものなのか。さらに途中にあるいくつもの山を無視するかのごとく越えられる程パワフルで厚いものなのか。恐怖に震える。そして静岡市西部にいる主人公めがけてピンポイントで狙ったかの如く真直ぐ流れてくる溶岩。
しかし逃げられなくて体の一部が飲まれても火傷だけで済む、それならさほど怖くはない。
この規模の噴火が短時間で起こり、これだけ早く溶岩が流れるなら、周辺の住民(本作で溶岩に埋まったと思われる範囲では少なくとも100万は超えるだろう)は逃げる暇もなく噴出物に
埋まり、市街地は復興の目処も立たないほど壊滅するのだろう。心配だ。
でも意外と死者は少ないし、街は早くも落ち着きを取り戻している。
感心を受けた噴火の描写はこれだけにとどまらないが、このような噴火でこの程度の被害なら、富士山が噴火しても余り心配することはない…と思えてしまう。
できれば火山噴火の描写についてもっとディティールとボリュームが欲しいところだ。
詳細な描写を大量にばらまいて読者を圧倒して煙に巻いておけば、出鱈目な内容でもあらが目立たないはずだ。
「富士山」という実在の身近な山と自然現象をテーマにする以上、理論的な詳細なところまで踏み込んで、とは言わないまでも、素人でも感じられる程の最低限のリアリティは欲しい。
これが地球上の自然現象が全く成立しない何処かの惑星を舞台にした作品ならば、3流SF
としてある程度自分を納得させることが出来るのかもしれないが…
作者が現実の富士山と周辺に実在する都市を念頭に置いて創作したものと主張するのであれば、本作は作者の「荒唐無稽さ」と「リサーチ能力の欠如」が露呈した逸品であると言いたい。少し聞きかじった程度の情報を、ろくに検証もせず適当に並べ立てて、変な自然現象を創作しているに過ぎない。
少なくとも作者は静岡県の地図「さえ」見たことが無いのではないか?と思ってしまう。
裏付けの無い適当な創作を「トリビア」と呼べるのか、甚だ疑問である。
売れている作家とはいえ、この程度の内容でも出版が許され、あまつさえ文庫化までされたという事実は、文筆業を志す者にとっては大きな福音となるであろう。
作者の他の作品を読んだことはないし、今後も読む気にはなれないので比較のしようがないが、この程度でも、作者のファンから見れば、これが作者の持ち味ということになるのだろうか?
内容に対しても、またタイトルに踊らされて散財をしてしまった自分に対しても。
富士山という身近な存在がテーマとなっているだけに、読む前の期待は大きかったが、その期待を無視するかのような大胆な描写で、しばらく思考が停止してしまいそうになった。
富士山が噴火する前の、架空の理論を使って膨らむ表面的な緊迫感。
既知の自然現象ではおそらく説明が出来ないであろう火山噴火の描写。
噴火の描写は何もかもが新しい発見にあふれている。
雲仙、三宅島、ハワイをはじめとする、火山を扱った映像等を通じて持っていた噴火災害のイメージが一切通用しない。
溶岩流はこんなにも早く流れるものなのか。さらに途中にあるいくつもの山を無視するかのごとく越えられる程パワフルで厚いものなのか。恐怖に震える。そして静岡市西部にいる主人公めがけてピンポイントで狙ったかの如く真直ぐ流れてくる溶岩。
しかし逃げられなくて体の一部が飲まれても火傷だけで済む、それならさほど怖くはない。
この規模の噴火が短時間で起こり、これだけ早く溶岩が流れるなら、周辺の住民(本作で溶岩に埋まったと思われる範囲では少なくとも100万は超えるだろう)は逃げる暇もなく噴出物に
埋まり、市街地は復興の目処も立たないほど壊滅するのだろう。心配だ。
でも意外と死者は少ないし、街は早くも落ち着きを取り戻している。
感心を受けた噴火の描写はこれだけにとどまらないが、このような噴火でこの程度の被害なら、富士山が噴火しても余り心配することはない…と思えてしまう。
できれば火山噴火の描写についてもっとディティールとボリュームが欲しいところだ。
詳細な描写を大量にばらまいて読者を圧倒して煙に巻いておけば、出鱈目な内容でもあらが目立たないはずだ。
「富士山」という実在の身近な山と自然現象をテーマにする以上、理論的な詳細なところまで踏み込んで、とは言わないまでも、素人でも感じられる程の最低限のリアリティは欲しい。
これが地球上の自然現象が全く成立しない何処かの惑星を舞台にした作品ならば、3流SF
としてある程度自分を納得させることが出来るのかもしれないが…
作者が現実の富士山と周辺に実在する都市を念頭に置いて創作したものと主張するのであれば、本作は作者の「荒唐無稽さ」と「リサーチ能力の欠如」が露呈した逸品であると言いたい。少し聞きかじった程度の情報を、ろくに検証もせず適当に並べ立てて、変な自然現象を創作しているに過ぎない。
少なくとも作者は静岡県の地図「さえ」見たことが無いのではないか?と思ってしまう。
裏付けの無い適当な創作を「トリビア」と呼べるのか、甚だ疑問である。
売れている作家とはいえ、この程度の内容でも出版が許され、あまつさえ文庫化までされたという事実は、文筆業を志す者にとっては大きな福音となるであろう。
作者の他の作品を読んだことはないし、今後も読む気にはなれないので比較のしようがないが、この程度でも、作者のファンから見れば、これが作者の持ち味ということになるのだろうか?
2007年12月24日に日本でレビュー済み
前振りを延々と並べて、散々期待感を煽った挙句、残りページ僅かになってようやく始まる噴火。
たとえ富士山が噴火したとしても、こんな災害にはならないだろう、と火山の専門家でない素人でも
(たとえ常識や先入観を排除したとしても)違和感を覚える変な展開。
噴火が始まってからある程度予想が付いていたが、尻切れトンボ的に、突然(無理矢理)終わる
(終わりにさせられる)災害。原稿用紙が尽きたか、締め切りが迫ったのか。疲れたか、飽きたか。
余りにも軽薄なラストシーン。悲壮感を前面に押し出す必要は無いとは思うが、それでもこれは酷い。
主人公たちの会話からは、まるで災害は他人事だと思っているような印象を受ける。自分たちも直接
噴火の被害に遭ったというのに、こんな気持ちになれるのか?
この一冊を読んで、作者の執筆に対するいい加減な姿勢を感じた。
どうもこの作者、頭の中に浮かんだイメージを並べる事には力を入れても、それを検証するという発想は
無い様に思われる。
少し地図を見れば確認できる様な事でも、平然と滅茶苦茶な描写を並べている。
舞台となった場所に行った事も無いのでは?行ったことがあればこんな内容にはならない筈。
実在する場所を舞台にしている以上は、最低限の確認は必要だと思う。
災害の規模に関する数字(例えば津波の高さとか、発生場所とか…)にしても、ちゃんとした研究データ
に基づいたものなのか、怪しい。
イメージから適当にひねり出した数字なのだろう、おそらくは。
恥ずかしくないのか、と思うのだが、発想が無いのであれば恥ずかしく思うことも無いんだろう。
この小説、注目するのは「空想科学読本」の柳田理科雄氏か、「と学会」の面々くらいだと思うのだが。
数ある作者の作品のうち、これは「ハズレ」で、他は良作が揃っている、というファンのお叱りを受けそうだが、
この一冊読んで感じた作者の姿勢から、他の作品も推して知るべし。
説得力の無い、いい加減で薄っぺらい内容の小説をとても人に勧める気にはなれない。
但し、「鼻で笑える小説」をお求めの方には遠慮なくお勧めする。
たとえ富士山が噴火したとしても、こんな災害にはならないだろう、と火山の専門家でない素人でも
(たとえ常識や先入観を排除したとしても)違和感を覚える変な展開。
噴火が始まってからある程度予想が付いていたが、尻切れトンボ的に、突然(無理矢理)終わる
(終わりにさせられる)災害。原稿用紙が尽きたか、締め切りが迫ったのか。疲れたか、飽きたか。
余りにも軽薄なラストシーン。悲壮感を前面に押し出す必要は無いとは思うが、それでもこれは酷い。
主人公たちの会話からは、まるで災害は他人事だと思っているような印象を受ける。自分たちも直接
噴火の被害に遭ったというのに、こんな気持ちになれるのか?
この一冊を読んで、作者の執筆に対するいい加減な姿勢を感じた。
どうもこの作者、頭の中に浮かんだイメージを並べる事には力を入れても、それを検証するという発想は
無い様に思われる。
少し地図を見れば確認できる様な事でも、平然と滅茶苦茶な描写を並べている。
舞台となった場所に行った事も無いのでは?行ったことがあればこんな内容にはならない筈。
実在する場所を舞台にしている以上は、最低限の確認は必要だと思う。
災害の規模に関する数字(例えば津波の高さとか、発生場所とか…)にしても、ちゃんとした研究データ
に基づいたものなのか、怪しい。
イメージから適当にひねり出した数字なのだろう、おそらくは。
恥ずかしくないのか、と思うのだが、発想が無いのであれば恥ずかしく思うことも無いんだろう。
この小説、注目するのは「空想科学読本」の柳田理科雄氏か、「と学会」の面々くらいだと思うのだが。
数ある作者の作品のうち、これは「ハズレ」で、他は良作が揃っている、というファンのお叱りを受けそうだが、
この一冊読んで感じた作者の姿勢から、他の作品も推して知るべし。
説得力の無い、いい加減で薄っぺらい内容の小説をとても人に勧める気にはなれない。
但し、「鼻で笑える小説」をお求めの方には遠慮なくお勧めする。
2007年10月23日に日本でレビュー済み
「北京原人の日」のカメラマン達也&ライターさゆりコンビのシリーズ第2弾。
流星に反射するFM電波と地震雲の観測による地震予知,動物の異常行動,大気中のイオン濃度の変化など様々なデータから,富士山の大噴火が間近と感じた二人が,市井の研究者らと手を組み,腰の重い役所や専門家に働きかけていく・・・。
圧倒的なディティールとトリビアを織り交ぜながら,その日その時へ一直線にたたみこんでいく。やや終盤くさすぎる感は否めないものの,「実際に富士山が噴火したら・・」と読んでいて怖くなる。
単行本刊行の時は,余り評判にはならなかったようだが,もっと注目されてもいいと思う。
流星に反射するFM電波と地震雲の観測による地震予知,動物の異常行動,大気中のイオン濃度の変化など様々なデータから,富士山の大噴火が間近と感じた二人が,市井の研究者らと手を組み,腰の重い役所や専門家に働きかけていく・・・。
圧倒的なディティールとトリビアを織り交ぜながら,その日その時へ一直線にたたみこんでいく。やや終盤くさすぎる感は否めないものの,「実際に富士山が噴火したら・・」と読んでいて怖くなる。
単行本刊行の時は,余り評判にはならなかったようだが,もっと注目されてもいいと思う。
2011年11月18日に日本でレビュー済み
う〜ん、何と言って良いのかな。「富士山大噴火」と言うタイトルでセンセーショナルに煽って、あわよくば手に取って
買ってくれれば儲けもの、と言う程度の気持ちで書いたのかな?と言うのが読後感です。
デビュー作をとても楽しく読んだので、他の作品を結構読んだのですが、一部のシリーズを除いては駄洒落おちばかりで
がっかりしてました。
本作は珍しくシリアス(駄洒落無し)路線で、それ故期待して読んだのですが、災害パニックを題材とした小説の割には恐怖心
もわかず、むしろ素人でも「?」と思えるようなご都合主義や、怪我の程度、状況描写で、正直がっかりでした。
巻末の解説も、普通は作品ないしは作者を絶賛する内容なのに、他の災害パニック小説を紹介する程。
買ってくれれば儲けもの、と言う程度の気持ちで書いたのかな?と言うのが読後感です。
デビュー作をとても楽しく読んだので、他の作品を結構読んだのですが、一部のシリーズを除いては駄洒落おちばかりで
がっかりしてました。
本作は珍しくシリアス(駄洒落無し)路線で、それ故期待して読んだのですが、災害パニックを題材とした小説の割には恐怖心
もわかず、むしろ素人でも「?」と思えるようなご都合主義や、怪我の程度、状況描写で、正直がっかりでした。
巻末の解説も、普通は作品ないしは作者を絶賛する内容なのに、他の災害パニック小説を紹介する程。
2008年8月15日に日本でレビュー済み
串田理論や地震雲に頼るいい加減な予知がドカドカ的中する描写も恐れ入ったが、何より直下でマグニチュード7.6もの地震が起きた東京で死者が1人も出ないとか、富士山の噴火の描写のあまりのメチャクチャぶりは開いた口が塞がらないほどです。
静岡安倍川駅に火山弾が到達するって、50km以上もあるぞ! 全山が吹っ飛んだってあり得ない。しかもそこまで溶岩が到達? 地図を見てみなさい。どうすれば山を越えて溶岩が流れるんだ? 溶岩が流入したら駿河湾に大津波? ハワイや大島でそんなことが起きていますか?
このストーリーはリアリティがまったくない、まさにトンデモ小説です。
参考にしてる著書もお菓子なのが多いしなあ。
静岡安倍川駅に火山弾が到達するって、50km以上もあるぞ! 全山が吹っ飛んだってあり得ない。しかもそこまで溶岩が到達? 地図を見てみなさい。どうすれば山を越えて溶岩が流れるんだ? 溶岩が流入したら駿河湾に大津波? ハワイや大島でそんなことが起きていますか?
このストーリーはリアリティがまったくない、まさにトンデモ小説です。
参考にしてる著書もお菓子なのが多いしなあ。
2005年4月24日に日本でレビュー済み
あまりにも素人臭い文章で、なんでこれが出版される運びになったのか全くわからない。
地震予知の方法といい、溶岩や津波に襲われても生きている主人公たちといい、唐突に終わる噴火といい、全く不思議な小説です。トンデモ本を読みたい向きにはお薦めかも。
地震予知の方法といい、溶岩や津波に襲われても生きている主人公たちといい、唐突に終わる噴火といい、全く不思議な小説です。トンデモ本を読みたい向きにはお薦めかも。